カテゴリ:観劇&コンサート
今日は兵庫県立芸術文化センターに佐渡裕さんプロデュースオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」を
見に行った。 ”コジ・ファン・トゥッテ”は”女なみんなこうしたもの”という意味で モーツァルト作のオペラでは比較的上演の少ない方だ。 婚約者の貞節を試すため、男たちが出征すると偽り、変装してお互いの婚約者を 誘惑するというお話だ。 結局、抵抗した挙句に、女達は、恋人の留守中に誘惑者の手に堕ち 「しょせん、女ってなんだかんだいっても誘惑に弱いんだべ~」ってやつ。 男はもっとそうだべさ~!!と返したくなる感じだ。 今日は、日本人をはじめとしたアジア人キャストだった。 美人ソプラノ小川里美さん、甘~い歌声で魅了するテナーのジョン・健・ヌッツオさんなど 日本人有名歌手出演だ。 田村麻子さんのデスピーナ役はすごくコミカルで演技力、歌唱力共に抜群だった。 とろけそうなくらい暑い外界と比べ、しばし3時間半の夢の世界を満喫。 しかし、男にたばかれたと分かった後の女性たちのその後は実際どうなったんだろう?と思う。 私なら、絶対に許さないだろうなー。 そういえば、在米中は、METでもこの演目は無かったなー。 アメリカ女性が見たら、「女をこけにしている!」と訴えそうな内容だと思う。 なんか総じてハッピーエンドという終わりではなく、シニカルだなぁ~と モーツァルトの微妙な意図、遊び心?、いやなんらかの実感に基づく真実!? 単純に割り切れない珍しいオペラだったな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.26 02:33:36
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