ポンペイ展(2)「ビキニのウェヌス」など
2022年2月23日、東京国立博物館・平成館で「ポンペイ展」を見ました。会場では、「ビキニのウェヌス」像が目につきました。「ウェヌス」はローマの愛と美の神で、「ビーナス」の事です。女神なのに、ローマ、ポンペイの人間の女性と同じく、ビキニを着けています。ーーーーーーーーーーーーーーーーー【ビキニのウェヌス】ポンペイ、「ビキニのウェヌスの家」(Ⅰ II、6)アトリウム(2)出土前1~後1世紀大理石(彩色・金彩の痕跡有り)目:練りガラスナポリ国立考古学博物館↑ 沐浴する直前のウェヌスの姿を表現。サンダルを脱ごうとしている美の女神を、プリアプスとクピドが支えている。装身具を表す金彩や色彩が残存している。邸宅の広場にあった水盤の前に設置されていた。↑ 女神ビーナスが、ポンペイの女性のように、ビキニをつけている。ーーーーーーーーーーーー【ポリュクレイトス「槍を持つ人」】ポンペイ、「サムニウム人のパラエストラ」(ⅤⅠⅠⅠ2、23)出土前1~後1世紀(オリジナルは前450~前440年)カッラーラ大理石ナポリ国立考古学博物館ーーーーーーーーーーーーー【擬アルカイック様式のアポロ】ポンペイ、「メナンドロス家」(Ⅰ 10, 4)、ペリステュリウム(c)出土前1世紀後半大理石ナポリ国立考古学博物館ーーーーーーーーーーーーー【躍るファウヌス】ポンペイ、「ファウヌスの家」(VⅠ 12、2)アトリウム(27)出土前2世紀ブロンズナポリ国立考古学博物館ーーーーーーーーーーー【スフィンクスのテーブル脚】ポンペイ、「ファウヌスの家」(VⅠ12、2)、第2ペリステュリウム(39)出土ペンテリコン大理石ナポリ国立考古学博物館ーーーーーーーーーーーー【竪琴を弾くアポロ】ポンペイ、「竪琴奏者の家」(Ⅰ4、25)、ペリスチュリウム(32)出土前1世紀後半ブロンズナポリ国立考古学博物館ーーーーーーーーーーーーーー【ヒョウを抱くバックス】(ディオニュソス)ソンマ・ヴェスヴィアーナ、「アウグストゥス荘」大ホール(第1室)の床面出土前27~後14年頃パロス大理石ノーラ歴史考古学博物館ーーーーーーーーーーーーーー【ペプロスを着た女性】(通称「踊り子」)エルコラーノ、「パピルス荘」、大ペリスチュリウム出土アウグストゥス時代(前27~後14年)ブロンズ(象嵌:銀、銅)、目:骨、石ナポリ国立考古学博物館ーーーーーーーーーーーーーーーー【ぺプロスを着た女性】(ペプロフォロス)ソンマ・ヴェスヴィアーナ、「アウグストゥス荘」大ホール(第1室)西壁の左ニッチ出土2世紀パロス大理石ノーラ歴史考古学博物館