カテゴリ:アメリカ生活つれづれ
”あ~、またやってるよ~”と心の中でつぶやく。
スーパーに行って、果物を見ていると、初物のチェリーが籠に盛ってあった。 おいしそうだけど、高いよな~と思ってると、おばさんがやってきて、チェリーをひとつ口にほり込み「ん~、甘くておいしいわ」と言って更に、もう一つ。 ”おいおい、おばちゃん、買うんかよ。きっと買わねえんだろう。” 別のおばさんがやってきて、口にほりこみ通り過ぎた。 さっきのおばさんは更に2~3個ほり込んで、おいしそうにほおばった挙句、種を下の段にあった他の果物の上に投げつけていた。 そして、もちろん1個も買わずに満足げな様子で他のコーナーに向かっていったのである。 ”やっぱりな” こんなこともし、日本のスーパーでやったら、すぐに警備員が飛んで来て、「お客さん困ります。別室へご同行ください。」ってことになるだろう。 しかし、ここアメリカでは、これは全然珍しい光景ではない。 葡萄なんかも、よく「被害」にあってるし、バナナを1本食べて、皮をその辺に捨てていく人も見たことがある。 ジュースを買い物しながら飲んで、レジで空き缶を出して、「これ飲んだから」と計算してもらう人も見るが、これは真面目なケースだ。 果物は、たいがい、腹の中に”証拠隠滅”され、なんのおとがめもないケースばかりだろう。 少なくとも、注意されてる人をいまだかつて見たことが無い。 この人たちが、日本に来たらどうするんだろうと興味津々だ。 いっぺん、日本のテレビ局は「アメリカのおばちゃん日本のスーパーへはじめてのお使い」とかなんとか特番を組んだら絶対面白いと思うんだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.07 13:55:37
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