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カテゴリ:生き方~信念~
誰でも、、、長い人生の中でいくつもの大きな波と出会う 突き進み乗り越えたり・・・飲み込まれ沈んでしまったり・・・ そんなことの繰り返し
私はいままで出会った波の中で、時にはもがき苦しんでも 『必ずその出来事には意味がある』 と、いつも後で気づかされてきた
田舎の農家で、ド貧乏で生活も苦しかった子供の頃 二十歳の頃の、手帳が真っ黒になり目が回るほど飛び回っていた日々 二十一歳で結婚してからの十数年間の生活 『小さな泉』の彼との、不思議な出逢いと気づきの時
そして・・・父の最期
以前から、ブログの中でも時々触れていますが 父はすい臓ガンで、2007年7月に他界しました
父のガンが発病したのは、そこから1年半前、今から4年前です 偶然、別の診察で先生が発見してくださり、すぐに大きな病院で手術することに・・・ 手術は成功し、術後説明を聞き、後は病理検査に出して結果を待つとの事でした すい臓ガンにしては珍しく早期発見の方で、手術できたことは良かったと喜んでいました
だけど、家族と親戚のおじさんとで一応の説明を聞き終えたあと 私一人、部屋に引き返し、担当の先生に問いました 『もし、進行しているすい臓ガンだとしたら、生存率は?!』 「すい臓ガンは生存率が低く、再発するケースが多く、1年か2年で・・・」
検査の結果は 「すい臓ガン」 私は 「1~2年」 ということを、父にも家族にも言えませんでした 私だけがその事を知っていたのです 父は 『このまま転移しないで元気になるかもしれない』 と希望を持っていましたし でも、この時伝えるべきだったのかも・・・と思う時が、今でもあります、、、
手術からちょうど一年後にガンが転移再発した時、父は覚悟していました
検査結果を父と母、私の三人で聞きました 先生は若い方で、病状についての説明も、言葉を濁しハッキリと言わない 手術をしても、見込みはないと言い切れないでいました 父は「覚悟はしとるからハッキリ言ってくれ!あとどれくらい生きられる?!」 先生は「はっきりとは言えませんが、このような症状の場合3ヶ月ぐらいのケースが多い」と・・・
帰って家族会議になりました
私は数年前から県外に住んでいて、仕事の合間に行ったり来たりしていました
母は今まで、文句一つ言わず「ハイハイ」と父についてきた人で 逆に、自分一人で何かを決めて行動することが出来ない人でした なので、父の宣告を聞いて、どうしていいか分からずオロオロ泣いてばかりでした
そして・・・同居していた妹は・・・
一年前に、、、私は、「すい臓ガンなら1,2年しかもたないかもしれない」 と聞いていて 父に言えなかったのには理由があったんです
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