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November 3, 2010
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カテゴリ:書評
久しぶりに読んだ物語。


スリープ

乾くるみの作品は、一度で2度楽しめる。

ひとつは、純粋にストーリーを。

もひとつは、最後のどんでん返し。

あっと驚くトリックの存在は、明らかにミステリーなわけだけど、
通常のミステリー小説と異なるのは、彼の作品は、いわゆる「謎解き」が
ストーリーの中では、最後になるまで進行しないことだろう。

勿論、一度でも彼の作品を読んだことのある読者なら、
彼のそんな「やり方」は承知している。

でも、物語は、あたかも「ミステリーであること」を放棄したような
形で進み、
「今回はミステリーじゃないの?」と思わせてしまう。

それでありながら、
最後にはきっちり騙されていることに気付かせてくれる。

とにかく最初から最後まで、そんな周到な計算が
張り巡らされた小説だから、こんな所で
少しでもその中身に触れることは野暮となる。

敢えて言うならば、
決して期待を裏切ることはない作品。
難しい理系用語は気にしないで、どうか最後まで読んでみてほしい。





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Last updated  November 3, 2010 11:08:12 AM
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