笑う門に福来る

今日は朝からずっとテレビで『全日本大学駅伝』を観ていた。
名古屋から伊勢神宮まで延々106.8キロを８人で走り継ぐ。

今までちゃんと見たことはなかったのだけど、
今回は私の母校青山学院大学が初出場するということで、
「そりゃ観らな」という感じだった。

青学は、関東地区予選を、次点と１.０３秒差という神懸り的僅差で
ギリギリの予選通過。

であることを考えると、正直なところ、優勝争いは無理。
でも、今まで出場自体が出来なかったわけだから、
大学から遠く離れた卒業生としては十分嬉しい。

そんなこんなでテレビを見るが、
予想通り、青学の順位は２５チーム中１５位を
プラスマイナス１くらいで推移。
となると、テレビ的には全然写らないわけで…
（テレビに映るのは第２集団まで）

それでも、辛抱強く、ずっと観ていた。

で、青学云々は別にして、今回のレースは、
波乱に満ちた実に面白いレースとなった。

まず１区。
箱根でぶっちぎりの強さを発揮した東洋大のエースが来るかと思いきや、
第一工業大の外国人が無謀とも思える全速力を最後まで維持し、
１位で２区に渡す。

２区では、『４連覇を狙う』と言いながら、
１区でまさかの９位となった駒沢大が驚異の８人抜きで、一気にトップに。

しかし、それまで、地味に４位あたりを走っていた早稲田が
４区になってトップをもぎ取る一方、２区３区でトップだった駒沢は、
まさかの失速で１３位に。

さすが早稲田かと思っていたら、
それまで更に地味な位置で走っていた明治が５区でトップに。
そのまま７区まで２位と２分近くの差を広げ、トップを維持。

こりゃ凄いと思っていたら、
最終８区になって、３位だった日大の留学生がルール違反みたいな走りで、
あっさり明治を抜き去り、ぶっちぎりのゴール。

終わってみれば、４連覇を狙っていたはずの駒大は、
優勝どころかシード権までも逃す。

で、我らの青山学院は、最終どうなったの？
と思っていたら、おもむろにエンドクレジットが流れ、
放送終了…

あっという間の５時間半だった。

駅伝は、いろんな人がいろんな距離を走るから、
最後までわからないんだなぁということを素直に愉しんだ。

こうなると、
正月の箱根が今から楽しみだ。

楽しみを与えてくれた後輩に今更ながら、感謝したい。