カテゴリ:観劇&コンサート
プロコフィエフ作のロシアオペラ「戦争と平和」を見に行った。
その名の通り、トルストイの大作をオペラ化した作品である。 長い作品だが、2幕で構成されている。 1幕目は、ロシア貴族の男女間の恋愛を中心に7つのシーンが展開される。 2幕目は、戦乱のモスクワのシーンが展開され、最後に平和の訪れで終わる。 最後のシーン(METのhpより) プッチーニやらヴェルディやらのにべると、非常に重いオペラだ。 作者の社会的思い入れの強さが伝わり、時に息苦しくなる思いがした。 征服者ナポレオンに代表されるフランス=悪という印象が強烈で、フランス人だったら、絶対見たくないオペラだろう。 1幕目が淡々と大きな変化なく進むのに対し、2幕目は戦争の痛ましさ、残酷さを描いているので、そのギャップは非常なものだ。 なぜか、今までのオペラで見たことがないくらい、1幕目で帰ってしまう人の多かったこと。 近くの席だけでも、2幕目には随分見晴らしがよくなっていた。 プロコフィエフの音楽は初めて聞いたが、はっきり言って一般受けしないな、と思った。 これも、1幕目で帰る人が多かった理由の一つだろうか? 音楽は好きだけど、あくまでフツー人の私には、やはり難解であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.27 14:47:18
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