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2022年07月07日
カテゴリ：思った事
 七夕の日に・・・ 以前勤めていた会社の専務さん ラ・フランスが好きでした 暇さえあれば貧乏ゆすりでがさがさしていた 長身の細身で小泉元総理に口元が似ている 部下思いの方だった バブル最盛期の頃、仕事も業績を上げ順風満帆の様に思えた が..... バブルが弾け、業績も右肩下がりに傾き、年下二世社長には 『利益をだせ！… 利益をあげろ！…』と 叱責され眠れぬ夜が続いたらしい そのうち体調を崩した 無理やりにした検査の結果は 《 あと ２ヶ月........》との、残酷な診断であった その事を淡々と話される心境はいかがなものか....はかり知れない 悲しかった 奥様はいつも陰で泣いていた ポスピスに入るように進められたが断り 奥様と二人...自宅での療養が始まる 私は 時々ハガキを出した 我が家の犬の毛が風に吹かれてコロコロと舞っています…と 他愛ない事書いて 又 自宅へお見舞いにも伺った 私達と会う時はいつもの顔でお元気そうだ… その様に思えた …毎日庭を眺め、心を無にして、写経している… …日中はいいが、夜になると怖いんじゃ… 他人に優しい人ほど自身には強く厳しく生きておられる......が、 そこに やはり人間の弱さ(弱さとは言わないかな？)を見た思いがした 涙が出て止まらなかった 宣告から２年 無事に過ぎ完治しないでも細長く....と言っていた矢先 ちょっとした事で入院し、２泊３日で旅立ってしまわれた 葬儀は 生前好きだった“カーペンターズ”の唄が流され ｢先に行って待っててくれ。友達でいてくれて有難う。.......｣ 友人たちの弔辞が心に響く 彼の武勇伝は沢山聞かされた 宝探しに行った事 会社乗っ取りに関わったらしい事 ボーナス袋は二つ折に出来なかった事… 仕事しないで目を輝かせて話す、彼の身振り手振りに興味深々の私が居た等々… もうあれから何年だろう 2000年頃だったから20年過ぎたんだね 七夕がくると思い出す ダンディーな貴方を にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2022年07月07日 10時15分12秒
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