明治神宮(2021年7月23日)
2021年7月23日、明治神宮を参拝しました。私は32年ぶりの参拝です。とても懐かしい感じでした。32年前に引いたおみくじは、明治天皇の詠まれた「大空にそびえてみゆるたかねにも 登ればのぼるみちはありけり」でした。財布にこのおみくじを入れて、長い間繰り返し見ていたので、完全に覚えました。今回、明治神宮でおみくじを引くと、次の和歌でした。「あらし吹く世にも動くな人ごごろ いはほに根ざす松のごとくに」↑ 原宿駅近くの「神宮橋」。↑ 神宮橋の紹介。神宮橋は大正9年、明治神宮の造営時に山手線を跨いで架けられ、当時としては珍しく、鉄骨を使用したコンクリートの橋桁でした。60余年して建て替えられました。新しい橋は古い橋の姿をできるだけ損なわないように、高欄は御影石を使って再現し、親柱は当時の石桟(せきさん)を補修しそのままの形に復元しました。↑ 定車馬ヲ乗入ルコト、魚鳥ヲ捕ルコト、竹木を伐ルコト右境内ニ於イテ禁止ス 大正9年11月1日 明治神宮。↑ 境内案内。↑ 代々木。この地には昔から代々樅(もみ)の大木が育ち「代々木」という地名が生まれました。この前の名木「代々木」は昭和20年5月の戦禍で惜しくも消失しましたのでその後植継いだものであります。↑ 代々木。↑ 明治神宮御苑入口。新型コロナウイルス対策のため、閉まっている。↑ 明治神宮御苑。明治天皇御製。「うつせみの代々木の里はしづかにて 都のほかのここちこそすれ」この御苑は江戸時代の初めから大名加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でありましたが、明治初年皇室のご料地となり、明治天皇の思召により所々模様替えがなされ、昭憲皇太后にはたびたび行啓になられた由緒深い名苑であります。↑ 奉献 清酒菰樽(こもだる)。↑ 奉献 葡萄酒樽について明治天皇御製「よきをとりあしきをすてて外國に おとらぬくにとなすよしもがな」↑ 大鳥居。我が国で最も大きい木造の「明神(みょうじん)鳥居」。昭和50年12月23日建替竣功、篤志家により奉献。形式寸法共に大正9年創建の鳥居に同じ。原木は台湾丹大山の樹齢1,500年に及ぶひのき。高さ12メートル、柱と柱の間9.1m、島木の長さ15.5メートル、柱の径1.2メートル、笠木の長さ17メートル。↑ 明治天皇御製「われもまたさらにみがかむ曇なき 人の心をかがみにはして」昭憲皇太后御歌「むらぎもの心にとひてはじざらば 世の人言はいかにありとも」↑ 本殿。↑ 明治天皇御製「日ざかりはここにくらさむしげりあふ 松の木かげの風ぞすずしき」昭憲皇太后御歌「ひく水もあつくなりぬる日ざかりに 田ぐさとる身をおもひことやれ」↑ 国立代々木競技場。