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2020.01.18
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カテゴリ:美術 / Art
2020年1月13日、東京の国立新美術館に行き、「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400年」展を見ました。ブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵の絵画、彫刻が展示されています。

1994年3月に休暇を取り、車で中欧を旅しました。住んでいたオランダを出発し、ドイツ、チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、オーストリア、ドイツ、オランダと巡りました。
事前に中欧国のビザを取得するのが大変で、仕事を抜けては各国の領事館に行き、申請をしていました。
旅行中も国境を越えるごとに厳しい検問があり、厳しい検査や尋問を受けたことを覚えています。
ホテルは予約していたものの、車で街に入ると自分がどこにいるのかが分からず、ホテルを探して途方にくれる状態でした。車の中で寝袋に入るのを覚悟していた頃に、偶然入った路地でホテルの看板を見つけて大喜びをした思い出もあります。

車で移動中、ガソリンが切れてしまったらどうしようという恐怖がありました。当時、中欧諸国のどの辺りにガソリンスタンドがあるかを簡単に記した紙を入手し、地図とその紙を見ながら運転していました。ガソリンスタンドを見つけると、すぐに満タンにしながら走りました。
夜に山道や田舎道を走ると、自分が今どのあたりにいるのかがわからなくなり、何度も車を停めては、地図と見慣れない地名を照合したりしました。

ハンガリーの首都・ブダペストは「ドナウの真珠」と呼ばれ、ドナウ川の両側にあるブダ地区とペスト地区を結ぶくさり橋がライトアップされると、とても美しいです。
当時、ナショナルギャラリーに行き、すぐに気に入った絵画がシニェイ・メルシェ・パールの「紫のドレスの婦人」や「ヒバリ」でした。
シニェイ・メルシェ・パールはハンガリーの画家で、パリで絵画の勉強をしました。「紫のドレスの婦人」のモデルは、美人の奥さんだそうです。
美術館の絵はがきを色々と買い、田舎の国別の絵はがきファイルに入れています。

ブダペスト展で、他に気に入った絵は、ジュール・ジョゼフ・ルフェーヴルの「オンディーヌ」です。フランスの画家で、美しい女性の絵が多いです。「オンディーヌ」は水の妖精の事ですが、この絵の構図を見ていると、パリのオルセー美術館に飾られてあるドミニク・アングルの「泉」を思い出します。

数年前、私の母親がブダペストへ遊びに行きました。とても美しかったと満足していました。



↑ シニェイ・メルシェ・パール「紫のドレスの婦人」で、自分の奥さんを描いている。


↑ 「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400年」展/ 国立新美術館。


↑ シニェイ・メルシェ・パールの「紫のドレスの婦人」。ハンガリー・ナショナル・ギャラリー。



↑ シニェイ・メルシェ・パールの「ヒバリ」。 ハンガリー・ナショナル・ギャラリー。
青空にヒバリが飛んでいる。



↑ ジュール・ジョゼフ・ルフェーヴルの「オンディーヌ」。ブダペスト国立美術館。
下のドミニク・アングルの「泉」に構図がよく似ている。



↑ ドミニク・アングルの「泉」。パリ・オルセー美術館。



↑ アデルスティーン・ノーマンの「ノルウェーのフィヨルド」。ブダペスト国立美術館。

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【ハンガリー・ブダペストを訪れた時の写真】


↑ 1994年3月17日付けの記念写真。
ドナウ川と旧王宮。


↑ ドナウ川とくさり橋。



↑ ハンガリーの美しい刺繍。



↑ ハンガリーの踊りを見た。


↑ レストランで仲良くなったアメリカ人観光者。文通をすることになり、パリで再会した。



↑ 当時オランダで読んでいた雑誌。母親に頼んで、毎回日本からオランダまで送付をしてもらっていた。
「La muse」No.39 ブダペスト国立美術館/1993年12月28日/講談社。





↑ ブダペストの美術スポットの紹介。





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最終更新日  2020.01.25 23:11:39
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