カテゴリ:海外旅行
9月7日~11日の4泊5日で、カナダのイエローナイフへ行ってきた。
もちろん、長年の夢であったオーロラを見るためである。 今年、日本からNYへの機内から見たイエローナイフ上空のオーロラは、ますます、地上からオーロラを見たい!という願いを増幅させたものだった。 しかし、オーロラは、太陽の状態、天気、月齢の良い条件が揃ってこそ見れるものだ。 正に、一種の”博打を打ちに行く”ような旅である。 事前に確実に分かるのは月齢のみなので、今回は、新月に近いこと、白夜が終わって初冬の天気の荒れやすい時期の前ということで、この日程にした次第であった。 それに、寒さが超苦手な私としては、真冬のマイナス40度の中での観測は考えられないので、日本の関東や関西の冬くらいの気温である9月前半は我慢できるという結論だったのだ。 7日の7時50分NYラガーディア空港発のエアーカナダで、途中カルガリーでカナダ入国、国内線に乗り換え、イエローナイフに午後2時すぎに着いた。 時差がアメリカ東部時間と2時間あるので8時間かかったことになる。 今回はJTBのlookを利用したが、イエローナイフの空港では、委託されたAurora Worldの係員の方が待っていてくれた。 シャトルバスで滞在先のホテル「Explorer Hotel」へ10分ほどで着く。 係員の方に説明を受け、チェックイン。 イエローナイフでは一番高いホテルらしいが、まあ、部屋は普通であった。 イエローナイフは、日本では、ドラマ「ラストクリスマス」の影響もあり、オーロラで有名だが、実際は金やダイアモンドなど鉱山で栄えている街らしい。 オーロラを遠路はるばる見に来るのは日本人が殆どのようで、欧米人はオーロラをわざわざ見に来ないようだ。 フレーム湖のほとりにあるイエローナイフのダウンタウンは、歩いて回れるこじんまりとしたものだった。 スーパーや酒屋で買い物をし、Aurora Worldの方におしえてもらった「Saigon」というベトナム料理で晩御飯を食べた。 なかなかおいしく、疲れた体にはアジアの料理がやはり落ち着く。 その後は、真夜中の観測に備えて、部屋でワインを飲んで少し仮眠を取った。 午後10時20分にAurora Worldのスタッフがホテルのロビーに迎えに来てくれ、他のホテルでお客さんを拾って、観測所へとバスで向かう。 スタッフも全員日本人だし、やはり、お客さんは全員日本人だった。 バスで30分程走るのだが、途中でオーロラがもう見え始めており期待がふくらむ。 観測所は街から離れた明かりの無い場所にあり、待機所の中は明るいが、外は足元を最低限照らす灯りだけである。 私たちは懐中電灯を持ってきていなかったので、慣れるまで足元がおぼつかなかった。 設備の説明や観測時の注意点など受け、湖を遠くに臨む展望台に出た。 昼間の曇り空とは打って変わって、空は快晴、満点の星が降り注ぐようだ。 すでに、オーロラの白い帯が湖の彼方から伸びてきており、幻想的な舞台の幕は上がっていた。 スタッフの方に、別の場所で先にオーロラと一緒に記念写真を撮ってもらい、戻ってカメラのセッティングにかかった。 今回は、今アメリカに持ってきているカメラ機材で旦那のカメラとレンズだけがオーロラ撮影に適していることから、撮影は旦那に任せ、私は自分の目にしっかり焼き付けることにした。 *以下オーロラの写真は旦那のEOS1v(銀塩)でISO400のフィルムで撮影したものである* 湖のはるか彼方より漂うオーロラ オーロラはだんだん動めきながら空いっぱいに広がっていく ブレイクアップだ! 青や赤の色をちかちか瞬かせながら、ひらひらと渦巻いていった 空いっぱいにオーロラ爆発! 光輝くドラゴンが天に昇るよう 満天の空で繰り広げられる光の見事なダンスにはただただ感動し魅了され身動きもできなかった。 こんな世にも美しい自然現象に遭遇できた幸運を感謝するばかりだ。 その後はだんだん、オーロラも静かになり、落ちついた感じの薄い絹の帯となった。 オーロラ観測は1時50分までとなるが、オプショナルの2時間延長を申し込み3時50分まで観測したが、サイドのブレイクアップはなかった。 しかし、帰りの車中から、またブレイクアップするのを見ることができた。 初日からいきなりすごいオーロラを見れたのは非常にラッキーだった。 一種、難解な宿題を終わらせた感じがした。 スタッフによるとこの日のオーロラは、イエローナイフでも最大規模だったらしく、ここしばらく見たことがない位大きなブレイクアップとのことだった。 ”大博打”は大当りだった!といえよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.18 07:14:41
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