カテゴリ:河合奈保子さん
以前、私のブログ(2022年9月18日)で、嘉門達夫さんと河合奈保子さんについて紹介しました。
週刊現代(2013年3月16日)/講談社に「熱闘スタジアム 河合奈保子を語ろう」という記事で、嘉門達夫さんが河合奈保子さんの思い出を語った部分がとても面白かったです。 【嘉門達夫さんの発言】 「僕が大阪のラジオで共演していたのが、奈保子ちゃんが20歳から25歳ぐらいの頃ですかね。ちょうど売野さんが作詞した『エスカレーション』が大ヒットしていた時で、絶大な人気がありましたね」 「売れっ子アイドルなのに気さくでしたね。大阪弁をしゃべってくれたり、イベントでは二人で漫才もやりました。僕やスタッフたちの宴会にもよく出てくれて、結構お酒も飲む。一回、ちょっと飲みすぎて、食べたカニを振り回していたシーンは今も脳裏に焼き付いていますね(笑)。 それを翌週のラジオで『恐怖のカニ女』とか言うてイジッて、彼女がホッペタを膨らませてご立腹みないな。そんなノリで5年間やらせていただきました」 ーーーーーーーーーーーーーー 河合奈保子さんのCDジュエルボックス(JEWEL BOX NAOKO SINGLES COLLECTION, 2001 日本コロムビア)に、嘉門達夫さんのコメントがあるので紹介します。 【奈保子さんのこと】 奈保子さん、いや、奈保子ちゃんとは5年にわたり『MBSヤングタウン』でご一緒させてもらいました。僕が25歳、奈保子ちゃんが21歳の時からと記憶しています。 当時、奈保子ちゃんは人気絶頂のアイドル。僕は「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」でそこそこ世間に名前が知られて来た頃です。 いろんな楽しい事が思い出されます。奈保子ちゃんの大阪厚生年金会館でのコンサートを見に行った時、突然ステージに呼び出されて「エスカレーション」を歌う奈保子ちゃんの横でリズムと身を持て余していたこと。千里セルシー広場での「唇のプライバシー」の握手会にテレビのロケで乱入した事。生放送が終わった深夜、スタッフ、出演者みんなで、スタジオからほど近い僕のマンションでの小宴(その為に僕は朝からおでんを仕込み、また、共演の伊藤秀志氏が持って来たカニを少しお酒に酔った奈保子ちゃんが振り回す事件なんてぇのもありましたね・・・)。コンサート・ツアーの都合での、地方の放送局(広島RCC、新潟BSN、米子山陰放送・・・)からの生放送。あっ、みんなで沖縄に行ったこともありましたよね。 最初のころは「アイドル」と呼ばれる人とどう接すれば良いのか、はなはだ悩んだりもしておりましたが、週を重ねるごとに奈保子ちゃんの人柄に親近感を覚え、自分で言うのもナンですが、なかなかのイイコンビだったんじゃないかなあ・・・なんて思ったりしています。そうそう、イベントで漫才をやったこともありましたよねえ。 今回のアルバムの収録曲のリストを見ていて、数々の曲と共に僕の20代の記憶が蘇っています。「UNバランス」あたりから「十六夜物語」あたりまでが一緒にヤンタンをやらせてもらってた時期でしょうか。当時は僕もコロムビアレコード所属で、毎年売り上げの良かったアーティストがお正月に表彰されるヒット賞の常連である奈保子ちゃんと「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」のヒットで同席できてウレシかったとか、「哀愁の黒乳首」なんていうシングルをリリースした時、番組内でかかってる最中も「ヒンシュク買ってるな・・・」とかね。そうそう、当然と言えば当然だけど、下ネタを紹介するとリアクションに困るどころか完全に拒否反応を起こしていた奈保子ちゃんのはにかんだ顔なんかもリアルに覚えています。スタッフの方々もみんな個性溢れる素敵なキャラクターが揃っていましたね。 僕を含めて様々な人たちの記憶に残っている曲の数々が、こうして一同に集まる今回の企画はとても素晴らしく意義のあることだと考えます。 そのうち当時の話をしながら一緒にお酒なんていいかもしれませんね。でもその時はカニは振り回さないでね。 嘉門達夫 ーーーーーーーーーーーーー ↓ CDジュエルボックス(JEWEL BOX NAOKO SINGLES COLLECTION, 2001日本コロムビア) ーーーーーーーーーーーーーー ↓ かなりや VOL.24 (昭和60年:1985年4月) 市場オンエアー「MBSヤンタン」 ↓ MBS「ヤンタン火曜日」絶好調! 大人気のMBS「ヤンタン」は、文句のつけようがないほどおもしろい番組。奈保子と嘉門達夫さんのコンビも抜群で、火曜日の夜をにぎやかーにしてくれておます。全国放送でないのが残念なところ・・・。そこで久しぶりに、紙上でオンエアーしてみましたっ! ↑ 2時間45分の生放送の中には、めいっぱいコーナーが分かれております。 ~ 最近特に評判のいいコーナーは・・・。「シブガキ隊の次の新曲コーナー」。 聴衆者がシブガキ隊の新曲にいいんではないかというタイトルと詞を送ってもらって、それを奈保子と嘉門さんが交互にめちゃくちゃな曲を作って歌います。例えば「大化のレボシューション645」なんていう、わけのわからないタイトルなど。このわけわからずがこのコーナーのミソなんです。奈保子も即興で必死に歌ってくれますが、つい高度な音楽的フレーズが出てしまいます。音痴な嘉門さんとの差も歴然、さすがアーティスト奈保子さん。 「お電話お電話ピッポッパッ」ものけぞるコーナ。こちら側からリスナーにテーマを与え、それを電話で答えてもらうというもの。例えばテーマ「トイレを開けたら人が用を足していて、そのときその人に何と言い訳するか・・・」 あまりにも汚いテーマで、奈保子にはまったく不似合すぎる・・・。こういうとき奈保子は、ただ黙ってニッコリしていてくれます。(みなさん安心していてくださいね) ~ さて、この番組は関西の人しか聞けないと思ったら大きな間違い。火曜日の午後11時になったら、ラジオを1179MHzに合わせてみてください。(ニッポン放送の少し手前のところ)東京だったらかなりいい音できけます。特に、カーラジオのほうが、よく聞けるそうです。試してみてね。 そして奈保子のかわいらしい笑い声を聞いてみてください! ーーーーーーーーーーーーーーーーー 【奈保子しんぶん Vol.26 昭和60年:1985年2月発行/芸映プロダクション・芸映友の会 河合奈保子FC編集部】 【コロンビアゴールデンディスク受賞】 1985年1月に、コロンビアレコードで、1984年ゴールデンディスクの表彰が行われました。 ベストアルバム賞、シングルはすべてゴールデンディスク賞、ビデオディスク賞と、奈保子は10コ以上の賞に輝き、大感激。 「去年はアメリカへレコーディングに行かせていただきました。私はそこで、改めて音楽の素晴らしさを感じてきました。私にとって意味深いアルバム『デイドリームコースト』にベストアルバム賞をいただき、とても嬉しく思っております・・・」と、式の最後の挨拶では感激をかくせない様子。 この後開かれたパーティーでは、『ゆけ!ゆけ!川口浩!!』で賞を取った、お馴じみ嘉門さんと談笑したり、お世話になった作家の先生に御挨拶したりと、忙しかった奈保子。でも今年1年もまたいいレコードを作り、来年も同じように賞をいただきたいと感想をのべていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.18 08:55:17
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