カテゴリ:猫話
他の地方ではどうなんだろうか?
鹿児島のうちの田舎では、「正月猫」という言葉がある。 「正月猫」は、正月前後になるとサカル猫のことを言う。 実家の周りでも、年末から、猫達が昼夜問わず24時間体制で稼動しており、雄猫達の「アオ~、アオ~」という切ない大声が響き渡り、しばしば、雄猫同士の死闘が繰り広げられていた。 姉の家の雄猫ジョンとマイケル(共に2歳)は去勢していないので、当然ながら血気盛んである。 この2匹、自分達の家の周りではなく、よりにもよってうちの周りでサカッていた。 見ていると、1匹のキジトラの雌猫を巡り、このジョン、マイケルとどこかの灰色の顔のでかいデブ猫との3匹で戦闘状態にあるようだった。 雌猫は、思わせぶりなそぶりで雄猫達を翻弄していた。 人間の目から見ると、そんなに命を掛けるほどの可愛い雌猫だと思えない。 低レベルの争いだ。 激戦がピークに達した2~3日間は、オールナイトで喧嘩と去勢張りを繰り広げ、母も私もうるさくて眠れず頭にきていた。 亡きまりおちゃんは去勢済み雄猫だったが、自分の縄張りは頑固に守っていたので、1年前まではこんなことはなかったのだ。 改めて、まりおちゃんの存在の大きさを実感する。 そうこうしていたら、元旦になって、急に静かになった。 どうやら決着がついたとみえる。 雌猫が誰を選んだのかはわからない。 が、2日か3日になって、ジョンとマイケルが寂しそうに鳴きながら歩いていたのを見たので、おそらく、あの灰色のデブ猫が勝利者となったのであろう。 やっと、我が家にも平和な夜が訪れてきた。 やれやれ... まりおちゃんがお引越しして、今日で1ヶ月。 やっぱり、私達にとっては宇宙一かわいいニャンコだったなぁ~と思い惜しむ日々である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.05 01:31:10
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