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TVジャパンのNHKニュース(日本では朝7時のやつのライブ)を夜見ていたら、田村高廣さんが亡くなられたというのを聞き、とてもショックだった。
田村さんは、すごく好きな俳優だった。 最近は、歳をとって一層、演技の渋さと味わいの深さに磨きがかかっていて、素晴らしい俳優さんだった。 でも、私がショックだったのはそれだけの理由ではない。 私は、自分の父を田村さんにいつもだぶらせていたからだ。 父は、私が16の時に病気で亡くなった。 かなりワンマンな人で、家族にとっては、理想の父親とはとても言いがたかったが、それでも私のかけがえのない父だった。 田村さんは、そんな父に、とてもよく似ていた。 父は、田村さんより、面長だったが、目鼻立ちはすごく似ていて、父が亡くなってからも、田村さんを見ていたら、そこに父がいるような気がしていた。 ちょうど、父が亡くなった数ヶ月後に、田村さんがTVのドラマで、若年性認知症を患ってしまう人物を演じていた。 自分と葛藤し、苦しみ、家族を困らせ、支えられ、懸命に生きていくその姿を壮絶に演じる田村さんを見て、母と泣いたのを思い出す。 田村さんのご冥福をお祈りしつつも、永遠に父を失ったのは認めざるをえないのである..。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.18 13:49:02
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