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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:ALS関連
父を亡くして半年が過ぎ、 今でも実家に行くと、お仏壇の中で笑ってる写真を直視は出来ないけど、 段々、現実として受け止められるようになってきたかな・・・ いやいや、全然受け止められてないな。 なーんて、揺れながらも日々元気に明るく過ごしています。 父の晩年を思うとさ。 やっぱり告知された頃・そして呼吸器を諦めた頃。 この頃の事がやはり一番辛く思い出される。 私の父は得体の知れない病と出会ってしまったし、 綺麗事では言い表せない位、本当に大変な3年間だったけれど、 でも父がALSを発病したおかげ?で、多くのものを得られたのも事実。 病気を通して、私の娘達は「病・死」という 人間が生きていたら誰もが通過する当たり前の現実を知り、 受け止めて前を向く強さをもらった。 今では二人共「大きくなったらお医者さんか看護婦さんになる!」と言ってるし、 杏なんかは、アホでは看護婦さんになれない。と勉強も頑張るようになった(笑 私には、父のおかげで、大事な大事な友達を与えてもらった。 その友人達に私は何もできない。 父の時に何もできなかったように、今もまた、大変な思いをして 毎日を生きている友人達に何もできない。 できるなら毎日順番に彼女や彼らの元へ通って暮らしたい。 夜間は泊り込んで過ごしたい。 絶対楽しいと思うから(笑 父を亡くして半年。 今までは同病の患者さんと出会う事なんて辛くて考えられなかった。 でも、きっと私達が通ってきた同じ道で悩んで苦労してる 患者さんや家族が沢山居る。 同じ道を通ってきた人間として、介助に関わらせてもらえたら うれしいな・・・と少しずつ思うようになってきた。 父は亡くなる数日前、私が重度障害者のヘルパー資格をとろうかなと思ってると 話したとき、嬉しそうだったし、楽しみにもしていた。 だから。 そういったお仕事を出来たらな・・・とほんのり思い始めている。 ・・・ほんのり。ね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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