カテゴリ:温泉&宿
先日の十津川温泉の翌日には、白浜よりちょっと南にある椿温泉の「冨貴」に泊まった。
椿温泉は、串本へのダイビングの行き帰りに、”さびれた温泉地だなぁ~”と思いながら通過するばかりで、一度も立ち寄ったことはなかった。 しかし、意外にも、お湯が非常に良いということで、行ってみることにしたのである。 旅館は至って庶民的な造りで、サービスも庶民的である。 しかし、部屋からの眺めは非常に良い。 床から窓なので、海の景色が素晴らしい! 部屋は古いが掃除はきれいにしてあり、10畳でゆとりがあって、トイレはウォシュレット付だった。 部屋のユニットバスには、憧れの「ケロリン桶」が置いてあったが、大浴場には無かった。 使いたかったのに残念である。 ここのお湯はもちろん自墳で、単純硫黄泉の源泉掛け流しである。 浴槽は3つあり、一つは源泉を42度に加温したもので、あとの二つは源泉36度そのままが注がれている。 そのため、いくら入っていてものぼせない。 旦那は1時間半も入っていて、溺れているんじゃないかと心配したくらいだ。 源泉に浸かっていると、体に細かい泡がびっしり張り付いてくる。 冷たい風呂に入っているのに、不思議と湯ざめもしない。 確かに、とっても良い湯だ。 十津川のお湯も良かったが、更にこちらの方がお湯だけは勝っている。おそるべし! もちろん飲泉もできるので、飲んでみたら硫黄の臭いとともに不思議に甘い味がした。 料理は、”冨貴鍋”コースをいただいた。 庶民的な刺身や小料理とともに、海鮮たっぷりのボリュームのある鍋だった。 お腹パンパンになったが、海鮮の出汁が染み出した締めの雑炊は非常においしく、完食してしまった。 連休ということでお客さんも多く、食事は大広間でだったが、衝立があったので隣が気にならなくてよかった。 ただ、お膳が低いのでちょっと食べづらいのが難点だ。 おばちゃん達の庶民的なサービスも家庭的で気を遣わなくてよい。 高級旅館でお姫様待遇も良いが、こういう庶民的なのも良いものだ。 温泉好きとしては、絶対外せないお湯といえよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.07 02:01:44
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