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カテゴリ:投資
タイトル:株式投資で株主優待ライフをエンジョイしよう! はじめに 1.株主優待とは? 2.株主優待を獲得するには? 3.株主優待のメリットとデメリット 4.株主優待銘柄のおすすめな取引方法 4.1家族で株を分散して保有する 4.2長期保有で優待利回りアップ! 4.3.権利月での購入を避け、値上がり益を狙う! 4.4クロス注文(つなぎ売り) まとめ はじめに 株式投資には、株主優待があります。 株主優待を通じて企業を身近に感じることができ、楽しく株式投資が行えます。 しかし、優待を貰いたい為に、高値で購入し、損失を出してませんか? 株主優待銘柄におすすめな取引方法についてご紹介します。
また、半年や一年間継続保有など保有期間に条件がある銘柄もあるので、事前に確認しましょう。
例.ハウス食品グループ本社(株)(2810)
ハウス食品グループ本社(株)は、100株以上を半年以上の継続保有期間があることが株主優待の権利獲得の条件になっています。 権利月は、3月末と9月末の2回あります。 株式の保有数に応じて、優待内容が増額されます。
出典:ハウス食品グループ本社(株)株主優待制度 *2024年10月18日時点 https://housefoods-group.com/ir/personal/devidend.html 3.株主優待のメリットとデメリット 株主優待のメリットは、食事券や施設割引券など人気の高い銘柄は、多少割高でも買われる傾向があります。 株価下落時に下支えになります。 また、株主優待を提供している会社の商品やサービスであれば優待サービスを受けることで、会社の魅力を知ることができます。 配当金は、新NISA以外の口座では、20.315%の税金がかかりますが、株主優待には掛かりません。 銘柄によっては、長期保有でさらに優待利回りをアップすることができます。 株主優待のデメリットは、業績が悪い場合、優待内容は取締役会の決議で決定できるので、突然変更され、廃止になる可能性があります。 株主優待が廃止されれば、株価の下落の要因になるので、注意が必要です。 4.株主優待銘柄のおすすめな取引方法 4.1家族で株を分散して保有する 株主優待は、保有数に比例して優待が貰えるとは限らず、100株で保有した方が、優待利回りがよいケースがあります。 (株)壱番屋(7630)を例に解説したいと思います。出典:YAHOO!ファイナンス「株主優待」(株)壱番屋(7630) *2024年10月18日時点 https://finance.yahoo.co.jp/quote/7630.T/incentive 一人で100株購入して、優待を貰った場合は、 1,000円×年2回×1人=2,000円 貰えます。 家族4人で100株ずつ、合計400株保有した場合は、 1,000円×年2回×4名=8,000円 貰えます。 一人で貰うには、5,000株保有しても6,000円相当で、家族で400株保有した場合に比べて優待が少なくなります。 家族がいる場合は、話し合いをし、優待株を分散して保有し、有効に活用しましょう。 4.2長期保有で優待利回りアップ! 株主優待の中には、長期保有することで優待の特典がアップするものもあります。 長期保有特典は、企業が個人投資家に株式を長く保有して貰う為の制度です。 長期で保有して貰うことで、短期売買で株価が変動するのを少なくし、株価の安定を目的としています。 (株)INPEX(1605)を例に指標と優待内容を確認してみましょう。 出典:YAHOO!ファイナンス「株主優待」(株)INPEX(1605) *2024年10月22日時点 https://finance.yahoo.co.jp/quote/1605.T/incentive (株)INPEX(1605)の株主優待は、オリジナルデザインQUOカードです。 400株以上かつ1年以上継続保有の株主が貰えます。 仮に長期保有で業績が向上し、数年後に配当金が86円から100円に上昇した場合、配当+優待利回りがさらに上昇します。 長期保有株主優待を目標に、優待株を保有し続ける方法もおすすめです。 出典:YAHOO!ファイナンス「配当」(株)INPEX(1605) *2024年10月22日時点 https://finance.yahoo.co.jp/quote/1605.T/dividend (株)INPEX(1605)の参考指標
出典:YAHOO!ファイナンス「詳細」(株)INPEX(1605) *2024年10月22日時点 https://finance.yahoo.co.jp/quote/1605.T (株)INPEX(1605)の配当+優待利回り(配当金86円→仮定100円)
4.3.権利月での購入を避け、値上がり益を狙う! 人気のある銘柄や注目されている銘柄は、配当や株主優待権利獲得のために、株価が上昇し、高値になる傾向があります。 購入後、権利落ちし、配当+優待利回り以上に下落し、損失が出てしまいます。 決算発表の前後も株価の変動があるので、注意が必要です。 (株)壱番屋(7630)の権利月は、2月と8月です。 (株)壱番屋(7630)は、1月9日に株式分割および配当予想の修正と株主優待制度の変更に関するお知らせを行っており、注目を集めました。 (株)壱番屋(7630)の株式分割および配当予想の修正と株主優待制度の変更に関するお知らせ(2024.1.9) チャートを確認すると権利月の2月とその付近は、高値を付けています。 買い付けは、できる限り権利月を避けて購入しましょう。 また、株主優待や配当の権利上昇で値上がり益を狙うこともおすすめです。 株価の下落に応じて、株主優待・配当用と値上がり益用に分けて購入します。 株主優待や配当の権利上昇や決算などで上昇した場合、値上がり益用の株を現金化することで、値上がり益を確保しつつ、株主優待や配当を貰います。 (株)ヤクルト本社(2267)を例にチャートを確認してみましょう。 4.4クロス注文(つなぎ売り) クロス注文(つなぎ売り)とは、現物で買い注文と信用取引で売り注文を同時に行う取引です。 お目当ての優待銘柄の価格変動のリスクなしで、株主優待を手に入れることが出来ます。 しかし、値上がり益や配当金を手放し、信用取引コストを支払うことになるので、優待のみ欲しい場合に有効です。 江崎グリコ (2206)を例につなぎ売りコストを確認してみましょう。 江崎グリコの場合は、 優待1,000円分-つなぎ売りコスト1,004円=-4円 江崎グリコの様に優待は手に入るけどあまり、お得感はないケースもあります。 銘柄によっては、長期保有で貰える銘柄や一般信用売りの在庫が不足するケースがあるので注意が必要です。 まとめ 株主優待銘柄は、他の株と同様に、割安な株を購入することが大切です。 優待があるからと言っても、損失を出しては、意味がありません。 株主優待銘柄でリスク分散をし、長期投資でしっかりと値上がり益と配当金、優待を貰いながら、上手に資産形成を行いましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.09 06:58:03
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