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2006年11月09日
テーマ：介護・看護・喪失(5296)
カテゴリ：ALS関連
昨日は父の頭の傷の検査のため病院へ行ってきた。 病院はとっても混んでいて、二時間近くかかったので、父の機嫌がどうなるかなって 気になったけれど、待ち時間は中庭で日向ぼっこしたりして過ごしてました  頭の傷は治り具合もいいようで、明日抜糸となりました。 ホッチキスで止められてる傷跡はとても痛々しく診察室で思わず 「わああ～～～～！す・すごい～～～」と声をあげてしまったほど  父は、「写真撮っといて～」って言ってた（笑） その後私の家に寄ってもらって一緒にお昼を。 コンビニで弁当を買ったり、子供の為にケーキ  をっていうのでケーキ屋さんに寄ったりして家で昼食をしたんだけど、久しぶりに一緒に食事をすると父の嚥下障害が とても進行してることに改めて気付く・・・。 殆ど食べれないし、少し食べては吐きにいく・・・。 吐いてるときもすんなりとは出ない。口から吐き出すためにものすごい労力が必要だ。 しかも吐き出す時に舌を噛むらしい。舌の付け根のほうを噛んでしまうらしいが 普通に噛むのとは訳が違うわけで、噛もうと思って噛むのではないので 噛む力を加減できない。だから噛み切ってしまいそうな勢いで噛んでしまう・・・。  それにご飯を咀嚼するときも、歯がガチガチと鳴る。 舌が上手く動かないので、食べ物が歯の間にあるときだけ噛むわけでもない。 だから歯軋りのような音が常に響く・・・。 お腹はすいてるのに殆ど食べられない姿は辛い・・・。 父も「食べる事と吐き出す事、食後の口内掃除に一日の労力の大半をつぎ込んでる。」 と、笑ってた・・・。  結局エンシュアを飲んで、ビールを少し飲んでリビングで昼寝してもらった  もう、イロウの時期が来てるんだろう・・・。 でも何とか食べやすい食事が出来ないものだろうか・・・。 何でもいい～。「あ～今日は食べやすくて美味しかった」と言ってもらえるご飯ってないかな。 煮込み・トロミ・刻み・納豆や豆腐や鰻・・・ 本当に色々作ってきたけれど、何かないんだろうかって思う・・・。 でもね～、私がとっても切ない気持ちでいたとき、父が突然笑い出して～。  何？？って聞くと一生懸命ジェスチャーで伝えてくれた。 「杏（長女小２）が下校したらこの机の下に隠れるから、黙ってて」 「(~-~;)ヾ(-_-;) オイオイ...急いで机の下に潜ったら又頭ぶつけるでしょうが！！」 それでも杏が帰ってきたら部屋の隅っこへ隠れにいった父。 しかも明らかに目立つのに、それに気付かず部屋に入ってきて、ちょっとビックリしてた杏（笑） この二人って一体・・・（笑） ↓病院の中庭にて・・・  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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