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カテゴリ:書評
昨年度全国の書店員が選んだいちばん!売りたい本とされる「第5回本屋大賞」に
過去最多得点で選ばれた本。 ゴールデンスランバー 怒涛の速さで読み終えた。 ストーリーは単純かつ明快。 主人公が突如起きた首相暗殺事件の犯人にされ、 必死に逃げ惑うというもの。 主人公は全くの無罪なのだが、 国家は主人公を犯人に仕立てようと、 数年がかりで準備しているものだから、 周りの全てが頼りにならない。 友を頼れば友にまで危害が及ぶ。 絶体絶命の状況のなか、 主人公はいかにして事態を打開するのか。 という話だけ書くと、大したこと無さそうだが、 そのネタで大の大人に一気読みさせるのが この作品のパワーだろう。 ちょっと時期ハズレになったかと思っていたら、 どうやら来春早々映画になるらしい。 数年前から気にはなっていたが、 伊坂幸太郎、本格的にお化け作家になりそうだ。 ちなみにこの作品、直木賞確実と思われながら、 作家の辞退により、入賞はしていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 21, 2009 09:42:33 PM
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