カテゴリ:日本でのつれづれ
関西では、ニュースや時事の解説で人気のある青山繁晴氏の「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」を読んだ。
青山氏のわかりやすく、物事の真実を掘り下げようとする解説はいつも大変興味深く見ているので、その最新著書も気になって読んでみた次第だ。 今の世界の現状や、日本の置かれている立場が、元記者らしい細かい取材を通して、現実的に語られており、非常に考えさせられるものだった。 敗戦後は何かと大人しくて、国際社会からも”金は出せ、口出すな”的な扱いにおとなしく従ってきた馬鹿みたいにお人よしの国ニッポン。 今の日本を人間にたとえると..、 「私は泥棒も強盗もいないのは信じています。だから、襲わないでね。」と防犯カメラも鍵もろくろく付けずにいるから、ちょこちょこ盗みに入られたり、あくどい隣人に境界線を勝手に書き換えられたりしている。 その事実に気付きながらも「まあ、いいか。もめるのも嫌だし。」と見ないふり。 そんな超呑気な態度だから、いつの間にか土地家屋の権利書まで盗まれる..なんてことも起こるかもしれない。 民主党が画策している「外国地方人参政権」にも、危機感を持っていない人が多いと思う。 私の友人の一人も、”税金を納めているんだから、地方参政権くらいあげてもいいと思う”と言っていた。 その考えの浅はかさに呆れて反論する気も起きなかった。 地方は日本という国の構成要素であり、地方参政権は国政参政権と同じ重みがある。 それを、日本という国への根源的な愛情のない外国人に与えるのは理屈が通らない。 移民の国アメリカも、アメリカ国民にしか参政権は与えていない。 永住権は、”国民になる気は無いけどは住ませてほしい”人のためのもので、帰化して国民になるのとは、覚悟も重みも全く異なる。 覚悟の無い人に、安易に参政権を与えるのは国を安売りする行為だと思う。 そんな愚かな政策のために、国が土台からじわじわと崩され、気づけば某国の”名ばかり自治区”になっていた..なんて恐怖のシナリオもあながち空想とは言えないだろう。 私は右翼でもないし、戦争には絶対反対だが、それなりの防衛は絶対必要だと思う。 家に、防犯対策をするのと同じだ。 その防衛費すら削ろうとする政策は、外国人参政権と併せて、いったい、”どこの国民の生活が第一なのか?”と非常に疑問だ。 将来の成長戦略を欠いているのも、非常に怪しげだと思う。 日本はどこへ行くんだろう? 平和ボケした時代から、混沌としたグレーな時代がやってきた..。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.10 00:44:11
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