ねこねこ日記

この日は、朝ホテルをチェックアウト後、小型のバスで島内のアナカプリ地区へ向かう。
カプリ島内の道路は非常に狭くて、車同士が離合するのが大変なところだ。
バスの運転手さんの車幅感覚はすごい。
道の狭いせいで、接触事故もやはりしょっちゅうあるそうだ。

バスはリフト乗り場に着いて、長～いリフトでソラーロ山へ登る。
リフトに乗っている途中でも、島のお家や庭、ぶどう畑、ニャンコなどいろいろ見られて楽しい。
白い家々と青い海とのコントラストも綺麗だ。地中海してる！

　　
　　ソラーロ山より

山上のカフェでカプチーノを飲んで、再びロープウェイで下山。
ロープウェイ乗り場では、他の日本人ツアーの人たちが、「青の洞窟に入れなくて残念。」と話しているのを聞いた。
確かに前日より風が強くなっていたので波が出てるだろうから、あの洞窟の入り口の狭さでは無理だろうなと思った。
その人たちには申し訳ないが、前日に待ち時間ゼロで何の問題もなく洞窟に入れた幸運を感謝したものだ。

カプリ島に別れを告げ、高速船でナポリ港へ戻り、専用バスに乗ってポンペイへ向かった。
ポンペイで、カプレーゼとパスタのツアー飯のランチをいただき、いよいよポンペイ遺跡観光だ。

繁栄を誇っていた古代都市ポンペイは７９年にベスビオ火山の大噴火で、１８世紀半ばに発掘されるまで灰に埋もれたままだったそうだ。

　　
　　遺跡入り口

　　　　
　　　　背後に見えるのはベスビオ火山

　　　　　　
　　　　　　円形劇場？

遺跡からは、当時の人の豊かな暮らしぶりが伺え、大噴火によりそれが消し去られた深い哀しみが感じられる。
壁などに残された人型から起こした像は、もだえ苦しむ姿が生々しく悲痛この上ない。
２０００年近く前の悲劇はそこに確実に残っていて、なんともいえない気持ちだった。

その後は、一路最後の訪問地ローマへ向かう。
旅行もそろそろ終わるんだな～と思うとやっぱり寂しい気分になってきた。

ローマに着いて、「Hotel Villa Franca」にチェックイン。
晩御飯は、ホテル向かい側のレストランでツアー飯のディナー。
イタリアはワインが安いので、昼も夜もワイン飲めて幸せだ～。