カテゴリ:観劇&コンサート
昨日、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(PAC)の定期演奏会に
行った。 指揮者は、イギリスの巨匠サー・ネヴィル・マリナーさん。 ついにマリナーさんも91歳。 前回マリナーさんの指揮を見たのは在米中の8年くらい前のNYフィルの 定演だったが、その時もほんとお元気でびっくりした。 マリナーさんが登場されると盛大な拍手。 背筋もしゃんとして顔の色つやもよいにこやかで元気なお姿に感動した。 今回はイギリスゆかりの以下3つの作品が演奏された。 ハイドン:交響曲第96番「奇蹟」 ティペット:2つの弦楽オーケストラのための協奏曲 メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」 最初のハイドンの出だしでオケが揃ってなくて「あちゃー」と 思ったが、演奏が進むにつれてのってきて全体的にはとてもよかった。 ティペットは初めて聞いたが、左右に分かれた弦楽オケが時に競い、 時に会話するような掛け合いがとてもユニークで面白かった。 マリナーさんの「スコットランド」は特に抒情と哀愁に満ち溢れていて めっちゃ良かった。 この曲に対するマリナーさんの思い入れの深さがすごく感じ取れた。 アンコールはメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」より第3楽章 だったが、しっとりと抒情的で心に沁みた。 38歳という若さでこの世を去った大天才メンデルスゾーンが作った曲を 91歳のマリナーさんが人生経験豊かに作り上げる雄大な音世界の不思議。 これだから、音楽ってどこまでも深遠なんだなーとつくづく思った。 マリナーさんは、ずっと立って指揮をされており、そのパワーに元気をもらった。 素晴らしいご長寿ぶりだ!! この演奏会に来てよかったなーとつくづく思った。 マリナーさんには、まだまだお元気でご活躍いただきたい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.17 02:18:21
[観劇&コンサート] カテゴリの最新記事
|
|