夜景モードでこれはないでしょ（レビュー：CASIO　EXILIM　EX-H10　その６）

2009.09.12

夜景モードでこれはないでしょ（レビュー：CASIO　EXILIM　EX-H10　その６）

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現在位置は姫路なう。謎のＰＣメンテ員です。
姫路駅に着いたら、姫路城がライトアップされているのが目に留まりまして。

以前から何度かエントリに書いているように、自分って結構夜景好きなんですよね。
をや、こんなところにみんぽすからお借りしたEX-H10＜白々しい（W

そんな訳で、姫路城をモデルにEX-H10の夜景モードを検証してみたいと思います。

このレビューは「みんぽす」の無償商品貸出しを利用して書かれています。（詳細は末尾で）

撮影場所はJR姫路駅から姫路城に向かって伸びた道の突き当たり。この交差点は携帯電話を置いている縁石から撮影。ついでにs51cとも比較してみました。

ワイド側だとこんな感じ

10倍望遠だとこんな感じ

↑の中心部をピクセル等倍で見ると

背面液晶モニタだとそんなにわからないのですが、ＰＣモニタで見るとかなりブレているのがよくわかりますね。

デフォルトのメニューにセルフタイマーが見当たらなかったので、どうしてもシャッター押すときのブレが出ています。この点がちょっと不親切？
＃設定変更でセルフタイマーを選択できるようになりますが、~~説明書を読まない「いわゆるフツーの人」はそこまで気づきません。~~

とまぁ、フルオートや夜景モードで何枚か撮ってみたのですが、、、このBS「夜景」モード、なんか設定が無茶な気が。
夜景でISO64って、これはないでしょ。

夜景がきれいに撮れると期待しても、出来た写真手ぶれのオンパレード。

ちなみに「BSオート」モードで「夜景」ならISO400の設定になるんだけど・・・今度はフラッシュＯＮになって、これまた以下略。

おかしいですよ、~~カテジナ~~カシオさん！！

後でデータシートを見たら、BS「夜景」モードは三脚での使用を前提にしているようですが、旅行先に三脚を持っていく人間が購入者の何割居るのか。

以前LUMIX FX-37の時も言及しましたが、もうちっと現実の使用に即した仕様、つまり「ISO400等、適度に高感度な設定」にならなかったものかというのが惜しい。
＃s51cだとISOオートでもISO400になるので、うむむ、本当に惜しい。

おまけ：S51cとの比較

ついでなので感度を変えての変化を比較。更についでにちょこっとだけS51cとの比較。

カシオ　EX-H10	ニコンS51c
ISO　64（夜景モード標準値）
ISO　400	ISO　400（オートISO）
ISO　800
ISO　1600	ISO　1600（高感度モード）
ISO　3200

こうしてみるとEX-H10の方は高感度にすると、空の雲なども拾っているものの、色調がえらい崩れてしまいますね。もしかしたら初期状態でＯＮになっているエクストラライティングの所為かもしれません。

ISO400でも雲の調子をしっかり拾っているのはさすがだと感じるものの、ここはS51cに軍配、かな？

このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償で提供しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。（本情報開示と事実誤認時の修正を除く）レビュー商品無償貸し出しサービス「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
（WillViii株式会社みんぽす運営事務局）