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星とカワセミ好きのブログ

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2021.07.10
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カテゴリ:本、雑誌、記録
昔、オランダに住んでいた頃の話です。
オランダ・ボイマンス美術館の近くにギリシャ料理店があり、絵を見た帰りはそこで食事をしました。ギリシャ人のマダムと顔見知りになり、ギリシャの食事や文化について教えていただき、ギリシャに興味を持ちました。
その店に行くといつも「ウゾ」という蒸留酒を飲みました。透明な酒ですが、水を入れると白く濁ります。アルコール度数が高いので、たくさん飲むと酔ってしまいます。

その後、ギリシャを見てみたいと思い、飛行機で遊びに行ったことがあります。
パルテノン神殿、アテネ国立博物館を回り、一日エーゲ海クルーズ船に乗り、エギナ、ポロス、イドラ島を巡りました。山裾から海辺まで密集して建っている白い家々を見ると、ギリシャだなあと感じました。

旅行を終えて、飛行機でオランダに帰る時、機窓からエーゲ海に突き出るハルキディキ半島がよく見えました。この半島は独特な地形で、半島の付け根には、3本の足のような半島が伸びています。
3本の半島は、東から、アトス半島、シトニア半島、カサンドラ半島です。

アトス半島は、とても不思議な地域です。ギリシャの中にあるにも関わらず、東ローマ帝国の皇帝が勅許状によりこのアトス半島を修道院に与えたため、ギリシャ正教の聖地として、ギリシャからある意味で独立した宗教自治区のようになっています。「修道院共和国」とも言われています。
多くの修道院が半島に建てられ、修道士たちが生活しています。女性は立ち入り禁止となっています。

この修道院共和国に入るのは簡単ではなく、審査を受ける必要があります。そして中の生活は、朝から晩まで全てを神にささげたものです。

アトス半島の修道院の生活がどのようなものか、村上春樹さんと立花隆さんの本を読むと、イメージがわきます。お二人ともにアトスの修道院を巡り、その記録を本に残されています。

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【村上春樹さん】
1)「雨天炎天 ギリシャ・トルコ辺境紀行/村上春樹/新潮文庫」
p9~88。「アトス ー 神さまのリアル・ワールド」


【立花隆さん】
2)「エーゲ 永遠回帰の海/立花隆 写真:須田慎太郎/ちくま文庫」
p80~114。「聖山アトスへ」

3)「思索紀行(上)/立花隆/ちくま文庫」
p251~274。「キリスト教芸術への旅」

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↑ オランダに住んでいた時、ギリシャへ遊びに行ったときの写真。



↑ 帝国書院 最新基本地図ー世界・日本ー15訂版。 
p29。地中海。ギリシア共和国とその周辺。



↑ ギリシャの首都アテネ。その北に、エーゲ海に突き出るハルキディキ半島がある。この半島は独特な地形で、半島の付け根には、3本の足のような半島が伸びている。
3本の半島は、東から、アトス半島、シトニア半島、カサンドラ半島。

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↑ ハルキディキ半島から伸びる3本の半島。
東から、アトス半島、シトニア半島、カサンドラ半島。
アトス半島は修道院共和国と言われ、ギリシャでも独立したエリア。世界遺産にも認定されている。

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【村上春樹さん】
↑「雨天炎天 ギリシャ・トルコ辺境紀行/村上春樹/新潮文庫」
p9~88。「アトス ー 神さまのリアル・ワールド」


↑ ギリシャの位置。



↑ アトス半島。(アテネ、テッサロニキ、アトス半島の位置)


↑ アトス半島の地図。修道院の位置。

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【立花隆さん】
↑「エーゲ 永遠回帰の海/立花隆 写真:須田慎太郎/ちくま文庫」
p80~114。「聖山アトスへ」







↑ アトス半島の修道院の地図。






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【立花隆さん】
↑「思索紀行(上)/立花隆/ちくま文庫」
p251~274。「キリスト教芸術への旅」







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最終更新日  2021.07.23 07:51:38
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