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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:ALS関連
いい顔してるでしょ? 遺影に使った写真です。 必死に踏ん張ったら立てる。そんな時期に映された写真です。 信じられません。 先週の火曜日にはまだ父は生きてました。 丁度一週間前。 家族揃ってお見舞いへ。 その日父は、主人に遺言のように語りかけ、 28日の母の誕生日のお花を注文しました。 「わたしは財布持ってないから、お金は母からもらってね」と 笑いを入れて会話をしました。 そして 杏と佑にも。 「杏ちゃんも佑ちゃんも、大好きやで」 と。 今回の入院中、ずっと父のまなざしは柔らかく温かかったように思います。 それは覚悟のようなものがあったんだと思います。 孫へのメッセージを残した後、 妹家族が帰宅した丁度その時間。 病室には私と杏だけだったその時間。 父が苦しみだしたんです。 全身から滝のように汗を流して、目を見開いて・・・。 看護師を呼んで吸引してもらっても、状態はよくならず。。。 看護師が部屋から出た後も私はずっと一人で 胸を押し続けてました。 すると・・・。 何回も呼吸をやめてしまうんです。 体を叩いて「ちゃんと息しないと!!!」と叫ぶと 思い出したように、弱く呼吸をしてくれるんだけど、またやめてしまう。 このままだと私が一人で看取る事になるんじゃないかと 怖くて怖くて・・・。 結局数十分したのち、母が病室に入ってきて、 二人でまた看護師を呼んで。 かなり深い位置まで入れてもらって吸引をしてもらう事ができ 父の意識も戻ってきました。 ベットがびしょびしょになるほどの汗が出るくらいの状態だったのに、 意識がハッキリしてくると途端に 「時間が遅くなってしまったから、帰ってくれていい」と 私達家族への気配りをしてくれていました。 あのときの恐怖がずっと拭えません。 結局父は水曜の夜中に急変し、木曜の早朝に息をひきとりました。 急変した時、一人だったはず。 あの状態が再現されたのか、眠ったままだったのか。。。 私には分からないけれど。 どうしてもそんな想像が頭から離れません。 息をひきとった後に家に戻ってきた時の顔は 笑ってるように本当に驚くほど、素敵な顔をしていました。 「嘘やで~~~」と笑いながら目を開いてくれるかのように。 子供達も全く怖がることなく、 何度も何度も「温めてあげるー」って顔をなでまくるくらいに 穏かで柔らかい笑顔のままでした。 その顔がせめてもの救いです。 うーん・・・。 続きはまたこの次に・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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