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June 25, 2011
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カテゴリ:書評
ドラマになり、映画にもなった作品の原作本。
ドラマが面白かったので、読んでみた。

不倫相手とその妻に出来た生後間もない女の子を奪い、
逃亡生活の中で、何年間もその女の子を育てる女と、
その女が何者なのかもわからずに、
育てられていた女のお話。

逃亡生活はやがて終り、
娘は本来の家族のもとへと帰されるのだが、
それが、娘にも、本当の家族にも、女にも、
誰の幸せにもなっていないのがつらい。

女は刑務所に入り、
母親は、自分の知らぬ関西なまりの言葉を話す
娘を気味悪がり、
父親はそもそも自分の不倫がまいた種だけにいたたまれず、
娘もモノ心がついてからいきなり登場した
「本当の家族」に心を許せない。

結局、「不倫はやめとけ」という結論になりそうだが、
良い悪いで行動を100%制御できないのが
人間の「業」というものだろう。

なんでそんなことをしてしまったのか、
なんでそんな事が出来たのかという
素朴な疑問はありつつも、
描写は実にリアルで、どんどん読み進められた。

ただ残念なのは、ドラマが原作にかなり忠実に
作られていたために、
あまり新鮮味が感じられなかった事だろう。

そして、どうしても暗い気分に
ならざるを得ないのも正直つらかった。


八日目の蝉





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Last updated  June 25, 2011 11:15:26 PM
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