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2009.08.10
カテゴリ：平和ー祈りー
 セミの抜け殻を見つめ「夏なんだな～・・・」と 感じるこの時期に、毎年蘇る思いがあります ６０年以上も前の出来事 ６日に広島、９日長崎に原爆が投下された日 それは何年たっても 「歴史の１ページ」にしてはいけないという思い ２０才の頃 ヒロシマ、ナガサキの被爆者の方々の 「平和行動」にお供したことがあります 一週間、寝起きを共にし、平和要請行動をするため 異国の地で、たくさんの場所を回り種まきをしてきました 「平和の種まき」を この時の思いも書き残したいと強く思っています 昨年、偶然テレビでお見かけしたおばあちゃん 思わず「あ～っ○○さん！！」と声をかけてしまいました 間違いなく、その時ご一緒した被爆者のおひとりでした 現在かなりの高齢になられると思いますが その頃と変わらず 一心に「平和への思い」を伝え続けておられました 今、自分に何ができるだろう ・・・何ができているんだろう と、問い続ける 私 感じたこと全てを書き込むことは、今はできないけれど 一番書き残したいことを先に書きます 被爆者の方々と「平和の要請行動」のため 国務長官との面会を希望した私たちの前に 代理のそれなりの役職の方が、代表して 「要請文」等の受け取りに来られました 「平和の願いの込められた物です！ 是非！目を通していただきたい！！」 「わかりました。必ず届けます。 われわれも平和のために、全力を尽くします」 ・・・お互い少し言葉を交わし よろしくお願いします（＿）と その場を立ち去ろうとした時 私たちとは別に、日本から来られていた被爆者のお一人が 「ちょっと待って！もう少しいいですか・・・ 私は広島で被爆しました！！・・・・・・・」 抑えていた思いが関を切って溢れるように 突然すごい勢いで捲くし立てるように 訴えかけはじめました お互い通訳を介していたので 途切れ途切れになりながらも、、、、 最後は通訳を無視し 「こんな酷いことをしたのだ！！あやまれ！！！」 といわんばかりに感情的になってしまい・・・ そして代表の方は 「私も戦争に行かなければ、、、、 足を負傷しなければ、、、 スポーツ選手の夢がかなったかもしれん！！ 私も被害者だ！！！」 つかみ合いになりそうな勢いの言い合い 互いに「平和を望む」心に嘘はないのに 「怒り、悲しみ」の心で感情をぶつけ合っている 被爆者の方々の思いは 戦争を体験していない私たちには計り知れない 想像を絶するほどの光景を前に どんな思いで生き延びてこられたか・・・ ・・・ でも・・・ ものすごいショックでした これが・・・ 何百万人もの平和を願う人達の想いを届ける 代表の人たちの集う場所なのか・・・・・ 私たちはいったい何のために ここに来たのだろう？ 「怒り」をぶつけ合っても何もうまれない やるせなさと虚しさ・・・ そのとき感じました 大きな集会やたくさんの署名や・・・ それは、一人一人の「願い、祈り」の集まり 集まった力は国をも動かす しかし・・・ お互い責め合っても虚しいだけではないのか・・・ 日本は世界で唯一の被爆国 （本当の意味の被爆国はたくさんある・・・） 被爆者の方々の思いは、ずっと伝えていかなくてはいけない それと同時に 日本も他国にしてきたことの罪を認めなくてはいけないのでは 何度も聞いた言葉 「ノーモアヒロシマ」「ノーモアパールハーバー」 戦争に加害者も被害者もない あるのは・・・ 平凡に暮らし、家族みんなの幸せを願う 一生懸命生きている人たちの 悲しみ、苦しみを生み出したことだけ 私はそう感じています そして 国レベルで考える平和、一人の人間として考える平和は違う 「平和とは何なのか・・・」 普通の家庭の、当たり前に日常を平和に暮らし でも、平和を意識していない人たちの中にこそ 伝えていくべきものではないだろうか・・・ そんな思いを忘れてはいけないと思い起こさせる 戦争の評論や、解説は すばらしい資料がいつでもパソコンで検索できます そちらをご覧ください 私は私個人の見たまま、感じたままを・・・ また書き込みしたいと思います 難しい話しにお付き合いいただきありがとうございました （＿） 「平和への深い祈りをこめて」 合掌 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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