カテゴリ:アメリカ生活つれづれ
先週の土曜日にリンカンセンターにオペラを見に行った時、オペラが終わって、レストランまで時間があるので歩いて行こうと思い外に出ると、前の広場が人でごったがえしていた。
なにやらテレビの撮影機材とかもあちこちにある。 ひとごみを縫って歩いていくと、人々のカメラや視線の先には、高い台の上に設置されたガラスの球体があった。 その中には水が満タンに入っていて、中にはレギュレータをくわえた男性が入っていた。 ダイバーたる私としては、人が水中にいるのは全く驚嘆に値しない。 それより、思ったのは、男性が長めの海パン1枚しか身に着けていないことが気になり、 「え~!あの格好はいくらなんでも寒いんでね~の?風邪ひくで。」 それと、 「お魚もいないのに、あんな中に入って何が楽しいんだ!?」 とりあえず、お仲間として、小ぶりのサメでもぶちこんであげたら、さぞかし彼も退屈しないに違いないと思いながら、その場を後にした。 昨日、ミニコミ紙のニュース欄を読んでたら、この前の水中おっさんの記事が載っていた。 彼の名前はデビッド・ブレインで、マジシャン、31歳らしい。 5月の1日~7日まで7日間、球体の水中で過ごしたとのことだった。 -だったら、あの時は6日目だったのかぁ。体もさぞかしふやけてただろうな。 8日目にレギを外して重りを付け、水中での息止めの世界記録(8分58秒)に挑戦したんだけど、結局、7分8秒で失神し救助、病院行きとなったらしい。 しっかし、無茶するな~。 7日も水中で過ごさなかったら、体力も消耗してないから、世界記録を破れたんじゃないか? それに、デビッドのおっさんはマジシャンにくせに、「まじ」なことしてどないすんねんとつっこみたいところでもある。 水中にいる間は食事は何を食べてたんだろう? ハンバーガーはふやけてばらばらになるだろうし、水につかったステーキはまずそうだし。 ふと、串本の水中で、ウニを捕っておいしそうに食べていたイントラの姿を思い出した。 ちなみにデビッドさん、無事退院したそうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.13 06:13:04
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