カテゴリ:観劇&コンサート
メトロポリタンオペラ「アイーダ」を見に行った。
「アイーダ」は以前、デボラ・コックス主演のミュージカル版は見たことがあったが、オペラの方は初めてだった。 アイーダ役は、Angera M. Brownで、黒人のオペラ歌手である。 その恰幅の良い体からは、美しくも芯の太い迫力のある声が発せられた。 そのためか、恋人のラダメス役のFranco Farinaの存在感が薄く感じられたかも。 アムネリス役のOlga Borodinaもアイーダに劣らぬ存在感のある歌声だった。 アイーダの父アモナスロ役のMark Delavanは、いまいち声がこもっていて不満が残った。 さて指揮者は、今回METデビューを飾った大野和士さんだ。 以前、NHKの「仕事の流儀」で大野さんが世界に認められた素晴らしい指揮者であるのを知った。 だから、今回はすごく楽しみだったのだ。 期待通り、完璧な指揮で素晴らしかった。ブラボー!! 日本人が世界の檜舞台で活躍しているのを見ると、すごくうれしいものだ。 舞台セットも壮麗で素晴らしく、エキストラで出てくる人の数はいったいどれくらいなんだろうと思うくらい、今まで見たオペラの中で最も多かった。 本物のお馬さんも何頭も登場した。 ダンスのシーンもあり、ちょっとしたバレエを楽しむこともできる。 この物語の背景に、考古学者がエジプトの発掘で、男女が寄り添って亡くなっているお骨を見つけたことがきっかけにあったのも、古代のロマンかな。 二人は天国で結ばれたのかなぁ~、と思いを馳せるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.05 15:32:08
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