山陰のわかめ漁
毎年恒例の素潜りわかめ漁 五月の連休ごろがシーズンですがおじさんは高齢になって潜る回数も少なくなり昨年から助っ人に行くこともなくなりました 前に撮っていた写真を記録のためブログに載せておこうと思います わかめ漁は波のない日でないと入れません入る前に塩をまいて身を清めます ワカメ漁何十年のベテランのおじさんです 潜る時は腰に重りをつけて入ります この日は仲間の漁師さんと・・・ 桶が二つ浮いてます桶と体をロープで繋いで流されないようにしています 切り取ったわかめがいっぱいになってくるといったん浜に上がり、ざるに移し変えまた海に潜ります ここで私の出番です! 浜からこのざるに入ったワカメを運び塩抜き作業をします 運ぶ時や作業中に濡れてしまうので私は魚屋さんスタイルで作業します 運んだワカメは・・・ 真水を入れた水槽の中で手早く塩抜きし水切りします 水あげが早すぎると、塩分がきつく塩からいですし水につけすぎると、塩けが抜けすぎ美味しくありません ちょうどいい塩加減・・・これがなかなか難しい(--; 時々、自分で食べてみて調整します 塩抜きしたワカメはクーラーBOXに入れ浜でワカメ干しの作業をするおばちゃんと母の所に持って行きます ・・・忘れてました バルタン星人(笑) 気を取り直し。。。ワカメ干しへ ワカメ干しは時間との勝負で手早く網の上に一枚づつ広げていきます おばちゃんと母も何十年もしているので手慣れたものです こうして広げられたワカメは・・・ 時間がたつとこんな感じに乾燥して板ワカメになります 網の下から見たらこんな感じ 穴あきのように見えますが これを規定の大きさにカットして数枚重ねて袋詰めしていきます 風の強い日は乾燥したワカメが飛んで行ってしまう事もあるため そんな時は上から糸をはり重しの石を所々に置いておさえます おじさんも80歳をこえました 海に潜る作業はとても体力を使いますなので今は無理せず少量だけのワカメ漁に切りかえています 山陰の海岸で見られる天日干し乾燥ワカメは素潜りする人、天日干しの作業をする人共に後継者がとても少なく年々量も減っています 漁師さんたちも高齢になり機械乾燥のみに切りかえた人も多いです 天日干しワカメの光景が見られなくなるのはやっぱり寂しいですね