カテゴリ:アメリカ生活つれづれ
以前、果物を味見しまくるおばさんの話は書いたが、今回はその上手を目撃した。
先週末、オーガニックグルメスーパー「Whole Foods」でのことだった。 旦那が、「おいおい見てみい。おのおっさんスープ食うてるぞ。」と言う。 旦那の目線を追うと、50代くらいのおじさんが、殆ど物の入っていないショッピグカートを押しながら、スープをおいしそうに味わっていた。 そのスープの容器は、このスーパーのお魚コーナーの横のスープコーナーのものだった。 スープポットの中から、自分で好きな物を所定の容器に注いで、あとで他の物とまとめて、レジで精算する方式になっているのだ。 果たして、おじさんは、スープの容器を残しておいてレジで「飲んだから」と精算するだろうか? 私達は二人とも「絶対に精算しない」方に意見が一致した。 買い物しながら、おじさんの行動をチェックする。 お魚コーナーの隣のお肉コーナーの端をおじさんがコーナリング。 デイリーコーナーに差し掛かる手前に、ゴミ箱がっ おじさん、デイリーコーナーに行くと思いきや、なんのためらいもなく、空容器をゴミ箱にシュート!!(お見事っ) 「やったーっ!」 ガッツポーズをしたいのをこらえた。 おじさんは、小腹を満足させ、満ち足りた表情でカートを押して行き、なんと仲間(!?)らしい他のおじさんと合流して言葉を交わしている様子だった。 「スープうまかったよ。お前は食ったか?」とでも、話してるのかもしれない。 いつまでも、おじさんの観察をしてるほど暇でもなかったので、ナッツや穀類の量り売りコーナーでカシューナッツを買ってると、また、旦那が「おい、おい」。 見ると、仲間のおじさんが、ナッツをむしゃむしゃ食べている。 このコーナーも、スープコーナー同様に、ナッツを自分ですきな量だけ袋に入れて商品番号をタグに書き込み、レジで精算する方式だ。 おじさんみたいな人が多いので、このコーナーには、”ナッツをつまみ食いするな”という注意書きが貼られている。 しかし、こんな注意書きなんて、その類の人には、犬に”おしっこかけるな”の注意書きを見せるのと同じだろう。 こんなことしても、保安員に注意されることもないから、アメリカって食い逃げ天国かもしれない。 さて、次は何の食い逃げを目撃することだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.20 04:59:06
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