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カテゴリ:たわごと
今でこそ私は『写真好き』で通っている。
仕事以外で外出するときは必ずカメラ持参。 『下手の横好き』と思いながらも、 とにかく色々撮っている。 めがね面にカメラを下げた私は 典型的な(外国人の見た)日本人。 機材もキャノンの200万画素機(A20)から始まり、 今のニコンD80で4台目。 酒は呑まず、博打はやらず、 昼飯は弁当、飲み物は自宅で淹れたコーヒー、 洋服はユニクロ、生命保険は夫婦で月1万、 本は図書館、車はコンパクトカーと、 一貫して「吝嗇(ケチ)」としか言いようのない 私の消費行動の中では、唯一の『道楽』となっている。 理由を考えたことはあまりなかったけれど、 最初のデジカメを買うまでは、 実はあまり写真への興味は持ち合わせていなかった。 写真なんて『写るんです』で十分だと思っていたし、 撮ったことも撮られたこともあまりなかった。 写真を撮ることよりも、 今その時に興味があったし、 「わざわざ写真なんて撮らなくても」と思っていた。 でも今は、 そんな自分を後悔している。 覚えているつもりでも、 忘れてしまうことや、 いつでも見れると思っているつもりでも、 もう二度と見れないものがこの世界には色々ある ということに気付いたのは 写真を撮るようになってからだ。 毎日同じようでありながら、 『今日』という日は二度と来ない。 でも、写真を見ると、 ちょっとだけ思い出すことが出来る。 「大事なのは『今この瞬間』であり、 過去には興味ない」 時々そういう人がいる。 それはそれで間違いではないと思う。 でも、『過去』になってみないと 理解できない『今』というのもある気がする。 今は何とも感じない当たり前のことが、 後になってみると、とても貴重なことだったなんて、 いくらでもある。 『今』しか『今』を感じられないというのは 勿体無い気もする。 写真にすることで、改めて見えてくる 美しさというのがある気もする。 ふとした瞬間の表情。 写真を撮らなければ、 気付くことはなかったんじゃないかという 一瞬が沢山ある。 最後に、メチャクチャ懐かしい写真を見つけたので アップしてみる。 今となっては実に貴重な一枚だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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