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2020.04.28
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カテゴリ:美術 / Art
2019年4月7日、山口県岩国市の岩国美術館に行きました。
岩国城ロープウェーの麓駅のそばにあります。
美術館の前には、1865年に岩国で生まれ「日本のエジソン」と言われた藤岡市助博士の銅像が建っています。東芝の前進である東京電機株式会社の社長をしたり、岩国電気軌道社長をしています。
ニューヨークでトーマスエジソンにも会ったことがあるそうです。

館内では、毛利家にゆかりのある品物や、絵画、甲冑などを見ることができます。
家具などには、毛利元就の家紋「一文字三ツ星」、替紋の長門沢潟(ながとおもだか)、正親町(おおきまち)天皇から下賜されたといわれる「十六菊紋」、足利義昭から下賜されたとされる「五七桐紋(ごしちきりもん)が蒔絵(まきえ)で描かれてあります。

沢潟(おもだか)は草花の名前で、勝ち草として考えられています。
毛利元就が出陣するとき、沢潟(おもだか)の草花に蜻蛉(とんぼ:勝ち虫と考えられている)が留まっているのを見て、「勝ち草に勝ち虫、勝利に憂いなし」と言って皆を鼓舞し、戦勝したと言われています。

江戸時代に描かれた、錦帯橋、厳島図屏風を紹介します。


↑ 山口県岩国市の錦帯橋(きんたいきょう)。











↑ 岩国美術館。








↑ 日本のエジソン 藤岡市助(ふじおかいちすけ)博士。
「藤岡市助博士は工部大学校(現:東京大学工学部)で電気の知識を学び、電灯・エレベータ・電車・発電機など電気機器の発明・研究・技術開発に取り組みました。日本の電化生活の向上に貢献した優秀な科学者であり技術者で、「日本のエジソン」と呼ばれています。
明治11年3月25日、日本で初めて電灯を灯し、それ以後電灯の普及に努めました。日本を明るく豊かにした功績で、その日を「電気記念日」と制定しています。
また、日本で最初に自分で考案・設計した電車を走らせ、念願であった故郷の岩国にも、中国地方最初の電車を走らせました。
一方、経営者としても卓越した才能を持ち、電球の製造会社を興し、現在の東芝の創業者として、その礎をつくりました。
このように科学者・技術者・経営者などの多彩な才能を持った藤岡市助は、日本を代表する偉人で、岩国市民の誇りです。」



↑ 沢潟紋蒔絵(おもだかもんまきえ) 提重(さげじゅう):持ち運び可能な重箱の事。

毛利元就の家紋「一文字三ツ星」、替紋の長門沢潟(ながとおもだか)、正親町(おおきまち)天皇から下賜されたといわれる「十六菊紋」が蒔絵(まきえ)で描かれてある。

沢潟(おもだか)は草花の名前で、勝ち草として考えられている。
毛利元就が出陣するとき、沢潟(おもだか)の草花に蜻蛉(とんぼ:勝ち虫と考えられている)がとまっているのを見て、「勝ち草に勝ち虫、勝利に憂いなし」と言って皆を鼓舞し、戦勝したと言われている。



↑ 沢潟紋蒔絵湯桶・盥(おもだかもんまきえゆとう・たらい)。
毛利元就の家紋「一文字三ツ星」、替紋の長門沢潟(ながとおもだか)、足利義昭から下賜されたとされる「五七桐紋(ごしちきりもん)が蒔絵(まきえ)で描かれている。


【錦帯橋・厳島図屏風:江戸時代】


↑ 岩国の錦帯橋(きんたいきょう)。




















































【厳島(いつくしま)の図】


↑ 広島・安芸宮島の厳島(いつくしま)神社。








































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最終更新日  2020.05.06 18:20:14
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