ねこねこ日記

タキソールの代表的な副作用の一つは末梢神経障害だ。
投与の回数が重なるにつれて手足に痺れが出る。

末梢神経障害の完全な予防策は無く、痺れをできるだけ少なくできるかもしれない
方策を試すしかない。それも不確実。

私の場合は、投与３０分前から次の方策を採った。

・医療用着圧ソックス（ひざ下）を履く。

・手はニトリル手袋のきついサイズ（SS)を二重にはめる。

・保冷剤で手足を冷やす。

これは、手足の血流を鈍くし、抗がん剤が手足先まで行き渡るのを阻害する方法だ。
ソックス、手袋、保冷剤も基本自前。
保冷剤は、病院で余裕あれば借りれるが確実でないので持参するのが無難だった。
だから、通院も荷物が多くなる。

投与後は水をたくさん飲んで抗がん剤を長く体にとどめないようにした。
抗がん剤は短時間で効くので長くとどめない方が良いみたいなので。

着圧ソックスはお風呂入るまで穿いていて、
お風呂後はメディキュット寝る時用穿いて寝た。

あと、投与後は手足をよく動かした。
投与中はじっとしてる方が良いが、投与後は血流を良くして排出を促す方が良いため。

それでも、投与７～８回目位から痺れが出てきた。
手の先には深爪した時のような痛みも出てきた。
医師の判断で９回目から７５％に減薬し、そのまま１２回目まで乗り切った。

タキソール終了後７カ月たって、痺れは断然ましになってきた。
足先は特に気にならなくなってきた。

しかし、手の親指の深爪したような痛みはまだ続いている。
だからプルタブなかなか開けられない。
爪先でひっかけて開けるパッケージも苦手だ。

末梢神経障害に効果があるという漢方の「牛車腎気丸」はずっと飲んでいる。
５０肩の時から飲んでるアリナミンEXゴールドも末梢神経障害に効能があるらしいので
続けている。

私の場合は自分でやれる対策を精いっぱいやって、
薬物療法専門医の診察も受けながらやれたので重篤な後遺症に陥ることが無くて済んだ。

いつか以前のようにプルタブが開けられるようになったらいいなと思う。
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​その後の経過​
​術後3年​

今現在(２０２２年4月)はしびれは完治しましたよ！
我慢せずに主治医に相談、対策を取ればしびれの後遺症は残らないってことで～す。👍