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テーマ:アメリカ旅行記/生活記(952)
カテゴリ:紀行
いつもは空の便を移動に使うことが多い私ですが、事情があったのと、休暇に時間的余裕があったことや、沿線に興味深い地域が多数あることから、今回の移動手段は車を選びました。家に到着してから新聞の報道を読んで、暴風雨により私が正に通った道路沿線で被害がかなり発生していることがわかり、予定通りに、かつ無事に家に帰ってこれたのがちょっと不思議な位です。もっとも、帰りに道路通行止めや倒木(←結構危機一髪に近かった)に阻まれたこともありました。が、比較的被害が少なかった時間帯に各々の要所を上手くすり抜けたようです。現在の所、まだ停電や洪水の被害に遭っている方々がいらっしゃるそうです。早くの復興を願って止みません。 【写真】 猛雨により地盤が緩んだ所に強風が吹き、倒れた大木。倒れた瞬間に運悪く下を通っていた高級SUVのハマーはその倒木にあたり殆ど全壊状態でしたが、運転手は奇跡的に大きな外傷もなく助かりました(ホッ)。助手席側から木が倒れてきたのと、運転手以外に搭乗者が居なかったことも幸いしていました。しかし精神的にショックを受けた運転手(女性)は、一応病院でチェックを受ける必要があると、やはり現場を通りかかった有志の車に乗って町の病院へ運ばれて行きました(現場は街中から離れていたため、救急車を待つよりその方が早いので)。これはカリフォルニア北部での出来事ですが、それにしても、カルトランス(CalTrans=カリフォルニアの運輸部門を担当する州政府機関)の行動の速さと手際良さには感心してしまいました。10分以内に第一陣が到着するないなや、電動ノコギリなどの道具や機材を持ったクルーが続々と到着。直径1メートル弱はありそうな倒木を次々に適度な大きさにテキパキと切断していました。切断が終わったころにはタイミング良くブルトーザーが到着。切断された木片を道路脇に押しのけていきました。写真は作業がほぼ終わりかけのころに撮ったものですが、最初は大木が道路を完全に横切った状態で倒れていました。 やっと作業が終わって、道路が開くと思ったのですが、実は強風注意報が出ていて、この先にも倒木の危険性があるとのことで、この作業の後このハイウェイは閉鎖されてしまいました。この時は「エーッ、おとなしく待っていたのにそれはないでしょう」と思いましたが、実はその時そのハイウェイを進んでいたら、東南北の道が寸断されて(西は海)、停電と洪水に見舞われた陸の孤島に閉じ込まれてしまう可能性があったことを後に新聞で読みました。もしこの倒木が起きる前にこの地点を通過していたら、どうなってたかわかりません。人間万事塞翁が馬と言いますが、本当に何が幸いするかわかりません。私はその後、内陸に向う迂回道路を通って、幹線高速道路のI-5(インターステート5=州間高速道路5号線)に到着したのでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 5, 2006 12:42:50 AM
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