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テーマ:介護・看護・喪失(5292)
カテゴリ:ALS関連
昨日は昼からずっと実家へ。 父の吸引器(レンタル)が届く日だったから『私も説明聞きたい~』と行ってきました♪o(^o^o) ちょうど実家へついた時は父も治験通勤から帰ってきてたところで なかり疲れた辛そうな顔。それに機嫌も悪い。 しばらくは会話もせず、自分で動いてるのを見守るしかない。 ちょっと腕を動かすのも、歩くときも、何かするたびに 「う~~~んう~~ん」と声がもれる状態だった。 それだけ力を振り絞ってるって感じ。 でも頼まれないことを「やろうか?」って言っても首を振られるので 「服着せて」って持ってくるまでは知らぬ顔で佑(次女3歳)と遊んでた そうして、大分父もリラックスしてきたところで、 ケアマネさんやリハビリ担当の人も来てくれてる『訪問看護ステーション』から看護婦さんが持ってきてくれました(^O^*=*^O^) 当初はもっと早い時期に頼んでたのが急に担当の看護婦さんがだめになったらしく(訪問日の前日急に電話で言われたと父は今日来た人にこぼしてた(苦笑))、吸引器のことも忘れられてたかのように延ばし延ばしだった様子だったけど、まぁ今日来てくれた看護婦さんは感じの良い方で父もご機嫌さんでした(*^▽^*) 使い方の説明に入る前に『レンタル器を置いて帰る書類にサインをお願いしたいのですが、忘れてきましたアハハ』と。父は話の途中からペンを探してたから『ガクッ』ってコケてました それにセッティングのときチューブを本体に取り付けるのになかなか入らない(;^ω^A 『あれ?何これ?違うやつ?どういうことやろ』と一人あせってかなり無理無理にはめ込むまで5分以上(苦笑) 結構天然さんですか?って感じでしたよσ(^◇^;)。。。 何とか使い方の説明に入り、説明後父が実践することに! カテーテルをもち、自分でしてみるものの『舌を動かせないから難しい。これなら自分で口洗いに洗面所行く方がマシ』とf^_^; 単に舌の問題じゃなく、圧の調節を片手でしながら片手で器用に口内を動かせるほど上肢の状態がよくないから無理なんだと思う。 すぐ口の中にくっついて(吸い付いて)動かせないみたいで… 寝たきりの人に介護人が使用するには支障ないんだろうけど、 動きのとりずらい人が自分で座って使用する分には厳しいかな。。。 父はあおむけで寝てるときは痰や唾はマシなんだそうで、 座ってるときや立ってるとき、つまり首をもたげてる状態の時に 唾やサラサラした痰が止まらなくなる。 だから、これ(吸引器)をどこにおけばいいかな~なども迷ってた。 吸引器に悪戦苦闘してる父・・・ そこで私がこっそり忍ばせてたオルフェさんのブログのコピー登場! 『見て~先っぽにつける歯ブラシがあるねん! これなら吸い付いたりせず握りやすいしいいんちゃうかなぁ』とセールス開始 親父『これはどこで買えるの?』と即O.K. やったね 私にもやってみろと言うので父の吸引初体験 シーンとしてると、うまく出来ない分気まずくて、 「は~い!●●さ~ん、お口失礼しますね~~」などふざけながら、へたくそさをカバー(笑) それでもやっぱり父の満足な出来ではなかったようだった だって、第一回目だもん。我慢してくれ~~(^-^; とりあえず、吸引器の使いづらさなどは吸引歯ブラシを試してみてまた考えることに。 おるさま、ピーナッツ妹さん、りゅうさん、愛音さん、やちさん・・・ 皆さんのご意見を参考にさせて もらいました~!ありがとうです ひと段落してここからは、父の質問タイ~ム ●「吸引器ですが、何故自分に貸してもらえるのですか?」 (父は筆談なため、ある程度相手に伝われば例えば「~~貸してもらえるの?」とかでも よさそうなんだけど、「ですか?」まで律儀に書く父(^-^; 看護婦さんは 「もう一台余ってるのもあるから、大丈夫ですよ~」と気軽に請合ってくれたけど 父は 「自分ひとりがいつまでも借りてたら独り占めしてたら申し訳ない気がして・・・」と。 なんと可愛いお父ちゃん(笑) すると看護婦さんは 「大丈夫ですよ~余分にあるのはステーションの持ち物であって 市役所や保健所から借りてるわけでもないし、言ってみれば、「買うほどのこともないというか 買っても後少ししか生きていられない人用っていうか」 「あっ!いやいやそう意味じゃなくて」 「っていうか、購入しても長く使えない人用っていうか」・・・・・・ドツボ」 父は自分で両手を合わせて「ち~~~~ん・・・合掌・・・」 ってしながら苦笑してるし、私も「こいつやっぱり天然や」と思いつつ 笑えて仕方なかった そしてノッテきた父は ●「市役所からは自分の等級では吸引器に該当しないと判断された。 もし早めに返したほうがいいのなら、喧嘩してでも給付してもらうよう掛け合うけども、 レンタルに期限はあるんですか?」と。 看護婦さんは 「期限はほぼ無期限で大丈夫ですよ~」と快諾してくれたけれども、 父から見せられた診断書などをみて「嚥下・言語障害3級」なのに吸引器出せないって どういう事でしょうね~・と・・・。 すると父は役所への怒り再燃 「昨日、吸引器がいつまでもレンタルできないのなら、市役所へ喧嘩しにいかなアカンから 資料用意しかけてまして」って印刷したコピーを持ってきた。 それを看護婦さんや私にみせて「言語障害では3級が一番高いのにこれで出せないなんて」 と沸々と怒りだし、 「担当した役所も、行った人間も×」と。 看護婦さんは「行った人間って?」ってビックリして聞いたら 親父はニヤっと笑ってまっすぐ私を指差した 「ヾ(・ε・。)ォィォィ、ちょっと待て。 動いていいなら何回だって掛け合ってやるわって言ってんのに、あんた達がストップかける ような態度したんやろ~がよ~・・・」と内心フツフツしてた私(苦笑) 顔に出てたんだろうな~(笑)看護婦さんが帰ってからその筆談に「お前のことじゃない」って 事を書き足してたから 「行っていいならいつでも何回でも喧嘩しに行ったるって言ってるやろ~」と言っておきました それからも色々と質問を繰り返した父。 「そんなことで、来年とか自分が寝たきりになるまで役所では吸引器給付してくれないから いつまでも借りておくことになるかもしれませんが、大丈夫ですか?」と確認しまくる父。 看護婦さんは嫌な顔ひとつせず、天然系の返答をしててくれた。 ただずっと咳してたのが気になるけれど。風邪菌持ち込まないでね(A;´・ω・)フキフキ 私も最後に 「急に返せって言わないでね!返却が必要になったら前もって余裕もって言ってね」と念を押しておきました 看護婦さんに別れを告げ、 父と佑とまったりした時間を過ごしてるとき、色々と会話もはずみ、 「とりあえず吸引歯ブラシ頼むわ~」とのことでコレは良かった!上手く進んで(^-^; それからHGFの情報を印刷したものも渡してきて、 暫くすると 父なにやら発言。。もう殆ど聞き取ってあげられないため「えっ?」と聞きなおしの 繰り返しになってしまう。 すると父が書いた言葉は 「黒」 「オルフェ」 えっ????? 黒とオルフェって何?? なにやらオルフェさんのブログのコピーを指さして 「黒」「オルフェ」と言ってる。 全然意味分からん(笑) 「何?白黒でコピーしてきたから観づらいの?」 「何?カラーでコピーしてきたほうがいいの?」 と質問しまくると父は強制笑いに入りつつも 「昔「黒オルフェ」っていう映画が流行った。だからオルフェって名前なんか?」と。 ・・・そんな映画知らんがな!!(笑) 「違う違う。これはね、昔フランスから来た猫が~~」と何故かオルフェさん談義に 花が咲いた父と娘(笑)ごめんね、オルフェさん噂しまくって(笑) で、帰宅しないとヤバイ時間になって佑と部屋を出るとき 「おじいちゃ~~ん、ばいば~~~~い」と言って部屋を出た瞬間 佑が一言 「おいしゃしゃん(看護婦さん)きても、しゃべれるようになってへんやん!」と。 もちろん閉めかけてたふすまから父には丸聞こえ 父は 「ぶっ・・あはははは」と笑いに突入。 私ももう一度ふすまをあけて 「(〃^∇^)o_彡☆あははははっ。無茶言うよな~~~」と笑いつつ そのまま帰ってきた(^-^; きっと父はあの後も暫く笑ってただろうな・・・。 佑は病院へ付き添ったりする度に 「なんで先生にみてもらったのに、喋れるようにしてくれないの?」って事をいっつも聞いてくる 気持ちは分かるが、じいちゃんに言うなよ~~と思いつつ、 3歳児のこと。責められません(苦笑) とりあえず、吸引器が父の側あるってだけで安心します。 嚥下障害がひどいから、、、。 一歩進んだって感じかな・・・(;´▽`A`` お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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