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看護科を卒業した友人の妹が市内でも大手の病院に就職し、研修期間を終えた後婦人科に配属されて数ヶ月たちました。
巷では、救急患者が受け入れ先が決まらずに『たらい回し』状態になる悲惨な事件が多発していて、マスコミは何かと病院側を糾弾しているようですが、近頃増加しつつある【モンスターペイシェント】達が一部の要因でもあるということはあまり知られてないように思えます。 (私は出産経験がないので詳しい事は分らないのですが)妊娠した場合、普通はかかりつけの病院を決め、定期健診やパパママ学級などをそこで受けます。 持病を持っている人は普段服用してる薬や体調などもあわせて病院側が診てくれますし、つわりや妊娠中毒などの体調変化も診断し対応してくれます(特に持病によっては、受け入れ側が特別なチームを作って出産に臨むシーンも多々あります) つまり妊娠・出産に関しては、それだけ事前の準備をきちんとしておくのが重要だということなのです。 ところが、最近の妊婦さんはこの定期健診を受けない、つまりかかりつけの病院を決めない人が増えているらしいです。 妊娠は病気ではないため、診療代に関して保険がきかないのは周知の事実ですが、国からもそれなりの補助が出ます(地域によって格差があるかどうかは知りませんが、友人が勤めている病院では定期健診の40%は無料になるそう) しかし、自分の体調のみならず子どもの体調もどうでもいいのか、妊婦健診を受けない人が確実に増えている様子。 で、「いざ出産!」となったら、救急車を呼んで救急患者として病院に搬送してもらう。 救急患者は外来患者に比べて診察が優先されているので、最近では何でもないケガや軽い腹痛などでも救急車を呼ぶ人が多いとも聞きます。 かかりつけの病院を決めていない妊婦さん全員がそうだとは思いませんが、「出産時には救急車で運んでもらえばいいわ」と軽い気持ちでいる人が多いのも事実です。 ネットカフェのトイレで産み捨てて行く人がいるくらいですからね~、ほんと酷いものです。 また、最近多いのが医療費不払いの患者たち。 婦人科の友人に聞いた話で酷いなぁと思うものは、堕胎をしにきて「今は持ち合わせがなくて。後日払いに来ます」と言って帰り、そのままドロンしちゃうケース。 緊急に手術してほしいといいながら「後日持ってきます」と保険証も提示せず、名前も偽っているうえ、もちろん住所も架空であるからして、診察・手術代が回収できずに泣き寝入りしている病院は数知れず。 大病院ならともかく、小さな病院は赤字で閉業してしまうところもあります。 今さら言うまでもないですが、何よりも子ども(&自分)のためを思うなら、きちんとかかりつけの産婦人科を決め、旅行へ行く場合などは現地の病院をあらかじめ紹介してもらうという手続きをすれば(普通の病院はそういう対処をしてくれます)、緊急事態にも悲惨な結果になることは少ないでしょう。 「言ったもん勝ち」みたいな態度で暴言を吐いたり、病院職員に暴力をふるったりというモンスターは論外ですが・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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