カテゴリ:河合奈保子さん
1986年正月番組で、谷村新司さん、ばんばひろふみさん、河合奈保子さんがトークをしました。
正月の俳句を作って、紹介することになりました。 ばんばさんが皆に色紙を渡し、「いまからね、一句読みましょう」と言いました。谷村さんと奈保子さんが「一句?」と聞き、ばんばさんが「俳句」と言い直しましたが、谷村さんは一句(いっく)を「ワン・ナインというやつです」と言って奈保子さんを笑わせていました。 ばんばさんが「何でもええから正月をネタに読むってのはどう?」と言うと、谷村さんが「ちょっと待って下さい。お屠蘇を飲んでから」と景気付けをしました。 「なおこちゃん、俳句とかやったことある?」とばんばさんが聞くと、「いやあ、無いです。全然違うんですけど、百人一首なら家で、家族でしていました」と答えました。ばんばさんが「みやびだねえ。坊主めくりとかやってんじゃないの」と突っ込むと、奈保子さんは「そうです。言わなくてもいいじゃないですか」と苦笑いでした。 (注)ちなみに河合奈保子さんが百人一首の中で一番好きな歌は、「いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほいぬるかな」(伊勢大輔)です。 ばんばさんが「それでは発表しましょうか」と言って、ご自身の俳句を紹介しました。 「凧あげて 風が吹かずに 音(ね)をあげた (撫酔)」 谷村さんが「これは素晴らしい作品」と、奈保子さんと一緒に拍手をしていました。 次は河合奈保子さんの番です。 谷村さんが「しょうもないものを書いたんやろ」と聞き、奈保子さんが「しょうもないものを書きました」と答えて色紙を見せました。 「正月に 月に降る雪 見てみたい 奈保子」 ばんばさんと谷村さんが苦笑いしたので、奈保子さんが「こけないでください!」と言いました。「自分の世界があるよね、やっぱり」とばんばさんが言い、谷村さんが「アーティストよね、やっぱり」と褒めます。ところが奈保子さんが「実はこれ、新曲のタイトルで」と言ったので、「アーッ、プロモーション! えらいなあ」と谷村さん、ばんばさんが驚きのリアクションをしました。 (注)1985年12月12日に発売された、河合奈保子さんの23枚目のシングル曲は、「THROUGH THE WINDOW (スルー・ザ・ウィンドウ)~月に降る雪~」です。 最後は谷村さんです。河合奈保子さんに「先輩!」と励まされ、谷村さんも「じゃあ、先輩(から)」と言って色紙を見せました。 「春の酔い 過ぎて危なし お屠蘇かな 素椿」 奈保子さんが「いいですね」と言い、ばんばさんも「いいじゃないですか、素椿(そちん)さん!」と続きます。 谷村さんが奈保子さんに、「素椿(そちん)というのは、谷村さんの俳号なんです。本当は違う字なんですけど、今日は綺麗に」と言いました。 するとばんばさんも、色紙の裏に書いてある「撫酔」という俳号を見せて、「ぼくは撫酔(ぶすい)」と言いました。 谷村さんが「ばんばさんは撫酔(ぶすい)といいます。酔って撫でるという字です。私の方は素(もと)の椿(つばき)と書きます」と説明しました。 谷村さんの本当の俳号は「素珍(そちん)」だろうと推測しますし、ばんばさんも「無粋」という言葉をもじって撫酔(ぶすい)にしたと思います。 ところが、奈保子さんはこの軽い下ネタに気が付かず、反応がなかったので、テーマが切り替わりました。 ーーーーーーーーーーーー ↓ ばんばさんが皆に色紙を渡し、「いまからね、一句読みましょう」と言った。 ↓ 筆ペンを受けとる谷村さん。 ↓ 何を書こうか考える奈保子さん。 ↓「なおこちゃん、俳句とかやったことある?」とばんばさんが聞く。 ↓「いやあ、無いです。全然違うんですけど、百人一首なら家で、家族でしていました」と答えた。 ↓ ばんばさんが「みやびだねえ。坊主めくりとかやってんじゃないの」と突っ込む。 ↓「そうです。言わなくてもいいじゃないですか」と苦笑いの奈保子さん、 ↓ばんばさんの俳句。「凧あげて 風が吹かずに 音(ね)をあげた (撫酔)」 ↓「これは素晴らしい作品」と谷村さん。 ↓ 次は奈保子さんの番になる。 ↓ 谷村さんが「しょうもないものを書いたんやろ」と言った。 ↓ 奈保子さんが「しょうもないものを書きました」と答えて色紙を見せた。 ↓「正月に 月に降る雪 見てみたい 奈保子」 ↓ ばんばさんと谷村さんが苦笑いしたので、奈保子さんが「こけないでください!」と言った。 ↓「自分の世界があるよね、やっぱり」とばんばさんが言い、谷村さんが「アーティストよね、やっぱり」と褒めた。 ↓ 奈保子さんが「実はこれ、新曲のタイトルで」と言った。 ↓ プロモーションだったことに驚く谷村さん。 ↓ プロモーションだったことに驚くばんばさん。 ↓ 谷村さんの番。 ↓「春の酔い 過ぎて危なし お屠蘇かな 素椿(そちん)」 ↓ 奈保子さんが「いいですね」と言った。 ↓ 谷村さんが俳号の「素椿(そちん)」について説明する。 ↓ 谷村さんが奈保子さんに、「素椿(そちん)というのは、谷村さんの俳号なんです。本当は違う字なんですけど、今日は綺麗に」と言った。 (本来は素珍:そちんではないかと思う) ↓「ぼくは撫酔(ぶすい)」と、ばんばさんが色紙の裏を見せて言った。 谷村さんが「ばんばさんは撫酔(ぶすい)といいます。酔って撫でるという字です。私の方は素(もと)の椿(つばき)と書きます」と説明した。 しかし、軽い下ネタについて奈保子さんの反応が無かったので、話題を変えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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