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テーマ:介護・看護・喪失(5321)
カテゴリ:ALS関連
先週の土曜日は父の一周忌をしました。 命日は金曜日。 11月20日です。 一年前の明日、父の病室を出て数時間後、父は一人で息を引き取りました。 父がいなくなって初めてのクリスマスやお正月は むなしいばかりでした。 雪が降れば、「おじいちゃんに見せる!」と小さな雪だるまを作って ベットサイドまで運んでた子供とそれをみて喜んでた父を思い出し、 いなくなって初めての春、桜が咲けば、何度も行ったお花見を思い出し、 最後の桜の季節となってしまったお花見のときの様子を思い出し。 いなくなって初めての夏は、障害者プールに杏と通ってた事を思い出し。 そして、一年。 やっぱり秋は寂しいです。 幼稚園の紅葉した葉が落ちた姿をみると、 「あ~そういえば去年この木の葉が落ちた時に父は逝ってしまったな~」 と思い出すし、病室のおじいちゃんに届けるんだって 綺麗な落ち葉を一生懸命集めてた子供達のことも思い出すし。 いなくなっても、今でもおじいちゃんの事をよく話すわが子を見ると、 「天国で父は喜んでるだろうな~」とつくづく思うのと同時に、 「天国でなんかじゃなく、今本人に聞かせてやりたい。見せてやりたい」と 思うのも事実。 一年経ったからといってまったく整理なんてできるもんじゃないと つくづく身にしみています。 病気が分かって、闘病中でも楽しい事はいっぱいいっぱいありました。 悔しい事も辛い事ももどかしい事も情けない事もいっぱいありました。 ALSの特徴である強制笑いも強制泣きも強制怒りも(笑)いっぱいありました。 後悔していないことも、後悔してることも、沢山あります。 書きたい事や書こうと思った事は沢山沢山あるけれど、 何故か何回書いても途中でパソコンが消えてしまったり、画面が戻って消えてしまったり するんです。(笑) もう、これは「グダグダ辛かった事ばかり書くな」という父の仕業としか 思えません(^-^; だから 「ALSってこんなに辛い」「こんなに悔しかった」って事は書きません(笑 でもでも、もっともっと生きていたかった父に 最後まで副えなかった、そのことを整理できないまま一年目の命日を迎えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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