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July 31, 2009
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カテゴリ:書評
警察小説の鬼才横山秀夫のデビュー作。
今でこそ超の付く売れっ子作家であるが、
この作品が本になるまでには執筆から15年の歳月を要したという。


ルパンの消息

自殺したはずの高校女教師は実は殺されていた…
という情報が時効1日前に警察に届く。

大急ぎで捜査。
容疑者と思われた当時の不良男子生徒3人組も
あっさり見つかり、
随分と素直に供述するのだが、
どうも核心が見えてこない…


「本格ミステリー」というのは現代の世の中では、
本当に作りにくいようで、
時には「?」がつくこともある。

執念としか言いようのない刑事たちの粘りで、
ようやく明かされる事件の核心。

いや、「あのこと」はどうなるの?



心の中で突っ込みを入れていたら、
突如それをフォローするような展開も。

そもそも供述という名で延々と続く回想シーン。
時間がないんだったら、
順序だてて話すのでなく、
結論から話させればいいじゃん。

ということもあった。

そういう点を差し引いても、
この作品は最近読んだ中でも
一番お奨めできる面白さだった。

難しいだろうなぁとは思いつつも、
きっちりと謎を提示し、解いていく
「本格推理小説」の読み応えは
そんじょそこらの作品とは訳が違う。

才能ある作家は、
デビュー作からして全然違うのだと思った。





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Last updated  August 1, 2009 01:41:15 AM
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