幸せのしずく

偶然出会った猫にゃん・・・

裏の物置小屋で飼うことにしたのだけれど


問題は「たっくん」


たっくんは以前から
「猫飼って～！！！！」と叫んでいたぐらいの猫好き
「お家の中で飼いたい！！」とダダこねるのは目に見えてる



でも・・・玄関には番犬「まつくん」






そわそわ、裏に行き来する私を横目でジー・・・・

（な～んかやってるなぁ・・・）と言いたそう


家の中には１００歳間近のばば様いるし
おまけに、たっくん喘息持ち・・・（T T）
これは、こっそり飼うしかないか・・なんて考えてました


耳たれ猫ちゃんとも、なんとか喧嘩にならずにすみ
すこし猫にゃんを自由にさせてたら
慣れてきて、お隣の畑のあたりをウロウロ～
探検しはじめました
しばらくして、様子を見に行くと姿が見えない！！


（・・；　！！

「猫にゃ～ん！！　にゃ～！！にゃ～！！」

猫の鳴きまねして呼んでみると・・・遠くから

にゃー・・・
にゃー・・・にゃー・・！！
にゃーーーー！！にゃーーーーー！！！！

だんだん泣き声が近くなり
姿が見えると！！ダッシュしてきました（>_<）♪

かわいいーーーーーーー！！！！！
ちゃんと帰ってくるから大丈夫だ♪

そう思い、私は畑仕事に出かけました


が・・・


夕方帰ると妹が

「おねえちゃん！！！！猫がいるで！！！」

「たっくんが連れ回してる～！！！」


（－－；　あちゃ～！！見つかったか！！


そうだった・・・
裏のお隣の畑は、たっくんのお友達の家の畑
どうやら、そこにいたのを見つけたらしい

猫にゃんは飼い猫なので
人に慣れてて、誰でもついて行ってしまう
子供たちが見つけ、抱っこしたりして遊んでいたらしい

裏で飼うことを伝えると、たっくん大喜び♪


ただし・・・


＠家の中では飼わないこと

＠絶対に玄関のそばに連れて行かないこと

まつ君とは喧嘩しちゃうので、これだけは絶対守りなさい！


と、言い聞かせました


もう夕方暗くなりかけていたので
「猫にゃんは裏に連れて行くから、今日はもうお終い！」
そう言って、裏の作業場の通路のドアを閉めました


猫にゃんは飼い猫で人恋しがって

「にゃ～にゃ～」鳴いてましたが（－－；



たっくんは気になって、何度も裏の方を見てました



しばらく家の用事をしていると・・・



事件は起こりました（＠_＠）！！！！！



どうしても、気になるたっくん・・・
裏の通路のドアを開けてしまったんです！！！

猫にゃんは嬉しくて

「にゃ～♪にゃ～♪」とたっくんのそばに
そして玄関の近くまで来てしまいました

たっくんも嬉しくて、言いつけをすっかり忘れていました









と！！！ここでなんと！！！！



まつ君に見つかってしまい、まつ君興奮して
「ワン！！ワン！！ワン！！ワン！！」吠えまくり（・・；

しかも、、、、ありえないことに
まつ君を繋いでる紐が外れてしまったのです！！










まつ君のお世話は、たっくんのお仕事です
猫にゃんに気をとられて、たっくんは
いつも紐をかける場所の隣に出てる小さな釘に引っ掛けてたので
まつ君が暴れて、すぐに外れてしまったのです！！！



もうこうなったら、止められません！！！

猫にゃんも危険を察知して、猛ダッシュで裏に！！！

猫にゃんを追いかけて、まつ君もすごいスピードで！！！


たっくんは、あわてて叫びました！！

「おかあさーーーん！！大変だーーーー！！！」


あわてて妹と裏へ行ってみましたが
猫にゃんもまつ君も見当たりません（・・；

夕方暗くなっていたので、何も見えず・・・
懐中電灯片手に３０分以上探しまわりました

猫にゃんは、すばやいから大丈夫だろうけど
興奮したまつ君が人に噛み付きでもしたらどうしよう！！

ちょっと行けば交通量の多い国道がある・・・
猫にゃんもまつ君も・・・
飛び出したらひかれるかも（・・；

たっくんは半べそ状態

家の周り、裏の畑、近くの学校・・・
探したけれど見当たらない（T T）

・・・と妹が

「おねえちゃん！！いたよ！！」

なんと裏の物置小屋の一番奥にいました！！！！！

まつ君は荷物の間に挟まって、身動き取れず
「キャウン！！キャウン！！・・・うぅぅ・・・」
上の方でかすかに猫にゃんの声が聞こえます
「ミャ・・」


でもまっくらで見えない（・・；

とりあえず、まつ君を家に連れて帰り
懐中電灯で小屋の上の方を照らしてみると
柱の梁にかけてある板の上にいました

そっと手を伸ばし降ろしてやると「にゃ～！！」と一声
怪我してる様子もないし

小さくてもりっぱな猫ちゃんだな・・
でも・・・怖かっただろうな～（T T）

なんて思いながら、とりあえず一件落着









外はもう真っ暗でした

「今晩は、ここでおやすみよ・・・」



夜中に降り出した雨は・・・一晩中やみません



翌朝・・・裏小屋に猫にゃんの姿はありませんでした






・・・つづく・・・

（－－；　申し訳ない。。。書ききれません（涙）