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2006年12月05日
テーマ：介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ：ALS関連
昨日は杏（長女）を算盤教室に送って行った足で実家へ  父用と母用の年賀状が出来上がったので、それを届けに行ったのと ご飯を持っていきました。 昨日のメニューは ★納豆おやき・・・納豆と白ネギ・にんじんなどのお野菜を 卵で混ぜ混ぜして、一口大の大きさでフライパンで焼いたもの。 私たち家族はそれにかつおぶしを振り掛け、お醤油で。 父はフードプロセッサーにかけて、大根おろしで食べたらしい。 ★鳥団子とレタスのスープ・・・にんにくをいっぱい使った団子のスープ。 でも父はミンチも駄目らしく、フードプロセッサーにかけても 食べられなかったそうだ。 小指の爪ほどの小さい団子にしたんだけどなぁ～・・・  子供を迎えに行くまでの一時間しかなくて、買い物も行きたかったので 実家へはご飯を置いてすぐ帰る予定で行った。 玄関の鍵をガチャガチャしてたら、父が鍵をあけに出てきてくれた。 でも・・・・ とにかくとても疲れた顔。 昨日は治験の３クール最後の日。 風邪気味だったし、寒かったので、病院まで送迎しようか？って言ってたのに 「大丈夫」と断ってきた父。 でも、あのしんどそうな顔をみると、「やっぱりしんどいんやんか～。動ける人間が いるのに、そんなに無理してまで電車で行くことないのに・・・」って思ってしまう  もちろん父の気持ちも充分分かる。 でも、治験にそこまで体力使い果たして行かないといけないの？ 治験のクール毎に入院もできるけど、入院が嫌な気持ちも分かる。 だから、送っていくよって思うんだけどな～。 車だったらバイパス通って１時間ほどで着く。 電車で一人で行くのなら、一人で用意して、まず家の鍵をかける事でも一苦労。 腕が胸よりあがらないから、鍵をすることがとても苦痛なの。 そして歩いて駐車場まで。 車に乗るのも一苦労。鍵を鍵穴にさしてエンジンかけるのも一苦労。 このあたりでもう汗ぐっしょりな筈。 そして運転・・・ 最寄の駅まで車で１０分ほど。 駅についたらパーキングに入れなくちゃいけない。 パーキングの駐車券を指でつまめなくなったとこのまえ父は嘆いてた。 だからペンチで取る。 そしてきっと何度も切り返して駐車するんだろう・・・  そして電車にのり、混んでるときは４０分立ちっぱなしの時もある。 手帳をみせて優先席を変わってもらったら？って母が以前言ったらしいんだけど 「絶対嫌」って言ったらしい(^▽^;) 確かに父は見た目、障害をもってるように見えない。 車椅子でもないし、普通に歩いてるからだ。でも会話ができないので、話だすと 急に不審な顔をされる事が度々ある。 だから、父は手帳をみせたところで「代わってもらえますか？」と話せないのもあり 嫌なんだろう・・・。 病院のある駅についたら、今度はエスカレーターのない駅なので階段を注意して降りなければ いけない。そしてそこから徒歩で１０分。 こうしてやっとの思いで病院へ着く。 そこで点滴などをうけ、帰りはまた同じ思い・・・・。 健康な人でも疲れるよ。 「自分の後世のためにできる大きな仕事」っていつも父は言うけど、 そこまでしていかないといけないの？って思えるほどとっても疲れた苦しそうな顔をしてるよ。 まだまだ数ヶ月続く治験。しかも点滴をうけて何か体調の変化があればいいけど 全く持って何もない。 いつかはきっと「送って」って言う日が来るから、今は頑張って自分で行きたいんだと思う。 思うけどね・・。 家族としては、苦しい思いをして、命削ってまで通勤しなくても・・・って思いもある。 でも、見守るしかないしね～・・・。 複雑でも。 今日からは二週間また暫くお休み期間。 この間にしっかり元気を取り戻してほしいものです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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