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2008.06.02
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去年の5月2日、イチが産まれた日の話。
随分と間があいてしまったけど先月1日の日記の続きです。やっと完成ウィンク
まだ知らない人は先に読んで来てねバイバイ

  深夜1時過ぎ  産院へ到着
自宅から車で10分ほどなのにその間に陣痛2回。
駐車場から院内2階へ向かう間にも陣痛2回。
でも内診してもらうと子宮口はまだ2cm(指2本分)しか開いていない。
NSTを始める。

  約1時間後  NSTでは陣痛間隔約15分、内診でも子宮口はまだ2cm
入院の目安は3cm(指3本分)なので少し早いんじゃないかと。
(確かに産院へ来てから、なんか落ち着いた感があった雫
「今日中に産まれるかなって感じ。早くて夕方ぐらいかな」by院長先生
なので、家へ帰されるかと思ったら「今のうちに少しでも寝ておいた方がいい」と言われ

  3時頃  病室へ移動
ずっと付き添ってくれていた旦那は室内のソファで即寝眠い..
私もウトウトしてきたなぁと思ったら痛みがきつくなってきて
陣痛間隔を測ってみると7~8分に!

  3時半頃~  寝ているのが(横になっているのが)辛い
ベッドの上半身を起こしてみるけどそれも辛く
なかなか落ち着く体勢が見つからずに、陣痛が来る度にゴソゴソ・モゾモゾ。
その内、座ってお腹を抱えるように丸くなると少し楽だと発見ひらめき
しばらくその体勢で耐えていたけど

  4時半頃~  それも辛くなってきた
旦那に助けを呼ぼうかと何度も思ったけど
6時半に看護師さんが迎えに来てくれるという話だったので
それまでの辛抱と自分に言い聞かせ、ひたすら耐える。

  6時半  約束どおりにお迎えが。なんかホッとしたスマイル
臨月前の検査でB群溶連菌(GBS)が陽性だったので、抗生物質の点滴をする。
この時、看護師さんが陣痛時に腰を押してくれるのがすごく気持ちよかった。

  7時頃  LDR室へ移動
陣痛の合間に「今だ!それ!!」と急いで移動。
LDR室では持参のCD(ドリカム&ゴスペラーズ)をかけ
アロマもしてくれるので好きなグレープフルーツをリクエストし(でも全然匂ってこなかったブーイング
母に『深夜から産院へ来ていて今かなり痛いけど、産まれるのはまだまだらしい』とメールする
知り合いの看護助手さんの応援を受け
旦那は、私が陣痛で痛がるのとNSTのモニターの針の動きとが同じだぁと興味津々。

  8時  朝食
腹ごしらえをと思うけど食欲が湧かず、ご飯を2口とお味噌汁を1口食べて、あとは旦那へ。
この辺からだいぶ辛くなってきて、旦那の手を握り締めながら
『先生早く診に来て~ショック』『これが夕方まで続くのぉショック』という感じ。
そして、私は陣痛時に誰かに擦ったりしてほしいタイプだったようで
点滴時の看護師さんも良かったし
LDR室に入ってから付いてくれた看護師さんも
腰とオシモを押してくれる(私が「出そう!!」と言ったら押してくれた)のがツボに入っていて
モニターを見ながら、私の息使いを見ながら、絶妙のタイミングで絶妙な力で押してくれるので
痛みも気もかなり楽になれていたんだけど、
担当の助産師さんに代わってからは的外れな押し方で下向き矢印
しかも、私に背中を向けてカルテとか書類を見てばかりいて
助けを呼んでも気付いてくれないこともしょっちゅうでイライラ怒ってる
(これ、いきみOKが出るまで続いたのでかなり辛かったです)

  9時前  ようやく先生が来てくれて内診
「おぉ!もう8cmも開いてる!お昼前には産まれるかも」と。
これを聞いて『夕方までこんな思いしなくていいんだぁ』と、ホッとした私雫
そして私の側へ来て「寝られなかったね?辛かったね」と声をかけてくれる。

  10時頃  母が来てくれた(実家から自転車で10分くらい)
「メールで『まだまだ』と言っていたのに、かなり苦しんでいたから驚いた」と、出産後に聞く。

(ここから先、後で聞いたり確認したことは色を変えて書きます)

座っている姿勢が楽なのに、前出の助産師さんにやたら「横になれ」と言われイライラしたり
気付いたら寝ていて、陣痛が来て目が覚めるの繰り返しで
旦那も寝ていて、陣痛の瞬間に握っている手に力が入るのでそれで飛び起きたり。

  11時25分  急に周りがバタバタと動き出し出産態勢に入る
外来診察中の先生も慌ててやって来た。
「いきんでー!」の声に合わせて「フンッッ」と。
2,3回いきんだら「自然破水です」と聞こえてきて
 (酸素マスクを着けられていたけど、いきむ度に外れて邪魔だったなぁ。)
会陰切開もして
さらに2,3回いきんだら「もう止めて。両手を胸に当てて」と言われて

  11時41分  ズルンという感触がし、イチが現れたきらきら
『オンギャー!!』みたいな泣き声を想像していたのに実際は「ヒヒ、ヒヒーン」と、か細く弱い声。
旦那がへその緒を切るはさみ 「固いゴムみたいでなかなか切れなかった」と。
そのまま助産師さんにお腹の上へ乗せられたので、とりあえず頭を支えて持ってみる。
胎盤を見せてもらう。(へその緒カットと両方とも、事前に頼んでいたの)
先生が「そんな抱き方・・・」と助産師さんに言ってくれて、胸の上でカンガルーケア。
おっぱいは吸わせずに抱っこだけでした。
 
産まれて感動して涙泣き笑いとか何もなく(テレビで出産シーンを見て感動して泣いていたのに)
今産まれてきたのに、なんか実感がなく
初めて我が子にかけた言葉とかも何もなく
かわいいという思いも何もなく・・・。(カンガルーケアでは血まみれの頭しか見えなかったし)

  11時50分頃  一旦、イチとお別れ(沐浴や測定etcのため)
旦那と母は、処置をするから部屋から出るように言われ退出。
この頃からだと思うんだけど
周りで看護師さんたちがバタバタし出し、人数も増えて
先生が私のお腹を押すと、ドバドバッと血液が出る感覚がして「まだ出るなぁ」と言い
看護師さんが、血管確保していたチューブに点滴をつないで
さらにもう一方の腕にも点滴をし・・・
旦那が呼び出されLDR室に戻り、出血が多いと説明を受ける。

  12時15分頃  きれいになっておくるみに包まれたイチが帰ってきて右腕に抱っこ
母もイチと一緒にLDR室へ戻る。

・・・この後は記憶があいまいです。
私はとにかく眠くなってきて
陣痛で一晩寝てないからだと思い、処置は続いてるけど睡魔に負けて寝そうになると
看護師さんが「大丈夫!?」と代わる代わるやってきては目が覚めるし
『なんで寝かせてくれないのかぁ』と思っていた。
イチも旦那も母も、いつLDR室から出たのかわからない。
会陰切開より縫合の方が痛いと聞いているから、緊張しながら待っているのになかなかだし
『産後の処置ってこんなに時間かかるんやぁ』と思っていた私。
その内、子宮内に止血のためのガーゼをどんどん詰め込まれて痛いし
眠いけど寝られない、なかなか処置は終わらない。
やっと会陰縫合が始まったと思ったら、麻酔は効かず痛いし
切った所以外に4箇所も縫われて辛かった涙ぽろり
これは、イチが下りてくるペースが速かったからだそう。
そして気付けば一人ぼっち。
『寝てもいいの?』と思いながらウトウトしていると、先生と看護師さんが入ってきて
両腕点滴中だからと足首から採血していったびっくりかなり痛い。
そしてまた一人になり、また寝かけたところへ先生が来て
私の手を握りながら「出血がひどかったけど・・・(後は覚えていない)」と話があり
やっと就寝眠い..
「一般的に産後は2時間安静にするけど、mikkoさんは5時間程寝ることになるかも」
と、旦那と母に説明があり
母は一旦帰宅自転車 旦那は病室のベッドで就寝眠い..

目が覚める目妙にスッキリ。
時計が見えないので時間がわからない。部屋には一人ぼっち。
ボーっとしていると、すぐに看護師さんが4人入ってきて
「部屋に帰りましょう」と、横になったままストレッチャーに乗せられ

  16時前  病室へ移動
『なんでこんなに病人扱い?産後ってそんなに大そうなモノなん?』と思っていた私。
「そろそろ起きて」と、たたき起こされた旦那が部屋の前で心配そうに見ている。
5時間LDR室で寝ると聞いていたのに早く帰ってきたから、驚いていたらしい。
ちょうど母もやって来た。早めに来たのに、もう私が戻っていて驚いたらしい。
先生から「点滴は明日の昼まで。貧血もひどいから明日の昼まで24時間絶対安静」と言われ
事の重大さを知った。
点滴がとれてから「出血量が普通は300~500cc、多くて800ccなのに、3Lもあって、
もう少しで輸血しないといけないとこだった」と聞いた。
お腹の上には、子宮を冷やして収縮を促す為にでっかいアイスノンみたいなのを乗せられ
冷やしている上に、ガーゼが詰め込まれているから(これは翌日昼に取り出して初めて知った)
お腹はカチカチでした。
会陰縫合の鎮痛剤を「子宮収縮を悪くしてしまうから、なるべく飲まないでほしい」と言われ
痛いけど、ずっと寝たままで歩くこともないし我慢しようと、翌日昼まで飲まなかったら
「ほぼみんな何錠も飲むのに、mikkoさんは痛みに強いのね」と、驚かれる。

  16時40分  イチの写真を旦那に撮ってきてもらう
基本は母子同室だけど、私がこんな状態なので預かってもらっていて見れないから。
そして私の友達たちに出産報告メールするをしてもらう。
しばらく旦那と母と喋っていて、また寝る眠い..

  18時  夕食
自分では食べられないので、旦那に食べさせてもらう。
でもあまり食欲がなく、白飯を10口ほど食べて、残りは旦那に。

その後はどう過ごしたか記憶が無くて
とりあえず寝たきりなので背中・腰・お尻が痛いけど、
寝返りをしようにも、左腕の点滴は血管痛を起こしたため肘の内側しかできる血管がなくて
そうすると腕を曲げられないから、ほとんど体を動かせない。ので辛かった。
旦那は、ちょうど仕事も休みだったので泊まってくれました病院
あとは・・・何だろ。
あ!部屋に来る看護師さんみんな「大変だったのねぇ」と言っていく、私はすっかり有名人でした。
他には・・・何か聞きたいこと、知りたいことがあれば質問して下さい雫






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Last updated  2008.06.28 01:07:58
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