ごった煮底辺生活記(凍結中

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  8/13 [日曜日の特撮] 円盤戦争バンキッド UFOブームの思い出

  [日曜日の特撮]ＵＦＯブーム。その頃の僕は空にＵＦＯが飛んでいないか確認するため、昼は雲の切れ目や雲の陰を夜は星空の中に移動する星がないかを暇をみつけては探していました。思えば、空を見上げて雲を眺めたり、星のきらめきをながめるのが好きになったのはこのころの影響かもしれません。はっきり未確認飛行物体と思える物を見たのは...残念ながら、１、２度だけです。アダムスキー型ＵＦＯや、母船たるハマキ型ＵＦＯが雲の切れ目から、ぬううううう、と現れるシーンの妄想をしょっちゅう見ていました。そんなわけで、この特撮番組に対しては、普通の特撮以上に夢中で見ていました。円盤戦争　バンキッド5人の戦士で、赤がペガサス。戦隊シリーズのチェンジマンではありません。このバンキッドの主人公5人組の赤もペガサスというのです。赤がペガサス、黄色が二人でドラゴン、ラビット、青がオックス、ピンクがスワン。なせか黄色が二人なんですね。敵はブキミ星人です。あの成田亨さんがデザインした宇宙人達が登場していました。しかし。僕はＵＦＯや円盤の方に興味をもってバンキッドを見ていたので、内容はあんまり覚えていないのです。ブキミ星人の数々の円盤に興味があったのです。このエイ型のＵＦＯ意外にも、アダムスキー型円盤なども登場していました。それらの円盤に対してバンキッドの戦闘機が戦う...その場面のみしか記憶に残っていなかったりします。そして...ＯＰの最後に、ブキミ星人のＵＦＯが夕日の空をを飛行するシーンがあります。このシーン、僕はあのＵＦＯ写真を思い出してしまいます。ブラジル海軍の船がトリニダート島で撮影したといわれるＵＦＯ写真です。残念ながら、写真を入手できませんでしたので記載できませんが、白黒で、空を土星型ＵＦＯが飛行している写真です。ブラジル海軍が未確認飛行物体を公式にみとめたと言われる、あの写真です。白黒とカラーの違いがあれど、なんだか雰囲気が似ているのです。実在のＵＦＯ事件を元ネタにしているような感覚...。そんなわけで、ＵＦＯマニアになっていた僕は、このバンキッドに夢中でした。その後...エリア５１　ロズウェルのＵＦＯ墜落回収事件やら、ＭＪ１２やら、矢追さんやらで大ブームだったＵＦＯ、今は忘れ去られた感じがあります。たまにバラエティ風な特番が組まれる程度でしょうか。事実、本当と思われていた数々のＵＦＯ事件は、実は作り話だたったり、誤認事件だたったりした事が判明し、ＵＦＯに神秘の雰囲気を感じる事は...今では難しいのかもしれません。なんだか陳腐な感じさえしてしまうのも...また事実です。また、変な宗教に利用されてしまって、イヤなイメージもついてしまいました。でも、でも。僕はいつか、空に"再び"未確認飛行物体がはっきり見える事を信じているのです。

  2006.08.13

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  8/13 [土曜日のゲーム] 雷　恐怖の雷攻撃

  [土曜日のゲーム]今日の埼玉はすさまじい雷だった。ここ最近の雷は、落ちたとしても単発で、ドカーン程度だったように思う。しかし。今日の雷様は容赦なかった。ドカーン、ドカーン、ドカーン、ドドカーン雷の連射攻撃である。連続魔法－－れんぞくまのサンダガである。度重なる停電－－そして、ここら一帯の共同アンテナに落雷したらしく、TVが13:30～19:00くらいの間、ず～～～～～っと砂嵐状態だった。ああ、ウルトラマンの特番と、ウルトラマンメビウス、そして先週から観始めたBLOOD＋も...すべて砂嵐の向こうだった。チクショーーーーーーーーーーーーーーー！！なんだが、山手線の発電施設に雷が落ちたとかNEWSでやってたようなきもします。ええ、今日の雷は本気で当ててきていました。本気で...本気で自機に攻撃を当てにきている...ゲームの敵も、いくつか、カミナリ攻撃してくるのがいます。まずは、先週とりあげたＢ－ＷＩＮＧ。このカミナリを発生する敵機は、出現直後に破壊する事ができたような記憶もありますし、また、放電する速度がそんなに速くなかったので、放電開始を確認してからかわす事も可能でした。つぎはフラックアタック。コナミのゲームです。このカミナリは恐ろしいです。3面か4面だったと記憶してますが、ステージ中盤で、なんの前触れもなく、突然カミナリが発生するのです。3回ほど...。速度は一瞬。まさに雷光のごとし。かわせません。このカミナリを回避するには安全な位置に自機を退避させる必要があるのです。そうしなければ死、あるのみ。音楽がものすごくかっこいいゲームでしたが、はじめてこのカミナリを体験した時は不条理をかんじてしまいました。他にも雷...カミナリ攻撃をしてくるゲームキャラ、いたかもしれませんが...今はこのくらいしか思い出せません。最後に、敵では無く、自機で雷といえば...ASOのサンダーアーマーでしょう。SNKのゲームです。なんと、このサンダーアーマー、発動したら、画面内にいる敵すべてを葬ります。BOSSでさえ例外ではありません。サンダーアーマーが発動するとき、敵はすべて滅ぶのです。最終ボスは２、３段の階層に埋まっているので、階層ごとにサンダーアーマーを発動する必要がありますが。ああ、ほんと、今日はカミナリの恐ろしさを再認識した日でありました... 

  2006.08.12

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• 8/11[金曜日のたわごと] 　『自分が一番○○バトン』

  [金曜日のたわごと]ガロ・ジェネシックさんから頂いた『自分が一番○○バトン』です1：自分が一番自慢できることは？　残念ですが、自慢できるような事はありません。　絵、創作、仕事、いすれも中途半端で、とても自慢はできません。　あ、苦労はしてるので、そっちのネタや経験はそれなりにあるかも。　でも、自慢できるほどでもないなあ...2：自分が一番苦手なことは？　運動が苦手ですね。　中学校の時、運動部に入部されられましたが、鍛えられたのは根性でした。３：自分が今までで一番出費した出来事ｏｒ商品は？　入社して初めてのボーナスの時に買ったPCですかね...X68K。　合計して...30万くらいだったような。分割にしてしまいましたが...　あとは本をよく買います。マンガが主ですけど。4：自分が一番モテた時期は？　そんな時期はありませぬ。5：自分が一番ハマったマンガは？　人生の中で一番ハマったマンガは...ブラックジャックでしょうか。　あとは...　魔界都市ハンター、ジョジョの奇妙な冒険、コータローまかりとおる！　魔界学園、鉄鍋のジャン！、ゼロ、ジーザス、闇のイージス、大唐騎士、無幻紳士　最近のコミックでは、ARIA、ローゼンメイデン、ニードレス、キメラ...　ああ、「一番」がいっぱいありすぎて書ききれません。6：自分が一番ハマったラノベは？　ラノベというジャンルでは思いつきません。　小説で、という事ならば...　「果てしない物語」、「宇宙戦争」、菊地秀行先生の「夜叉姫伝」と「妖神グルメ」7：自分が一番最強と思ったときは？　ゲームセンターでシューティングゲームで最終面をノーミスクリアした時。　そんでもって、まわりに観客がいっぱい集めていた時。8：自分が一番弱いと思ったときは？　残金が０円になった時。9：自分が一番ハイテンションになるときは？　自分の苦労が実ったとき。　ゴールに近づいたとき。10：自分が一番うまく使えるメルブラのキャラは？　メルブラ...なんだろう。　メタルブラックの事かな？11：自分が一番好きな曲は？　安全地帯の「悲しみにさよなら」　ゲーム音楽ならいっぱいありすぎて書けません。12：自分が一番嫌いなものは？　借金。支払いの日。　自己を犠牲にしなければならない時。家では日常茶飯事だぜ！13：自分が一番好きなキャラクターは？　「一番」はブラックジャックかも。　その時の気分によって変わるので、ローゼンメイデンの水銀燈だったり、　ARIAの「晃さん」だったり、魔界都市の「秋せつら」だったりする時もあります。14：自分が一番うまく歌える曲は？　うまく歌えるわけではありませんが...　スターウルフのＯＰ、破裏拳ポリマーのＯＰ、宇宙戦艦ヤマト「真っ赤なスカーフ」　美川さんの「お金をちょうだい」　コサキンリスナーなので、「ホテル」とか「ポリスマン」もよく歌います。15：最後にこのバトンだれか5名に回してね♪　ネタにお困りの方、ご利用くださいませ来週の金曜日は、こうず2608さんから頂いた１６代進化バトンと、ターコ308さんから頂いた８０代進化バトンをやります。果たして...世代の違う進化バトンを同時に処理できるのか？次回、8/18[金曜日のたわごと]　進化バトンｘ２！　君は刻の涙を見る... 

  2006.08.11

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• 8/10 [木曜日の創作] 連作 バトルラケッター 02

  [木曜日の創作]             バトルラケッター 02　沢は孤児である。が、今は孤独ではなかった。　一年前、ある事件により孤児となった三人の子供を引き取ったのである。男二人に女一人。最年長の学（まなぶ）は１２才。次に秋子（あきこ）１０才、最後に真司（しんじ）８才。今や家族同然であった。　今日はその三人と出会った記念日なのだ。右手には闇市場で手に入れたショートケーキ３個を入れた袋がぶらさがっている。　その沢を待っていたのはなんだったか。「な、なによ...これ...」　沢は見た。　川のほとりのコンクリートにできたバラックに、沢達の家に、一台の巨大なトレーラーが突っ込んでいたのだ。　トレーラーは川沿いに立ち並ぶバラックを粉砕していた。　家を破壊された下層市民達はトレーラーのまわりに集まっていた。　ある者は泣き叫び、またある者は狂ったようにトレーラーを叩いていた。　沢は自分の家に、三人の子供達が待つ家に走りよった。　そこには圧倒的な力によってへし折られた木材が散乱しているだけで、人影は見当たらない。　呆然と立ちすくむ沢に隣に住んでいる男が気がついて声をかけた。「沢ちゃん！　大変な事になったねえ！　ところで、おチビちゃん達は無事　なんだろうね？　さっき家に入る所を見たきりだけど...」「あ、あの...トレーラーが来た時は外にいましたよね･･･あの子達」「え、！？　俺はその時、外で雑談してたから助かったんだけど...　ま、まさか...。俺は見なかったよ！！！」　トレーラーの側面には「パドロア社無人輸送車」と書かれていた。　　　数ヵ月後。　沢は右手に薄茶色のバックを持ち立っていた。　バックのポケットには３枚の板が入っていた。　それぞれに学、秋子、真司と書いてある。　目前にそびえるパドロア社。１２５階の超高層ビルだ。　その沢に一人の男がかけよって来た。「おお、ねえちゃん！　あんたも今日のバトル・ラケッターに参加する！？」　沢はゆっくりうなずいた。 　　　　　薄暗い大広間。　そこに沢は立っていた。　控え室でもらった強化服を着て、指示されたまま、この大広間に来た。　強化服の色は白。　テニスウェアのようなデザインだ。　違うのは素材の質と機械部分である。素材は強化繊維を使用しているようだ。　まて、薄暗闇になにか...人の気配がする。一人、いや、なんだ！？　百人以上だ。視線だ。見られている。その時、「みなさま、おまたせしました！　今日もバトルラケッターの時間がやって　来ました。今日のラケッターはなんと７人！」　エコーのかかったアナウンスが流れた。　瞬間、目の前が白く輝いた。　目が光になれると...沢は巨大な競技場の真ん中にいた。　周りを囲む観客席には空き席がない。　無数の視線をあびて、沢はすぐ横にいた６人に気付かなかった。　選手紹介のアナウンスが流れるまで。「選手の紹介をします！」　同時に強力なスポットライトが７人の選手を照らした。　川沿いのバラック街。沢の家があった場所である。「お！？　見ろよ！　沢ちゃんだ！　沢ちゃんがバト・ラケにでてるぜ！」　男の声を聞き、崩壊したバラックを建て直していた全員の目が一点に集まった。　空中に浮かぶ巨大テレビに。歓声が沸き上がった。「沢ちゃん！　がんばれ！」「仇をとってやれえ！！」　トレーラーの持ち主であるパドロア社からは何の損害賠償もなかった。　それどころか、謝罪もなかったのである。これには彼らも激怒した。　このバトル・ラケッターもパドロア社の物であった。　それに沢が出ているのである。　沢の目的は仇討ちしかない。　川沿い一帯に"沢ちゃんコール"が響きわたった。　沢は対戦相手となる６人を見た。「まずはアメリカ・プロレスのチャンピオン、ゲルフ・グレイバード！」　同時に、筋肉のかたまりのような男が、丸太のような右手を上げた。「インディアン、アシュダ族最強戦士、バドラス・パオル！」　派手な羽飾りを頭につけた大男が、巨大な弓を掲げた。「華麗なる空中バレリーナ、相原　ひろみ！」　ショートカットのおとなしそうな女の子だ。年は１７、８くらいか。「ヨーロッパ最大の魔道士、ラーソーサ・ドイルド！」　黒いケープを着た白髪白髭の老人が右手の杖をあげ、ホッホッホと笑った。「甦る日本の神秘！　伊賀忍者、伊賀　甲賀郎（いが　こうがろう）！」　黒い忍者服を着た男が立っていた。背中に長剣を背負っている。「そして、スーパースター、シャラルド・ゲーラー！！」　金髪の派手な男が手を上げた。とたんに声援が会場を埋め尽くす。「以上です・・・あ、失礼！」　会場が笑いに包まれた。　あきらかに下層市民である沢への差別であった。「最後に...白金　沢！」　沢は...なんと笑っていた。　それも、くすくす笑いではなく、わはは笑いだ。　６人の対戦相手の目が沢に集まった。沢はそれさえも笑って返した。　会場は静まりかえっていた。沢の笑いのためであった。「...では、選手にバトル・ラケッターの説明をします」　アナウンスが静寂を破ると、会場は再び歓声を取り戻した。「バトルラケッターはテニスの要素を取り入れた格闘技です」　床からＹ字型の棒が昇ってきた。　横には半透明の球形体がある。「この棒がラケット。このラケットでボールを打ち、敵に当てるのです。　ちなみに、このラケットはＹ字の枝の部分から強力なエネルギーを放出します。　この圧力で、打たれたボールの威力はかるく１トンをこえます。　強化服を着ているとはいえ、無事にすむわけがありません。」　６人にラケットがわたされた。「それに、このパワーグローブをつけてください。最大握力５００キロの出力です。　特殊合金製なので、防御にも使用できるでしょう」　こんどはグローブがわたされた。「なお、御自分の力に自信のある方は使われなくて結構です」　プロレスラー、インディアン、魔道士、忍者がラケットとグローブを戻した。　自信があるのだろう。「賞金は一兆円。それに一生涯の生活保証がつきます」　選手たちの目が変わった。　金めあてなのだろう。　ただ一人、沢だけがつまらなそうに空中を眺めていた。　いや、もう一人。忍者だ。彼は目を閉じ静かに黙想していた。　沢はそんな彼を見て「へえ」と感嘆した。「以上で説明を終わります。選手のみなさんの健闘を祈ります。」　照明が徐々に薄れてゆく。「最後に...生き残った者が勝利者である事を忘れずに」　競技場は再び闇に閉ざされた。　次に光が戻る時は死闘の時である。--０３に続く  

  2006.08.10

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  8/9 [水曜日のマンガ] 手っちゃん ああ、手だけの生物達

  [水曜日のマンガ]それは小学生の頃だったと思います。病院の待合室に置いてあった分厚いマンガ雑誌を手に取りました。たしか、月刊少年チャンピオン...だったと思います。その雑誌に掲載されていたマンガの1作品に心を奪われました。手っちゃん　古谷三畝先生いわゆるホルモン焼きの「こてっちゃん」ではありません。南方熊楠さんの人生を描いた少年ジャンプ打ち切り作品「てんぎゃん」でもありません。それはインパクトのある作品だったのです。古いアパートの一部屋に住む住人は...なんと、巨大な手。巨大な手が住んでいたのです。その巨大な手は、タバコを吸い、食事をし、マンガを読んでいたような気がします。正直、僕の記憶には作品の内容は残っていません。ただ、その強烈なイメージが...手だけが日常生活を送っているその情景が記憶に刻みついているのです。内容の覚えが無く、その後、手っちゃんを読み返す機会が無かったので...恐ろしい事に、手っちゃんに関する話題は以上なんです...。な、なんだってえーーーーー！そこで、手だけの生物は他になかったかなあ...と記憶をたどってみますと。吸血鬼ハンターＤの左手さんです。無口なＤの左手に寄生するおしゃべりな左手爺さん...。Ｄに寄生してるので、手だけの生物ってわけではなかったですね...ははははドラゴンクエストのマドハンド。マドハンドの一群があらわれた！ぴるるるるるるる、ずんちゃずんちゃずんちゃずんちゃ「メドローアをくらええええ！」ドゴーーーーーーーーーーーーーーン！マドハンドは全滅した！マンドハンドよ、死んでしまうとはなさけないアダムスファミリーのハンドくんです。これは手だけの生物ですね！動作が可愛い！ん～他にも手だけの生物ってあったかなあ...手･手・手・手・手・毛・手・芋・手・千・手・手・丁・手・Ｔ・手今、可能な限りの"手"を尽くしましたが...どなたか、"手"をさしのべてくれるかた...お手をおかしください。では、手をふりつつ...さよ～なら～今夜はお泊りですか？＜はい＞　いいえぴんぽろぴんぽ～～～～～～～ん昨夜はお楽しみでしたね※後半はまったくマンガと関係なかった事をお詫びいたします。 

  2006.08.09

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  8/8 [火曜日の食] チロルチョコ 杏仁豆腐味 幻となった味

  [火曜日の食]先日、コンビニの店頭で妙なチョコを見たのです。20円。形からみて、チロルチョコなのかな～なんて思ったのです。白地に「中」の文字。おお、杏仁豆腐味とな！？僕は杏仁豆腐が好きなのです。とは言っても、中華料理屋さんで本格的な杏仁豆腐は食べた事はありません。コンビニで杏仁豆腐的なヨーグルトとかゼリーのたぐいや、杏仁豆腐オレという飲み物がとても気に入ったのです。独特の甘さが大好きなのです。本物の味は知りませんが。で、チロルチョコの杏仁豆腐味。お、おお～たしかに杏仁豆腐の味がしますよ！けっこう、濃厚な味わいです！これはけっこうお気に入りです！ってな事を思ったのはもう2週間くらい前なんです。ネタとして使うために写真だけ撮って...しばらく忘れておりました。そしたら...大変な事になっていたのです！なんと、あまりの需要ため、発売中止になっていたのです！ガーーーーン！！コンビニなどの店頭にある物だけしか購入できないのです！この情報を知ったのは今日でした。さっそく先日購入したコンビニへ行きましたが...売り切れていたのです。手に入らないと知ると食べたくなる...店頭で見かけたら...1個は味見しておいたほうがいいかもしれません。 

  2006.08.08

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• 8/7 [月曜日の嘆き] 坂道 その手にした物が…

  [月曜日の嘆き]それは小学校の林間学校でした。埼玉県の西にそびえる秩父の山々に、埼玉青年自然の家という施設がありました。小学校5年の秋ころになると、平日の2日くらい、泊りがけで自然教室を体験するのです。キャンプファイアだの、オリエンテーリングだの、様々な体験をするわけです。キャンプファイアはともかく、オリエンテーリングは山道を目的地目指して歩かされたので、僕の記憶には「つらい」「つかれた」「かなしい」の３つの言葉しか残っていません。「かなしい」は疲れすぎて歩きたくないのに、たどり着くべき施設へはまだまだ山道を歩かなければならなかったからです。「かゆい」　虫にさされた「のどがかわいた」　水筒の水がもう無かった「みられない」　今晩は施設に止まるのでTVが見られないなどの言葉も浮かんでいましたが。で、最終日。自由時間があったのです。施設から少しあるくと、ながらかな坂がありました。僕はリュックサックを背負い、手には肩掛けがついた水筒をもっていました。見ると、同じクラスのヤツラが坂を駆け足で駆け下りていました。坂をかけおりながら、身体を前のめりにして加速をつけていました。「うひょ～～～こえ～～～」なんだか、坂で加速がついてジェットコースター感覚だったようです。あまりに楽しそうだったので...僕も真似して坂をかけ降り出しました。たしかに加速がついて迫力がありました。手にした水筒を振り回しながら、思わず叫びます。「おおおおおおおお～～～～、お、お、おおおおおおおおおおおお！？」叫びの前半は歓喜に満ちていました。しかし、後半は違います。思いのほか坂は長く、加速がつきすぎ、足が止まらないのです。足が止まらない！僕は単純に足を踏ん張ればブレーキをかけて止まれる...そう思ってました。しかし、加速のあまり、足がかってに前にでてしまうのです！見ると、坂の先は木が立ち並び崖になっていました。その先は谷！「うわああああああああああああああああああああ！！」足を止められず、僕は崖に飛び出てしまいました。そのままでは死ぬかもしれない！僕はとっさ方向を木に抱きつきました。しかし、加速がつきすぎて止まれず、ぐるっと回ってしまい、急角度の崖に...落ちませんでした。なんと、手にしていた肩掛けがついている水筒が木にまきつき、そこで止まれたのです！！水筒がロープのかわりになって、僕を救ってくれたのです！すかさず、水筒がからんだ木にだきつき、僕は崖に落ちなくてすみました。後で冷静に考えたら、後ろに尻餅をつくようにころべば止まったのかもしれません。しかし、加速して崖が迫ってくる瞬間では、とても思いつきませんでした。坂は恐ろしい。実際に体験して、きっと、何人かは崖などに落ちてしまった子供もいるのではないかと思いました。今思い出してもゾ～～～とする経験です。

  2006.08.07

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  8/6 [日曜日の特撮] スパイダーマン 名曲「誓いのバラード」

  [日曜日の特撮]スパイダーマンと言えば？僕は日本の特撮のスパイダーマンを思い出してしまう。スパイダー星人の末裔として宇宙の侵略者モンスター教授を相手に、父とスパイダー星人の意志つぎ、そして復讐するために戦うスパイダーマンを。そして、巨大ロボット　レオパルドンが登場するスパイダーマンを。 子供の頃、TVの再放送で、アメリカ版のアニメのスパイダーマンを見た事がありました。「スパイダーメン、スパイダーメン～」　の歌奴です。だから、子供心にもスパイダーマンがスーパーマンとかと同じで、アメリカのヒーローであるような感じはしていたのです。その程度の認識でしかなかったとも言えますが。しかし、第1話を見て。いや、オープニングを見て、僕は日本の特撮版のとりこになりました。オープニングの前奏の叫び。イエイイエ～イ、ワァオ！　イエイエイ～イ、ワァオ！垂直にそびえるビルの壁を登っていくその雄姿安らぎ捨てて、全てを捨てて戦うその姿ビルの合間を飛行する巨大な宇宙船「マーベラー」変形するレオパルドン君はなぜ戦うのか命をかけていや、殺された父の復讐を原動力に孤独な戦いをするその姿に惚れたのです。そして、無敵の黒い巨大ロボット　レオパルドンに。そのレオパルドンですが、なんだか最強のロボットと言われる事もあるようです。なぜか－－巨大化した敵に、ほとんど苦戦せず、ソードピッカーで一撃勝利するからのようです。しかし、エンディングの後半で接近戦するレオパルドンのシーンがあり、その時、巨大化した敵の爪の一撃をうけているんですよね。なんだかそのシーンの印象が強くて、レオパルドンってそんな強かったなあ...なんて思っていました。まあ、敵を持ち上げて投げてしまう力強さがありましたが。あ、今さらですが、このレオパルドンが、等身大ヒーローに巨大ロボットが登場する特撮作品としては最初だったようですね。バトルフィーバーＪのフィーバーロボはこの後だったという事なんですね。最後に、スパイダーマンで一番お気に入りなのは...エンディングです。「誓いのバラード」という歌です。寂しげな音楽に孤独なヒーローの戦いが歌われます。闇深く響く　地獄の足音...でも、この歌、カラオケで見たことないんですよね...OPはありますが、前奏の叫びが歌詞のスーパーの表記がないんですよね...とりあえず、スパイダーマンのエンディング「誓いのバラード」が歌えるカラオケを探す誓いのさだめ～かねだ～　かねが入ったら、速攻で～～～俺はただ一人～、俺は～ただひと～り～、カラオケ屋を～はし～る～

  2006.08.06

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• 8/5 [土曜日のゲーム] B-WING ウィングかせぎの悲劇

  [土曜日のゲーム]B-WING という縦スクロールシューティングゲームがあります。データイーストの名作（だと思う）です。はじめてゲームセンターで見た時、その斬新な画面のイメージやアイデアに感動し、大好きになゲームとして遊びまくった記憶があります。B-WING　（ビーウィング）　データイーストどういう目的で自機が戦っているのかはよくわかりませんが、とりあえず、敵機動要塞「ゴブナス」を破壊するのが目的のようです。自機は単体では、ビームを発射する事と、下降する事ができます。下降させると空中の敵には当たらなくなりますが、敵によっては自機が下降したあたりの低空を飛行する敵や、地上建築物にあたると、自機が破壊されてりまうので、下降中は無敵というわけではありません。後半になってくると、地上建築物が複雑になってくるので、ほとんど下降できなくなります。そして、自機の飛行も独特です。ジャレコのアーガスのように、左右に自機が移動すると、画面も左右に自機を追って無限ループするんです。グラディウスの上下みたいなものですね。油断して左右方向に移動しすぎると、突然現れた敵に激突する恐れもあります。そして...B-WINGの名前の由来でもある最大の特徴、パワーアップウィングです。敵機に護送されるウィングが出現した時、２機の護送機を破壊してウィングを装着すると、様々な能力が自機に追加されるんです。たとえば、左右に攻撃できるサイドウィング、低空（地上）を攻撃できるウィング、砲台がついたウィング、後ろを攻撃できるウィング、前方の攻撃力を上げるウィング、目の前の障害物を跳び越して攻撃するアッパーウウィング、などなど。面白いのは、各ウィングの特性にそった敵がいる事です。低空(地上)をただよう砲台のような敵は地上用ウィングが無いと、下降した時攻撃するしか破壊方法がないわけです。さらに、横方向からしか攻撃を受け付けない障害物やボス、後ろから出現する敵編隊、左右から挟みこむように接近してくる敵、弱点が障害物に囲まれたところにあり、通常の攻撃では破壊できないボスなど。そういう特殊な敵が出現する時には、対応できるウィングが事前に出現するわけです。で、そのウィングについて。それまで、僕は地道にやりこんでいて、６、７面だかの、アッパーウィングでしか破壊できないボスが出てくる次の面あたりまでは行けるようになっていました。しかし、ある日、見てしまったのです。いわゆる、「うまい人」のプレイを。その人は、点数稼ぎのために...ウィング装着する瞬間に...ウィング分離する下降ボタンを連射していたのです！通常、ウィング装着時に下降ボタンを押すと、ウィングを分離するはずです。しかし、ウィングを装着する瞬間に分離ボタンを連射すると、自機はウィング分離アニメーションを行おうとするのですが、連射するたびに分離しなおそうとして、一見、ウィングが分身しているようになっていたのです。ウィング分離時に点数が入るらしく、鬼のような連射で、ポンポンスコアが上がって行くのを見てしまったのです。さらに、うまいタイミングで分離連射をやめれば、ウィングが分離せず、そのまま残るというとても美味しいかせぎ技だったのです。「おお、すげ～～～」僕は感動し...それから、B-WINGをプレイしてウィング装着するたびに、下降ボタンを連射するようになりました。しかし、連射をやめるタイミングが難しかったのです。せっかくのウィングが分離してしまい、さらに下降ボタンを押しすぎて下降してしまい、地上建築物に激突してしまう事が多発したのです。そもそも、ウィングが配置されているところは、横からの攻撃が重要になったりする為の攻略目的になっている事が多いので、連射しすぎでウィングを失ったら、障害物を破壊できず、はまり状態に近くなってしまうのでした。そんなわけで、B-WING、めちゃくちゃヘタになってしまったのです。ガックリ。その後、ファミコン版で、よくわからないヘビやカエルがボスとして登場するゲームになってしまいました。ちなみに、ファミコン版では、ウィング分離かせぎはできないようでした。ああ、ゲームセンター版のB-WING、前面クリアしたら、どんなエンディングがあったのだろう...今も気になってしまうのです...。 

  2006.08.05

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  8/4 [金曜日のたわごと] 罠バトン

  [金曜日たわごと]いぬい　ひろさんと、ヽ（・∀・ ）ＥＶＯＬＵＤＥＲヾ（・∀・）ＨＥＬＬ＆ＨＥＡＶＥＮ（ ・∀・）ノさんからご指名いただいた　罠バトンでございます。さて、数々の罠に遭遇してみましょう...■1:もし道端に宇宙人が倒れていたら？人間型宇宙人で女性型でとても美しい場合は...お姫様だっこして、家につれて帰り、介抱いたします。ええ、よこしまな気持ちなどありません。真心をこめて「大丈夫ですか？」とおそばで聞きますよ。そしたら、不意に目覚めた女性型宇宙人の口が耳までさけて、ギャーー！！食われてしまい、星になりました。非人間系であるならば、その場でGUYSに連絡して成敗してもらいます！！GGGでも、アカマツ工業でも、ネルフでも、ブルーフィクサーでも、ゼロテスターでも、助けてくれそうなところならどこにでも連絡します！■2:彼の浮気現場に遭遇したら？えっ...そんな、彼が私以外の人と...？　いや！　信じない、そんなの！いやあああああああああああ！！こ、この外道がぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁっぁぁ地獄におちろ～～～～～～～～～～～～～～～■3:もし今突然『オレオレ詐欺(振り込め詐欺)』の電話が来たら？受話器をとっても、こちらからは話し出しません。せいぜい「はい」と言うだけ。相手が話してくるまで反応しません。相手が用事があるなら、話してきます。これ、ある事件の時に刑事さんに教えてもらった防御方法。と、突然まじめに答えてみました。■4:大好きな芸能人が目の前にいたら？ええっ、大好きな芸能人ですか？おお、藤田まことさんとか、関根勉さんとか小堺一樹さんとか？さりげなく会釈して通り過ぎ、さっと隠れて遠くから見つめます。じいいいいいいいいいいいいいいいいいい～～～■5:変なおじさんの格好をした変なおじさんに声をかけられたら？志村けんの変なおじさんですか？気分がいい時は...「うわ、変なおじさんだ～」とか言ってあげて、　　　　　　　　　相手の反応を待ちます。　　　　　　　　「そうです、私が変なおじさんです」　　　　　　　　　と言ってくれたら、一緒に踊ってあげましょう。気分がが悪い時は...「だっふんだ」といきなりオチを言って通り過ぎます。■6:猪が猛スピードで自分に突っ込んできたら？その時！　なんと、negibon は逆に猪にむけて走った！「そう、　それがベスト！」なぞのお姉さんの声を聞きながら猪に激突して３メートル飛ばされて星になりました。■7:朝目覚めて背中に翼が生えていたら？鏡に写った翼のある自分を見て...「これがわたし...」と、うっとりします。そのあと、空を飛んでいたら、周りの人に鳥人間よばわりされて、銃で撃たれて星になります。■8:コンビニでバイト中に包丁を持った強盗に『金を出せ！』と脅されたら？包丁をつきつけられた瞬間がチャンス！相手の包丁をもつ手首をとって逆にひねり、包丁が僕の方にむいた時、あやまって自分に刺してしまい、星になります。最後に、犯人に、「この恨みはらさでおくべきか...」と言いながら、地獄におちろ～～～～～～この外道～～～～～～～～～～～■9:リアクションおもしろそうな5人にバトンタッチ！バトンをわたせず、星になりました。この外道～～～～～～～～～～～～～～～～～ネタにお困りの方、よろしければ、この「罠バトン」、いかがですか？すいません…あんまりおもしろいリアクションできなかったですよ～～～～（涙あと某巨大画像掲示板にあった画像を勝手に改変しちゃったあ～～＜外道～～～～～～ 

  2006.08.04

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• 8/3 [木曜日の創作] 連作 バトルラケッター 01

  [木曜日の創作]    バトルラケッター 01　その少女の名前は"白金　沢（しらがね　さわ）"といった。　今日で、９才。今年で小学四年生になる。　その少女の目前で二つの首が中に浮かんでいた。　それは彼女にとってとても重要な首だった。　両親のであった。首が回転するにつれ切断面から血が糸をひいている。　そして、最愛の両親の首は少女の手のなかへ。　見ると目の前に両親が立っていた。首の上には何も無い。　今日は少女の誕生日だった。白金一家は休日の買い物に来ていた。買い物とは少女へのバースデープレゼントに他ならない。　しかし、少女へのプレゼントは彼女にとって最悪の物となった。　道行く人々はそんな少女の悲劇をまったく無視して通りすぎて行く。いや、彼等にはこの悲劇が見えないのだ。　そして、少女はその日から孤児になった。　　　　－－－－－　バトルラケッター　－－－－－　１０年後。　日本は変わっていた。　思えば５年前の東南アジアでの謎の大爆発から世界が著しく変化していたが、中でも日本の変化はずばぬけていた。　突発的な技術革新により、経済は格段に伸びた。　反面、往年のベビーブームをしのぐ急激な人口増加。　金持ちと貧乏人の差は急激に広がり、結果、国民は上流階級と下層階級とよばれる身分に二分化された。　上流の生活は昔の貴族、武家と呼ばれた階級と等しく、下層はいっきに落ちて奴隷、非人的なイメージであった。　企業は上流相手に続々と新製品の開発を進め、また、どんな物でも売れたため、空想の世界の道具もどんどんと実用化されていった。　代表が、エア・カーや、人口知能ロボット、星間飛行、宇宙ステーションなど。　そして今、刺激を無くし退屈した上流階級に大人気のデスマッチいや、スポーツの「バトルラケッター」があった。第一章　「白金　沢」　夜。八時半。　東京のビルの谷間に一人の人影があった。　工事現場を照らす照明が影を写し出す。　影が棒状の物を降り上げた。打ち降ろした。　サラサラと髪がなびく。影は長い黒髪をもっているのだ。「ゴクロウダッタ」　上空から聞こえた電子音声を聞き、影はそちらに振り向いた。「なによ！」「キョウノブンダ」静かなローターの旋回音と共に電子音声の主が降りてきた。　球形の機体の中央に大きなカメラアイがあり、機体の頂点に飛行するためのプロペラがついている。　球形の下側がぱくりと開くと、その中から紙幣が３枚すり出てきた。　１０万円札だ。　今の一万円札とほぼ同等の価値がある。絵は聖徳太子だった。　うけとると、影は手にもった"原子炉内蔵レーザーつるはし"を地において首にまいた白い手ぬぐいで汗を拭いた。　白金　沢だった。　１０年間、孤児の身でどのような生活をしてきたのか。　１９才である。体はもう一人前の女に育っていた。顔は中の上といったレベルだが、眉毛が少々濃い。そのせいか、どことなく女らしさがうすい。白のティーシャツにうす茶のスカートという服装はこの時代からすれば女の服装ではない。たまにその筋の男が着ている程度の物だった。「ドウシテオマエハ　コンナ、チカラシゴトヲスルノダ！？」電子音が聞いた。女ならもっと簡単な方法がある、という事だった。　この時代はそこまで荒んでいたのだ。だが－－「馬鹿言いなさんな」の一言で笑う女がここにいた。　上流階級ならまだしも、まさか、まさか下層階級にいたとは。「それより、自分の心配したほうがいいわよ」　沢がいきなり真顔で言った。気のせいか、背後の暗闇で何かが動いた。「ン、ナンダト！？」「なんでって、そんな大金もってるんだから！　んじゃね。」沢は右手を上げながら工事現場を去っていった。　　　　　パドロア社建築課作業区と書かれた出入り口を抜けた時、沢は足を止めた。　背中中程までのびた黒い髪をなびかせながら辺りをかるく見回し、「もういいでしょ。でてきなさいよ」と言う。同時に暗闇から、「よくも邪魔をしてくれたな。このガキ」と返事が帰った。　返事と共に暗闇から姿を現したそれは一人ではなかった。「このデス・モーストの邪魔をしたんだ。ゆっくり殺してやらあ」　デス・モースト。このあたり一帯のスラムを支配する暴力集団である。　総員５０名とゆう大グループだ。暗闇から出てきたのは１０人ほど。　しかし、殺すとは。　この時代の保安機関は上流階級のためにのみ存在している。　下層階級のために動くことはないのだ。　この状況での殺人は罪にならない。　対するのは白金　沢ただ一人。しかも１９才の女。「あら、助けてもらったと言ってくれないかなあ！？」　なんと、沢はまったく動じず、手を振り上げ指は天を指した。　その場の目はそろって天を見た。　漆黒の空だった。が、その中を動く巨大な物がいた。　機体の左右から伸びた機銃は地を狙っている。　沢の働いていた作業現場の上空に待機していたガードシップであった。「わかった！？　あそこで金を奪っていたら、あんた達みーんな死んでたよ」　暴力集団デス・モーストの面々はみな青ざめていた。　沢は一人得意げに胸をはっている。　えへん、と言った時、デス・モーストの下っ端が言った。「お...おい！　この女、し、白金　沢じゃあねえか！？　隣町のデビルズ・パーティーを一人で潰したって噂の...」　多数の視線をあび、白金　沢はニコリと笑った。　次の瞬間、デス・モーストの面々は一目散に逃げていた。　死神の微笑みに見えたのかもしれない。「...なによ、せっかくかわいく笑ったつもりだったのに...」　沢の笑顔はひきつっていた。 

  2006.08.03

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• 8/2 [水曜日のマンガ] ミッドナイト ブラックジャックの奇跡

  [水曜日のマンガ]手塚治虫先生のブラックジャックが大好きです。大好きすぎて、読み返しすぎて、各エピソードのタイトルや、はじめの数ページを読んだだけで、内容をほぼ思い出してしまうほどです。でも、コミック化されていないがあるんですよね。その血を飲むと不死身なると言われる「火の鳥」をめぐる話や、身体が縮んでしまう恐怖の病気「ブラックジャック病」の原因を解明する話など。あとは自主規制でわけのわからない話にされてしまった「木の芽」とか。その中で...あるマンガの最終回にブラックジャックが出てきて、重要な役目をするお話があるんです。そのお話は、長いことコミック化されず、少年チャンピオンの連載を読んだことがある人だけの記憶としてのみ、存在していました。ミッドナイト　手塚治虫先生最初にお断りします。ＢＪに関連するお話をするので、「ミッドナイト」の最終回の大ネタバレします。読める機会がある方で、ブラックジャックが大好きな方は、画像の本を探してご覧ください。さて、ミッドナイトです。このミッドナイトという男は、個人タクシーをやってます。恐ろしい事に、無免許です（笑。タクシーの営業免許なのかもしれませんが。この男...ミッドナイトは、若い頃、暴走族的なかんじでメチャクチャやってました。その内、ある美しいまじめな少女に出会い、なんとか付き合ってもらうために、仕事につき、がんばっていたんです。その中で、やっと手に入れた愛車で、彼女をドライブに誘います。そのドライブの途中で、事故にあいます。彼女は脳死状態になってしまいます。ショックをうけたミッドナイトは修理した愛車で、個人タクシーをやり、彼女の治療費をためるため、毎夜、街を彷徨います。夜の顔をのぞいていく男がいる。その名をミッドナイト。しかし、病院は脳死状態になってしまっている彼女を、もう入院させつづける事ができないと言ってきます。脳波が少しで検知できれば、まだ治療できる...との病院の言葉を聴き、ミッドナイトはあせります。そして...ミッドナイトはブラックジャックの元を訪れます。なぜかピノコの姿が見られませんでしたが、たしかにＢＪでした。どこかのだれかに透視能力がある目を移植したような謎のＢＪではありません。（あれはあれで好きですが、ＢＪの出番が少ないのは不満）ＢＪは驚愕の手段で、彼女の脳波を確認します。その後、ミッドナイトは南アメリカにある大富豪の跡取りである事が判明したり、奇怪な事件や複雑な人間関係に巻き込まれたりします。その中で、ミッドナイトには、予知能力的な才能に目覚めていきます。ミッドナイトの愛車は特別製で、コンピュータ制御の上、飛行機の車輪を一機、車の下面に装備していて、渋滞道路などにぶつかったら、車輪を出し、一輪走行をして狭いところを抜けたりするスーパーカーです。場合によっては、ミッドナイトの呼び声を検知して自動運転したりします。そして最終エピソード。ある日、ミッドナイトは悪い予感がしていました。今日は首都高速にのってはいけないと。しかし、載せたお客が急ぐので首都高速に入ってくれといいます。しかたなく、首都高速を走らせていたら...なんと、海上で誤射したミサイルが首都高速に直撃し、ミッドナイトは愛車ごと、陥没した穴に落ちてしまいます。愛車の装甲に守られ、なんとか生きていたミッドナイトですが、回りは火の海でした。車から出ようとするミッドナイトでしたが、扉があきません！愛車のコンピュータに命じて、扉を開けるように言いますが、言うことをききません。ミッドナイトは悟ります。愛車は自分と心中しようとしていると。そして...彼女を脳死状態にしたあの事故は愛車が嫉妬して事故を起こしたのだ、と。火の海の中でしだいに体力をうしなっていくミッドナイトは愛車に言います。「俺をあいしているなら...たすけてくれ...」ミッドナイトの愛車はクラクションを鳴らし始めました。助けを求めるように。ミッドナイトは病院にかつぎこまれましたが、体表のほとんどに火傷をおっており、瀕死の状態でした。困った病院はある名医に連絡をとります。そこでブラックジャックが再び登場します。このままではミッドナイトを生かすことは不可能と判断したＢＪは、なんと、脳死状態にある彼女の脳と、ミッドナイトの脳を入れ替える手術をします。ミッドナイトは愛する彼女の身体をひきついで生きる事になったのですが、彼は記憶を失っていました。ＢＪの奇跡のメスは、ミッドナイト達をあらたな人生に導いたのでした。なんだか、「ミッドナイト」という作品自体がブラックジャックの１エピソードのようにも感じられますよね。しかし、このミッドナイトの最終エピソード、コミックにも掲載されなかったのです。つい最近...画像のコンビニ・コミック用の本でやっと掲載されたのです。10年強ぶりに見た最終エピソードは、正直、かなり記憶の中で美化されていた事を感じましたが、やはり、僕は好きな作品と思えました。

  2006.08.02

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  8/1 [火曜日の食] バリポテコ ああ、ポテコ劇場

  [火曜日の食]私は今日、これをプレゼントする。「ねえ」「はい？」私は左手をやさしく持ち上げると、その薬指に指輪をはめた。「え、ええ？」「け、結婚してくれないか」私－－右手はそう言った。彼女－－左手は毛細血管を赤くしながら恥ずかしげに言った。「...はい...」「あまいわーーー！」僕は左手の薬指にはまった指輪を口にはさみ、スポッと抜いて噛み砕いた。バリ、バリ、バリ。「あ～ポテコ劇場、指輪編。むなしいわぁ～」ポテコ。輪っかの形に揚げたポテト菓子である。指にはめてたべませんでしたか？僕は子供の頃、親指以外にポテコをはめて、指輪を何個もつけたゴージャスなおばさんをきどって食したのです。もしくは、親指にも無理やりはめて、五本の指にポテコがはまったら、「フィンガー・フレア・ポテコズ～～～」とか叫んだあと、それは外法なり～～とか言いながら食しませんでしたか？...すいません、いま、思いつきで書いてしまいました。そんな懐かしいポテコが、コンビニで新たな商品として復活していたのです。その名も、「バリポテト　イタリアンピザ味」ただのポテコではありません。バリです。バリバリです。バリバリ伝説です。頭文字バリです。なんだかよくわかりませんが、すごいような気がしませんか？事実、しっかりとチーズとピザの風味がして、本格的なピザ味がするのでした。正直、しばらく本物のピザを食べていませんので、ピザ感覚に自信がありませんが、ポテトチップスのピザポテトよりは、なんかいい感じでした。けっこう、お気に入りの味です。ただ...中身を見てください。輪っかは大きいんですが、普通のポテコのように、指輪状になっていないんです。これでは指にはめて食べられないではないですか～～～！これでは悲劇がおこりますよ！私は今日、これをプレゼントする。「ねえ」「はい？」私は左手をやさしく持ち上げると、その薬指に指輪をはめようとした。「え、ええ？」あれ、はまらないぞ。げげ、バリポテコの中身、ちゃんと輪になってるの無いじゃん！「あと、指太くなりすぎ」「し、失礼ね！」バシッ彼女－－左手は私に平手打ちすると、毛細血管を赤くして届かないところへ去った。私－－右手は振られてしまったのだった。「あ～ポテコ劇場、バリポテコ指輪編。ほら、悲劇的結末だったでしょ」

  2006.08.01

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• 7/31 [月曜日の嘆き] 電車とホームの間 ある朝の出来事

  [月曜日の嘆き]あの日の朝に起きた事は恐ろしくもあり、また貴重な経験でもあった。電車での通勤通学をされている方は朝の通勤時間の混みようにはうんざりされているかと思う。僕もうんざりしていた。しかし、電車に乗らねば会社に行けないのだ。混んでいる電車に耐えなければならないのだ。僕は過敏性大腸炎でもあるので、なるべく、自分にストレスをかけないように通勤する工夫をしなければならない。そんなわけで、以下の方法をとっていた。通勤　五つの誓いだ。１つ、朝飯は取らぬ事１つ、電車に乗るときは無心になる事１つ、なるべく電車の内壁に立つ事１つ、空きにくい扉を見切る事１つ、五つ目がなんにも思いつかない事はらぺこのまま通勤する理由は、朝ごはんを取ると、腹が痛くなった時に大変なのである。出すものを無くす戦法である。そして－－電車に乗る時には、考えるとストレスが溜まる事が多いので、無心になる。たとえば、汗かいて自分の体が匂うのではないか、とか、荷物が他人の邪魔になっていないか、とか、ヘッドホンから音がもれていないか、とか、だ。上記の事を考えなくてすむように事前に準備し、本能で電車に乗れるようにするのだ。もちろん、他の乗客からのストレスもある。でも、無心であれば、そんなにストレスを溜める事もすくないだろう。ぼ～～～っとしている、とも言う。さて、ある日の朝に事件はおきた。東武東上線の成増から池袋の間であった。東武東上線のその区間は、普通電車のみ停車する。準急や急行はまるっと通過するのである。その駅数、正確でないが、ざっと１０くらいあるような気がする。僕は普通電車に乗っていた。例によって無心でぼ～～～～っとしていたのだが、その日はある要素が加わっていた。寝不足で半分、寝ていたのである。電車の扉のわきあたりに寄りかかれる、いい場所をとっていたので、安らかな寝息をたてていたのだ。ぐ～～～～～～～～～～～～～。寄りかかっていた扉...進行方向に対して右側の扉は通勤地獄の車内において、心安らげる場所であった。車内は徐々に混みあってきていた。そしてついに...準急や急行の通過をまつ中板橋駅で、とうとう右側の扉が開いたのだ。ホームの扉の前には3人くらいまっている。場所的に、一度、電車から降りなければならないよだった。僕は半寝状態＆ぼ～～～っとしたまま、扉が開くのを待ち、一旦、ホームに降りようとしたのだ。鞄をもって、外に...。「うわっ！」次の瞬間、僕はホームのコンクリートの床に手をついていた。股に衝撃！！なんと、電車とホームの間の隙間に、左足を踏み外してしまったのだ。左足一本まるごと、電車とホームの隙間に落ちてしまったのだった。左足全体から擦り傷の痛みがにじみ、ホームのコンクリートに痛打した股間が痛い。しかし、そんな事言っている場合ではなかったのだ。電車が出たらどうなる？電車の扉が閉まったらどうなる？眠気が吹っ飛んだ僕は、急いで左足を隙間から上げようとした。しかし、体重が重いためか、それとも狭い隙間にぎりぎりで足一本落ちたためか、右足に力をこめても、両手に力をこめても、立ち上がれないのである。ど、どうする？しかし、その時。電車の中の人たちや、ホームでまっていた人たちが手を貸してくれたのだ！おかげで、なんとか左足を隙間からぬき、立ち上がる事ができたのだった。幸運にも、左足の靴は脱げていなかった。「あ、ありがとうございます！」はずかしさもあったが、ただひらすらに申し訳なくて、助けてくれた皆さんに頭を下げまくったのでした。下手な営業時の礼より気持ちがこもっていたのは間違いありません。しかし、この教訓で、通勤　五つの誓いの最後の一つがうまったのです。一つ、電車を降りるときは足元に注意これだ…！！ 

  2006.07.31

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  7/30 [日曜日のアニメ] ムーの白鯨 失われた大陸の古代文明を…

  [日曜日のアニメ]クジラが空を飛ぶ。ザトウクジラの大ジャンプ、すごい迫力です！でも、あれはジャンプです。少年ジャンプじゃありません。もちろん、月刊でもないです。フレッシュジャンプでも...失礼しました。クジラが空高く飛行する。そんな姿を見られる作品...このアニメもその一つです。ムーの白鯨ムーとアトランティスという、失われた大陸つながりで有名な２つを結びつけて、互いに戦わせてしまうというアニメです。互いの最終戦争の結果、アトランティス帝国は大陸ごと、はるか冥王星軌道の彼方へ飛ばされてしまいました。ムー大陸もどういう理由だか忘れましたが、太平洋に沈んでしまいました。しかし、アトランティスはいつか地球に戻ってくるかもしれません。ムーの指導者ラ・ムーは巨大な白鯨型サイボーグに自分の脳を移植し、娘　マドーラをサイボーグに改造して、いつかくるアトランティスとの戦いにそなえ、眠りについたのでした。そいでもって現代（放映当時）、アトランティス帝国の目覚めに呼応し、ムーの白鯨も目覚めます。全国に散ったムーの子孫から5人の戦士をあつめ、アトランティスと戦うのです。海のトリトンでムーは知っていたようなきがしますが、正直、アトランティスはこの作品で知りました。だから、アトランティス帝国は悪い事してたんだ...なんて先入観があるのです。ムー＝正義・アトランティス＝悪　なんて感じでイメージが固定しています。さらに、「のび太の海底鬼岩城」でのアトランティスや、白色彗星帝国の「ガトランティス帝国」（名前だけ）や、コナミの「バトランティス」（これも名前だけ）や、聖闘士のラダマンティス（なまえ...）などの影響で、申し訳なくも、「悪」のイメージです。オーパーツ物や謎のエネルギー物で有名なオリハルコンはアトランティスの物だったような気がしますが、不思議とオリハルコンには「悪」のイメージが無いですね。ムーを悪役にしている作品ってなにかあったかなあ...「宇宙戦艦ヤマト完結編」のディンギル帝国はムーの末裔だったかな？さて、ムーの白鯨。主人公ケンとラムーの娘であるマドーラはやがて互いに恋していきます。最終回でケンとマドーラが海にかけていくシーンが妙に記憶に残ってます。（二人が裸だったから？　たぶんそうです。ははは）個人的にはケンと共にムーの戦士として覚醒した「レイ」と恋人になるようなかんじで見ていたのですが、残念ながら違っていたようです。メカもけっこう好みでした。ケン達が乗る空飛ぶ船。なんだか木製のイメージがあり、妙に味があるんです。攻撃する時は紋章が描かれた円形の板のような物が甲板にせり出て、光球を発射するんです。連射があんまりきかないようで、未来戦闘機的なアトランティスの機体に苦戦していたような覚えがあります。そして白鯨。当初は空飛ぶ巨大な－－全長200メートルらしい－－白鯨でしたが、一度戦いに破れ、第2形態となり、ついには...宇宙航行形態のような、戦艦形態へと変貌します。子供心に「かっちょええ～～」とか思いました。宇宙空母ブルーノアだとか、キャプテンハーロックのアルカディア号とかの超戦艦大好き野郎なので、狂喜乱舞しました。でも、今見ると、ムーの白鯨では、第1形態の白鯨の姿が一番しっくりくるかも...。ＯＰ「ムーへ飛べ」、ＥＤ「信じるかい」もけっこう好きで、カラオケでたまに歌います。水木さんの美声で素晴らしい！「～あこがれへとび～たぁてぇ～」まったく関係ないですが、ピンク色のクジラが空を飛び、お話するアニメが他にもあったような気がします。たしか、ホセフィーヌでしたっけ？でも、「ホセフィーヌ」でググっても検索にひっかからないんですよねえ...※「ホセフィーヌ」ではなく、「ホセフィーナ」が正しいと判明しました。大阪歩さん、感謝です！！ と学会の活躍によって、ムー大陸やアトランティス大陸やレムリア大陸をネタに使うと嘘っぽく思えてしまう今日この頃です。デニケンの「神々の戦車」の影響を払拭したオカルトネタを開発しなければ、オーパーツや失われた大陸の古代文明ネタを今後に生かす事は…難しくなりそうです。 

  2006.07.30

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  7/29 [土曜日のゲーム] イメージファイト 連撃バックファ イア

  [土曜日のゲーム]今日のゲームはこのゲームですイメージファイト　アイレム縦スクロールのシューティングゲームです。このころのアイレムは独自のアイデアを生かした名作を多発しました。R-TYPE、最後の忍道、ビジランテ、Ｘ－マルチプライ、ドラゴンブリード…このイメージファイトの独自性は、ポッドとスピードチェンジとそして…バックファイアでしょう。ポッドという３つのオプションは青い前方攻撃専用と、赤いレバーで射撃方向を選択できる物があります。自機から一定の距離を浮遊しているので、このポッドを敵にめりこまさせて攻撃したり、また、ポッドシュートというポッドを敵に突撃させる事もできました。スピードチェンジは自分で速度を調整できる機能です。１番は激遅、２番は標準的な速度、３番はちょびっと速い、４番は激速スピードチェンジボタンを押す事で切り替える事が可能なのです。知る限り、アイテムでなく、ボタンでスピードを自由に切り替える事ができるゲームは初めてだったのではないでしょうか。そして…バックファイア。スピードを切り替える時、自機の推進器から火が吹き出ます。この吹き出た火で攻撃できるのです。射程は短いですが、真後ろに攻撃できるのは非常に便利で、ただでさえこのゲームは画面下から出てくる敵が多いので、頼りになる武器となります。ポッドがあれば、真後ろを攻撃できますが、自機を失って復活する時は、一切のパワーアップが無い状態ですので、このバックファイアは非常に有効です。そして…このバックファイアこそ、僕がこのゲームが好きな理由です。３面ボスの恐怖のレーザー野郎に対する安全地帯に潜り込んだら、攻撃する手段はバックファイアしかありません。さらに、５面のボスはまともに攻撃できる位置に弱点が無いのです。上部にある開閉する部分から自機を潜り込ませ、弱点の目をバックファイアでダメージを与えるのです。こんな戦いができるのは、このイメージファイトしかありません。また、このゲームは世界観もおもしろいのです。このゲームは特殊な設定で、１～５面は訓練なのです。タイトルのとおり、フォログラフィによる「イメージファイト」なのですね。この５面で一定以上の成績を収めないと、実践に出られません。恐怖の補習ステージに送り込まれてしまうのです。劇的に難しい補習ステージをクリアするのは、正直、最終面をクリアするより難しいのです。さて、無事に実戦に出る許可がえられたら…実戦…リアルファイトに繰り出されます。残り３面は宇宙、隕石地帯、敵要塞と進行していきます。そして…みごとにラスボスを倒したら…激戦で破損した自機は宇宙を漂います。やがて、自軍の救援がやってきます。激戦を制した英雄はこうして生還したのです。しかし。この後にある２週目での最後は…自軍の救援がまにあわず、自機は爆発してしまいます。なぜかこのころのアイレムのゲームは２週目でむくわれない最後を遂げる結末が多かったような気がします。でも、「イメージファイト」なゲームとはいえ、戦争の物語なわけです。バッドエンドも心をうつような気がします。ああ、そういえば、アイレムのシューティングゲーム、最近やってないなあ… 

  2006.07.29

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• 7/28 [金曜日のたわごと] 心霊スポット 近所のその場所は

  [金曜日のたわごと]心霊スポットガイド、みたいな本ってありますよね。幽霊が多く目撃される場所のガイドブックです。幽霊目撃情報が多発。たとえば...埼玉県では、正丸峠のトンネルとか川越街道のある交差点の歩道橋下とか。怖いですね、でも、行って見たいですね。でも、でもですよ。そこで紹介されている場所が、ある意味ではもっと恐ろしい場所だったら...あなたはどうしますか？昔、インターネットで検索していたら、あるHPを見つけました。全国心霊スポット情報　的なタイトルでした。実際にそれらの場所に行き、体験した情報をまとめたHP、とのことです。なんとなく、当時住んでいた埼玉県の情報を開きました。おお、あるある。でも、地元でも有名な某駅の某踏み切りとかの情報無いかんじでした。（この...東北線の踏み切りは今は地下通路になってしまいました）あ？あれ、なんかなじみの土地の名前を見つけました。・・・僕の住んでる町じゃないか！え～そんな心霊スポットなんかあったけ...とりあえず読んでみると...まるまる沼のまるまる橋を渡ったらすぐの場所にある廃ビル。霊気ただようそのビルに入ったところ、廊下にいろいろとゴミやら木材が散らばっている。しばらく進入すると、スタッフの一人が悪寒がすると言い出した。我々は身の危険を感じた為、いそぎ撤収した。恐ろしい霊の気配を感じる廃ビルであった。・・・そのビル、知ってます。元は病院だったらしい3階建て程度の小さいビルなんですが、ビルのオーナーが、ちょっと特殊な運用をしていたんです。実は、東南アジアから内戦で日本に逃げてきた人たちをそのビルに住ませていたのですよ。当時、市の方針だったのか、東南アジア系の少年少女が小学校に何人か転校してきてびっくりしたのでよく覚えています。ボロいビルだったので、廃ビルと思われたはしょうがないと思います。しかし、あなたがたが忍びこみ、恐ろしい霊の気配がする心霊スポットとしたビルは人が住んでいるビルだったのですよ。ある意味、異世界のビルだったのです。さらに、そこのオーナー怖い人なんです。オーナーに、勝手にビルに入って探検ごっこしている所をみつけられでもしたら...怒鳴られるんですよ！　バットもって追いかけてくるんですよ！ええ、無事に逃げ切るまでは...生きた心地がしませんでした。え、なんでそんな事を知ってるのか、ですって？いやですね、そのビルへ探検しに潜入した事なんてないですよ。ははははははは。そんなわけで、そのHPの管理人さんへ、「そのビルは廃ビルじゃなくて、外国の方を住ませていたんですよ。　ある意味怖いビルではあったんですが、心霊スポットじゃないですよー」なんてメールを送りました。後日、返事が来ました。「～訪問した先で霊感に感じた場所を書いているだけです～」とのこと。う～～ん、なにか彼らには見えたのかもしれませんね。ちなみに、そのビル、今は壊されていて存在しません。今は...真新しい立派なビルになり、そこに住んでいる外国の方々の方がリッチな生活をしている...そんな事実を知ってしまうと...自分の人生が悲しくて泣けてきます。

  2006.07.28

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• 7/27 [木曜日の創作] 無言流必殺剣 千代の章

  [木曜日の創作] 　無言流必殺剣　－千代の章－　時は江戸。将軍の名が家光のころ。　黒瓦の屋敷の中の、粗末だが味わいある池のある庭に、二人の男が向かい合っている。白い着物を着た初老の男と、黒い男。双方とも、まだ抜刀せず、構えているだけである。　張りつめた空気の中で、今、世界は静寂の中にあった。　初夏の風が風鈴をなでる中で、にらみ合いが一刻ほど経過した時、「だめじゃ。やはり挑戦をうけてやれん」　初老の老人が、がくりとうなだれ、刀から手を離した。　張りつめた闘いの空気は、その瞬間、消えた。　黒い男も腰の刀から手をはずした。　黒い。この浪人風の男の容姿は、すべて黒で統一されている。　だが、男の特徴をあげるなら...人はまず、その顔を上げるだろう。　黒布でぐるぐる巻きにした顔は、僅かにその隙間から両目が見えるだけで、残りのすべては、その黒布の下に隠されている。頭頂からは黒い長髪が、背にむけて流れていた。　この異形の浪人の唯一の表情をしめす目は殺気だった物ではなく、むしろ、温かみのある美しい目である。決して名誉欲で狂った浪人の目ではない。　だからこそ、老人は、勝負を受けようとしたのだが、「すまんな。この佐々木源之新、すでに剣を捨てた身じゃった」　いざ、向かい合うと、浮かんできたのだ。美しい一人娘の姿が。　黒い浪人は、数回、首を振ると、黒布で覆われた頭をペコリと下げた。　黒い浪人は門を抜けた。「佐々木流道場か、みつけたぜ」　木製の看板に墨で書かれた文字を読んだのは、黒い浪人ではない。　黒布の中で、両目が動いた。その目には、二人の巨漢が写っていた。　声はその二人が言ったものである。　二人の巨漢に囲まれても、佐々木流道場師範、佐々木源之新が娘、佐々木千代は、少しも動じていなかった。「なんですか、貴方たち！　恥を知りなさい！」　突然、この二人が道場に現れたのは、千代が一人で剣の稽古をしている時だった。手には木刀を、長い黒髪は背中でまとめ、そのりりしい両目は、武士の娘として恥のない、見事な娘だ。「へっ。威勢のいいあまだ。だからさっきから言ってんじゃねえか」　巨漢の一人が、千代の背後から言った。　反射的にそっちに振り返り、木刀をかまえる。　そこには赤い羽織を着た、でぶの浪人がいた。腰には、そうとうな長さと見える巨刀がぶらさがっている。顔は、たとえるなら豚に近い。千代はそう思った。「俺たちゃあ、道場破りだってよう。え？　かわいいお嬢ちゃん」　いつのまにか、もう一人の巨漢が、千代の背後から言った。　その手に千代の黒髪を掴んで。　千代は反射的に背後に木刀を振って離れた。　こっちの巨漢は、赤い巨漢とは正反対、がりがりで縦にひょろ長い男だった。背丈は千代の五つ頭分くらい上だ。青い羽織を着て、異様に細い剣を腰につけている。　さっきから、こんな状態が続いていた。「わたしがこの道場の師範です！」　叫んだ。だが、赤青の巨漢の反応は、闘いには興味がないようだ。この二人は今、あきらかに、千代に興味をもっている。　千代は、掛け軸の前に飾ってある直刀に手をかけた。すらりと抜くと、「いいかげんにしなさい。さもないと切るわよ！」　本気だ。それは両巨漢にも伝わったはず、だった。しかし、「きゃあ！」　千代の本気は、青赤の巨漢にとって、赤ん坊の本気に等しかった。　直刀は青の巨漢の細い剣によってはじき飛ばされていた。　続けて赤の巨漢が、でぶの体で千代を道場の壁へ追い詰めた。　豚似の顔が、千代に迫った。「やめい！　それでも侍か！」　千代を救ったのは、佐々木源之新その人だった。その右手には刃剥き出しの長刀が握られている。　師範の危機に、いや、娘の危機に再び剣をとったのである。　そんな源之新を見て、赤青の巨漢は千代から離れた。「でてきましたね。２０人切りの源之新さん」　修業時代、源之新は、町の荒くれ２０人を相手に大立ち回りをしたことがあった。「きさまら、何者だ！」　青の巨漢が、細い剣を振った。空気を切る音が響く。「俺たちは赤砂党の者だ。あんたを殺しに来たんだよ」　赤砂党。今、日本中を騒がしている凄腕浪人集団であった。　凄腕の首領、赤砂龍源が仕切る恐怖の盗賊である。　その目的は幕府を倒す事だとも噂されている。「な...赤砂党が何故わしを殺そうとするんじゃ！」「簡単なこと。党員以外の凄腕は邪魔者でしかないからだ。いつ敵にまわるかも しれんしな。おかしらの命令だ」　佐々木道場の門前に、再び黒い浪人が現れた。黒い布の隙間から、鋭い視線が道場内にすいこまれている。　黒い浪人は道場に向け走った。　道場に入ると、床の中央にできた赤い血だまりの中に倒れている佐々木源之新がいた。かけよると、源之新はまだ息があった。「き、君か...お願いがある...娘の千代が赤砂党に...助けてやってく...」　そこまで言うのが源之新の限界だった。　黒い浪人は立ち上がった。黒い布に隠され、顔の表情は一切、外からは見ることができない。が、唯一、隙間から見える両目には怒りの影が見えただろうか。　西の空が赤みをおび、東のそらには闇の影が見える。　ひとけのない森林を二つに裂く山道。その先端に、かるい起伏がある。そこから斜面になるのか、その先は見えない。　今、この地を支配しているものは静寂だった。「いやああ！」　痛烈な悲鳴が静寂の支配を破った。それは佐々木千代の物だった。青い巨漢が道沿いの巨木によりかかっているが、悲鳴はその巨木の後ろから聞こえた。青の巨漢は見張り。では、赤の巨漢は何をしているのか。佐々木源之新の娘、千代の人生は赤の巨漢によって破滅の道に変わるのか。源之新の最後の頼みは...。　その時、青の巨漢は、山道を登ってくる奇怪な気配に気がついた。背筋が凍るような、自分の死を感じずにはおけないような。　気配が漂ってくる方向に身構えると、山道の起伏の向こうから黒い浪人がやって来るのが見える。青の巨漢は呆然としていた。黒い服のせいではなく、顔のせいだ。　黒い布をぐるぐる巻いてある顔に不気味な印象をもったが、隙間から見える両目を見て、ほっとした。こいつは人間だ。「なんだ、てめえは！」　叫んだが、黒い浪人は無言のまま近づいてくる。ある程度近づくと、その接近は終わった。一枚の紙と共に。　ひらひらと中を舞う紙は、黒い浪人が放った物だ。それは、青い巨漢の足元に舞い降りた。手に取った青い巨漢は、それに書いてある人相書きを見て、再び呆然とした。「こ...この顔は...おかしら...赤砂龍源様...」　その言葉が終わらない内に、黒い浪人は、青い巨漢を切っていた。切り口は右肩から左脇にかけて。赤い血が吹き出た。赤い噴水という表現がピタリ。が、不思議にそれは黒い浪人に一点の赤点もつける事ができなかった。　瞬時の怪異に青い巨漢は呆然と、吹き出る自分の血を眺めた。「あ...？」　青い巨漢の脳裏に、一つの名前が浮かんだ。凄腕の浪人で、赤砂党員を次々と惨殺している男の名前を。そう、その男も黒い服を着て、黒い布で顔を...「き...きさま...無言か！　死神の無言かあ！」　無言と呼ばれた黒い浪人から、再び銀線が走った。目にも止まらぬ瞬時の斬撃は青い巨漢の首を中に舞わせ、巨木の後への飛行を可能にした。　巨木の後ろから、でぶの巨体が現れた。赤い巨漢だ。右小脇に千代をかかえている。あまりの体格の違いに、大人が子供をかかえているかのように見える。　千代の服は、所々はだけてはいるが、間に合ったらしい。「あ...あなたは！」「て...てめえは！」　二人が叫んだ。どうやら、赤い巨漢は夢中だったらしく、青い巨漢と無言との闘いを知らなかったようだ。だが、首を見たのだ。勝負の結果はわかっている。　赤い巨漢は思いだした。黒い死神の名前を。「その服の色に、その顔...。貴様、無言か！」　でぶの手から、千代は落下した。どさりと地に落ちるとすばやく巨木の後ろに隠れて戦況をうかがう。赤い巨漢は恐怖におびえている...かと思われたが違った。「くくく。そうか、貴様、あいつを殺したのか...」　あいつとは青の巨漢の事である。そして、赤の巨漢は笑った。その笑いは山々の壁面に反射し、やまびことなって響きわたった。無言の表情は見えない。「貴様を殺せば、俺は赤砂党の幹部になれる。確実にな」　刀を抜いた。幅の広い、分厚い鉄一枚の刀。「見ろや。こいつは青龍刀といってな、大陸から流れてきたもんだ。よく切れるぞう」　横に一太刀。巨木の輪郭が横にずれた。激しい音をたてて倒れる巨木の後ろで千代がおびえている。この男...赤の巨漢は、この巨木...大人二人で抱けるかどうか、という巨木を豆腐を切るかのような手軽さで切ってしまったのだ。「そして、俺の体術は常人の目にはとらえられん」　消えた。赤の巨漢が。でぶの体を見逃すはずはない。だが、千代の視界には無言しか見えないのだ。　無言がしゃがんだ。その後ろから青龍刀が現れるとは。　無言の頭あたりを狙った一撃だった。無言は前転して間合いから逃れた。「さすがだな。でもこれで最後だ」　再び赤の巨漢が消えた。ゆっくりと立ち上がる無言の周囲に砂ぼこりがたつ。　千代はそこに悪夢としか言えない光景を見た。赤いでぶが...二人、いや四人、いや、八人に見えたのである。超高速移動による残像...分身の術であった。　よりによって、こんなでぶがこの技の使い手とは。夢もくそもない。　八人の虚影に周囲を囲まれても、無言は一言もしゃべらない。あせっている様子もない。ただ、片手に日本刀をもってたたずむのみ、であった。　八人が必殺の一撃を加えようとした時、無言の右手がすうっと上がった。手には日本刀が握られている。千代は見た。黒布の隙間の両目が閉じられるのを。　千代は再び悪夢を見た。無言の手が増えているのである。二本、四本、八本、いや、これは...千本だ。無言の右手が千手観音のように無数に増殖したのだ。　この現象が右手を高速で動かしているため残像、つまり手の分身である事を見切った者は、この場にいなかった。　千対八。勝負は見えていた。無言の千手がうなりをあげて横に一閃された時、八人の赤い巨漢は、まさに千切りされ、地にばらばらと落ちていた。　もはや、人間の面影など残さない人間千切りを見ても、千代は救われた気持ちにはならなかった。新たな、さらに恐ろしい怪人が現れたにすぎないのではないか。　そう思ったのである。　そして、それは間違いではなかったのかもしれない。　無言の右手が一本にもどると、顔の黒い布がはらりとほどけたのである。切れ端が鋭利なところを見ると、どうやら、赤い巨漢の後方からの一撃。その功績か。「あ...きゃあっ！」　悲鳴が山々に響いた。千代の悲鳴である。彼女は見たのだ。無言の素顔を。　目は、両目は色男を思わせるりりしい目だ。が、鼻が、口が、まるで溶接されたかのようにくっついているのだ。　これが人間の顔か？　かすかに鼻を思わせる穴があるが、口は恐らく開くことはあるまい。　彼が無言と呼ばれる原因はこれだったのか。　素晴らしい双眼をもつ顔だけに、その惨状はとてつない悲壮感と恐怖感を千代にもたらした。思わず悲鳴をあげてしまった彼女を責めることはできまい。　無言は黒布をきつく巻き直すと、千代を見た。千代は脅えていた。「この男はおそろしい化け物だ」　と。　だが、それは間違っていたのかもしれない。黒布の隙間の両目を見よ。これほど悲しみをおびた目を見たことがあるか。彼は人間なのである。　人間千切りと首無し死体に頭を下げて、無言はもと来た道を戻って行った。その黒い背中が夕日に赤く染められた時、千代は黒い浪人の後を追って走りだしていた。　彼に、せめて一言、礼を伝えるために。

  2006.07.27

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• 7/26 [水曜日のマンガ] 少年ジャンプ打ち切りマンガ 02 機械戦士ギルファー

  [水曜日のマンガ]週刊少年ジャンプ。アンケートの結果、人気の無い作品はジャンプの誌面の最後の方に追いやられ、いつのまにか打ち切られるという。ほんとうにアンケートの人気がジャンプの掲載順を左右しているのかは知らないが、ジャンプの最後の方のマンガが短命なのは事実だろう。いわゆる、打ち切りというやつなんだろうか。そんな「打ち切り作品」は、唐突に最終回を迎える。最後のページで、「さあ、決戦だ！」と叫んで終わる展開だ。未完成な作品といってもいいのかもしれない。たいてい、ジャンプスーパーコミックスで発売され、2巻程度で終わるのだ。しかし、そんな「打ち切り作品」でも、個人的に珠玉と思っている作品がある。ここまでの文章、コピーじゃないか、なんて言ってはいけない。さて、今回の愛すべき「打ち切り作品」は...「機械戦士ギルファー」　巻来功士先生巻来功士先生といえば、「メタルＫ」とか「ゴッドサイダー」などの作品がありますが、ギルファーは「メタルＫ」より前の作品です。記憶に間違いがなければデビュー作なんじゃないでしょうか。内容は...未来世界のある場所で、人類はロボット同士の格闘バトルに熱中していました。ギルファーは、死んだ彼女をクローンとして復活させるため、自らの脳をロボットに移植してロボットの闘士、メカバトラーとなったのです。途中で知り合った人間の青年（名前忘れた）と共に、大会を勝ち進んでいきます。数々の個性的な強敵ロボットとの戦いの中で、ギルファーは超能力...サイコパワーに目覚めていきます。大会を統べる企業は、ギルファーのサイコパワーを解析するため、大会の中で、ギルファーの脳...ゼウスボックスを奪おうとします。暴走した工業用ロボットや宇宙開発用ロボットなどの刺客を破り、ついにギルファーは王者と対決する事になります。そして...打ち切り作品ですが、うまくまとめてあって大好きな作品です。この作品が連載中、僕は劇中にギルファーが言う、ある言葉が気に入りました。サイコパワーを発揮する時のセリフです。「...脳が熱い...」旧ザクのような頭の中にある脳－－ゼウスボックスが膨大なサイコパワーで発熱するんですね。ちょっと放電しちゃったりします。「脳がいてえ～」レイズナーのゴステロではありません。「脳みそくいてえ～」バタリアンではありません。「今日の味噌汁はなめこ汁～」ご飯にかけて食べたいです。脱線しました。「...脳が熱い...」そう、風邪をひいて熱を出した時に使うんです。ギルファーになった気分で風邪にも負けない闘いができそうでしょ？「...脳が熱い...」そう、テスト前などに勉強しすぎてパンク状態になった時に使うんです。ギルファーになった気分でテストにもまけない勝負ができそうじゃないですか。「...脳が熱い...」はいはい、安静にしてなきゃダメですよ。おやすみなさい。 

  2006.07.26

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• 7/25 [火曜日の食] ココナツ珈琲 夢のココナツジュース

  [火曜日の食]う～～～～～～～～～ん。「ココナッツ」東南アジアを舞台にしたマンガや映画やらでよくでてくるココナツジュース。ものすごく美味しそうだった。僕は「ココナツジュース」を飲むのが夢なのである。でも、飛行機で東南アジアへ外国旅行をするつもりは無い。飛行機怖いんだもん。外国怖いんだもん。ここ数年で、国内出張で飛行機に乗れるようになったけど、海外への飛行機旅行は恐らく一生無理だと思う。入社１０年記念だかの海外旅行もきっぱりと辞退した。でも、ココナツジュースは飲みたい。どんな味なのだろう...。そんなわけで、コンビニやらで、ココナッツなんたら という商品を見ると買ってしまう僕がいるのでした。ココナツ珈琲。コンビニで見つけました。たぶん、新商品でしょう。コーヒー牛乳は大好きなので、そこにココナツが加わったらどんな味になるのだろう...期待心で踊りだしそうです。さっそく味見...「あっまあ～～～～～～～～い」第一声は「あっま～～～～～～～～い」であった。コーヒー牛乳の倍は甘いのだ！そいでもって、シナモンっぽいような後味があるような感じだった。こ、これがココナツジュースの味か！？う～～～んキライじゃないけど、半分飲んだら甘さがくどくなってきました。き、きつい。でも、一気にジュルルルルルルルルルルッと、飲んでしまいました。ヘトヘトに疲れた時なんかに飲むと甘さが心地よいかも？ココナッツジュース探求の旅は続く… 

  2006.07.25

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• 7/24 [月曜日の嘆き] 跳び箱 右腕の痛み

  [月曜日の嘆き]跳び箱って、あるよね？何段飛べる？え、50段？　君、今すぐ一緒にTV局へ行こう！　悪い思いはさせないよ！うへへへへへ、筋肉番付やらの番組に出ればスーパースターさ！一緒に金儲けしようぜ！えっ、僕は何段飛べるかだって？ふふふ、驚くなよ？　4段だ。おい、ずっこけないでくれ。これには深い事情があるんだ。実は、僕は跳び箱には苦い思い出があってね。トラウマになってるんだ。たぶん、今でも3段以上は飛べないね。よし、話そうか。その苦い思い出を。それは小学校の話さ...。それは小学校の体育の時間であった。たしか、3年生か4年生の時だったと思う。学校の校庭で跳び箱を飛ぶのだ。クラスで列を作り、順番にとんでいく。1段、2段、3段...小学生だと、そろそろ手をつかなければ飛べない高さか。僕は体育が苦手だった。当時の僕の入場テーマは「ホネホネロック」を歌われるほど、骨と皮の少年だった。今の肥えに肥えた体からは想像できないようなガリガリ君だったのだ。100m走もいつもビリだった。そんなわけで、体育の時間はいつも憂鬱だったのだ。おお、憂鬱という感じを簡単に表記できるとは感動だ。...話を戻すと、その日の体育の時間も、僕の心は真っ暗だったのだ。そんなわけで、跳び箱をとぶにも覇気が無くダラダラグズグズやっていたのだろう。そんな僕に天罰が下るのだ。跳び箱は4段になった。僕に順番が回ってきた。いつもは飛べる高さのはずだった。そんなわけで、惰性のまま、ボ～～っとしつつ、跳び箱に走った。踏み切り台を踏み込み、縦に置いてあった跳び箱の一番奥あたりに両手を置く。ボキリ激痛が右手に走った。僕は右腕をつかんで苦鳴を上げた。両目からは涙が溢れた。そう、右手の手首から少ししたあたりから、へんな曲がり方をしていたのだ。同じクラスのヤツラは異変に気がつき、こんな事をいった。「そのくらいで泣くなよ～」今も耳から離れないあざけるような言葉。先生の車か家族の車で行ったのか忘れたが、接骨院に急ぎ連れて行かれ、レントゲンをとったところ、右腕の二本ある骨が両方とも、ポッキリ折れていた。僕は骨折をはじめて体験したので、ショックを受けたのを覚えている。よくわからないお湯に腕をしずめ、冷たい灰色の粘土のような物を腕に塗り、ギプスで固定され、右手は包帯グルグル巻き状態になったのだ。それからが大変だった。首からかけた包帯で右腕をつるした状態で学校に通い、午後からは接骨院に通う毎日がはじまったのである。腕の骨がくっつくのに...だいぶかかった記憶がある。完治しても、雨が降る日などに、よく右腕の折った場所が痛むのだ。そんなわけで、今日も右腕がちょっと痛いんだ。それからというもの、跳び箱を飛ぶのが怖くなってね。跳び箱前までダッシュできても、両手をつくところで止まっちゃうのさ。はは、なさけないだろ？そんなわけで50段飛べるというアンタがうらやましいんだ。って、あれ？いない...。ああっ、あんな高いところに跳んで逃げてる！

  2006.07.24

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  7/23 [日曜日のアニメ] 魔法のプリンセス ミンキーモモ 衝撃の結末

  [日曜日のアニメ]すいません。今日は暗い話です。魔女っ子アニメについて書くのに、暗い話なんです。いわゆる最終回について。知っている方はご存知でしょうが、未見の方は覚悟してください。それと大ネタバレである事を最初にお断りしておきます。魔法のプリンセス　ミンキーモモ　に関して、僕が覚えているのは、第1話で、「デビュ～～～～」とか言って、地球にすべり台のようなのを滑り降りてきたシーンと、グルメポッポという空中移動できる車と、どういう流れてでてきたか知りませんが、ミンキーモモが合体ロボット戦う話があった事。人間に夢と希望を蘇らせ、空の彼方の異空に浮かぶミンキナーサを地球に降ろすためにがんばっていた事。それと...。魔法のペンダントを銃弾で破壊されたモモは魔法が使えなくなってしまいます。銃弾をくらうような危険な場所になんでモモがいたのかは覚えていません。ショックを受けるモモ。しかし、ショックを受ける...衝撃はこれからです。魔法が使えなくなって、トボトボと道を歩いていたモモ。そこへスピード出しすぎのトラックが通りかかります。そのトラックの前に、ボールを追いかけて飛び出した子供がいました。トラックの運転手は、子供をさけるため、ハンドルを切ります。トラックは子供を避ける事はできました。しかし。そのトラックの先には...そうです。ミンキーモモは...不幸な事故により命を失ってしまいます。この放送を見た時、愕然とした覚えがあります。そして、自動車事故の恐ろしさを実感したのでした。この事故、そしてモモが命を失ってしまう結末の印象が強すぎて、ミンキーモモの最終回は、この事故死してしまう話が最終回かと思っていました。しかし、調べたら違ったんですね。モモは地球でお世話になっていたパパとママの本当の娘として生まれ変わったのです。その赤ちゃんのモモの見る夢として、お話はまだ続き、本当の最終回を迎えたそうです。見ていた記憶があるのですが、事故が印象強すぎて、覚えていません。そして、数年後、海の方から2代目のミンキーモモが登場する続編があったのですね。なんでも、そのお話の中で、初代のモモも登場するとか。なんだか、ちょっとほっとしました。当時の製作側の事情などはまったく解かりません。しかし、魔法少女物の主人公が事故死してしまう展開は、とてつもなく衝撃的でした。

  2006.07.23

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  7/22 [土曜日のゲーム] 沙羅曼蛇 夜明けの最終面

  [土曜日のゲーム]グラディウスという名作ゲームがある。ゲームセンターでのグラディウスは電源を入れると、カウントダウンが開始される。そのカウントダウンの時に流れる音楽が「モーニングミュージック」だ。X68Kのツインビーだ！　のローディング時にも流れたりする名曲である。「モーニングミュージック」の名前のままに、夜明けの朝日の中で聞きたい曲だ。自分の中では、夜明けの音楽としては、TBSの深夜ラジオ「歌うヘッドライト」のED、「夜明けの仲間達」と並ぶお気に入りである。グラディウスの数年後、グラディウスの世界観を次ぐ続編としてゲームセンターに登場した名作　沙羅曼蛇　コナミこのゲームも、夜明けの演出がされている。それは音楽ではなく－－敵母星に突入する時に－－。かつて、バクテリアンの襲撃を唯一しりぞけた惑星グラディウス。ロードブリティッシュ王子は同じ名前を冠する宇宙戦闘機を駆り、惑星グラディウスに救援を求めた。「バクテリアンに襲われている母星を助けて欲しい」と。かつてバクテリアンの襲撃を撃退した伝説の超時空戦闘機ビックバイパーに再び、出撃命令が下る。ビックバイパーとロードブリティッシュは戦いの宇宙へ飛び立った。沙羅曼蛇は、ナムコの源平討魔伝と同じ時期にゲームセンターに登場しました。専用のテーブル筐体で、ステレオの音楽と音声バリバリでした。さらに、横スクロール面と縦スクロール面に、交互に入れ替わるステージ展開も斬新で、とにかく目立つ演出と美しいグラフィックで魅せたゲームでした。　■1面のボス　ゴーレム君　後にダダンダーンというゲームにも出演します。シューティングゲームとしてはパターンを覚えてしまえば、１週クリアはけっこう簡単です。しかし、このゲームは特殊な特徴があり、電源を入れた１回目のプレイと2回目以降では、微妙にパターンが異なってくる事があるのです。4面のボスから出てくる破壊不能のブルーボール。実はブルーボールが出現しないように封印する技があるのです。地上の開閉する発進口の中で中央あたりにある物を破壊するのですが、電源初投入時だと、絶対封印できないのです。まあ、画像の上手い人のように軌道を調整して安全地帯に入るのが正当な遊び方なのでしょうけれども。あと、破壊不能な龍の体や、隕石などにミサイルを連続して当てると素通りするようになり、自機があたっても死ななくなる妙な技が使えました。　■3面のボス　こいつが沙羅曼蛇なのか　ミサイル通過したら体にあたっても無問題さて、僕はこの沙羅曼蛇の最終面が好きなのです。いざ、6面。敵母星に突入したビックバイパー！夜の敵都市の上空を飛行します。激しい対空砲火を突破すると、そのうち、夜が明けてきます。（この対空砲火はフラックアタックというゲームでも登場しますね）これが敵都市だ！夜明けの演出...当時の僕の心にズキューンときました。この後、グラディウスの時に戦った敵戦艦「ビックコア」３隻と激闘の上突破。敵の中心部へ突入します。巨大なモアイさんも登場し、元気に飛び跳ねます。勇ましい最終面の音楽と共に、警戒音が鳴り響きます。モアイさんのズシーン、ズシーンという足音も響きます。そして、これが敵の親玉、温泉卵じゃなかった「ゼロスフォース」です。この沙羅曼蛇戦役の後も、たびたび登場する宿敵の一つです。４つの接続機を破壊すると「グアー」という叫びと共に落下して滅びます。登場する時に飛んでたジャンとか言ってはいけません。さあ、後は脱出です。シャッターが閉じられる中、フルスピードで脱出！僕は、必ずここで１機失ってしまいます。ああ、沙羅曼蛇。音楽が大好きで、サントラが発売された日、学校帰りに駅まで自転車を走らせ、扱っているお店を探しまくった記憶があります。そういえば、沙羅曼蛇はOVAでアニメ化されたりしました。高校生の時のよい思い出です。  

  2006.07.22

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• 7/21 [金曜日のたわごと] 赤城山インター 車窓から覗く者達

  [金曜日のたわごと]田舎は群馬県の沼田である。そこに行くには車か電車かそれとも徒歩か？その日は無難に車であった。父の運転する車で、ちょびっとリッチに高速道路。関越自動車道を北へ、北へ。連休の昼間を車は走ります。トイレ休憩に赤城インターチェンジに入りました。車内には母が残り、他の家族はトイレへ、買い物へ。そこで母が体験したお話です。車内で一人になった母は、助手席の背を倒し、横になりました。正面の窓には赤城山などの山々。左の窓の車の窓からは青い空が見えたそうです。おもいきり背伸びをした、その時でした。「コンコン」車の窓を叩く音がしました。子供が帰ってきたのかと思い、窓の外を見てみると...誰もいません。変には思いましたが、また横になったそうです。目をつぶり、仮眠したそうです。しばらくして...「コンコン」また、車の窓をたたく音です。めんどくさくなり、目を開けて、車のドア窓を見ました。そこには若い男女が二人立ち、車の窓の外から、母を見下ろしていました。母は金縛りにあったように身動きできなくなったそうです。いつのまにか、男女はいなくなったそうですが、車内に異変が。助手席の収納BOXあたりから、なぜか水が垂れてきたのです。ポタ　ポタ　ポタ　ポタ　ポタ水が入っている物など、近くにありません。収納BOX内にも水など入れていませんでした。そして－－なんと、ポタ　ポタ　と落ちるしずくは、車内の床に垂れた瞬間、消えているように見えたそうです。足元の車内の床には水の跡が残っていないのです。やがて、僕達家族が車に戻った時、母が神妙な顔をして、言いました。今、若い男女が車に入ってきた。こんなところから水が垂れだした。見ると、たしかに水が垂れています。ポタポタポタポタポタたしかに床は濡れていないように見えます。しかし、車を先に進めないわけにもいかないのです。とりあえず、父は目的地である、水上方面へ関越自動車に車を走らせました。いまだ、ポタポタポタと水は垂れています。少し、車が走った後、高速道路の左の路肩に花が置いてある所を通過しました。事故でもあったのでしょうか？母が言いました。「水が止まった」なぜか－－ポタポタと垂れていた水が嘘のように止まっていたのです。もちろん、床は濡れていません。結局のところ、真相はわかりません。ただ、その後の帰省旅行には特に問題は発生しませんでした。若い男女...もしかしたら、先ほどの花が置いてあった場所に関係があったのかもしれません。花の場所に戻る為に、車に乗りたかったのかも...。  

  2006.07.21

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• 7/20 [木曜日の創作] 連作 なんでも屋神人 「殺人鬼」 05(完

  [木曜日の創作]              なんでも屋神人 「殺人鬼」 5話　最終話　夜、八時。　桜間十兵は歩道橋の上にいた。　阿影刑事の情報により暴走バスはこの下を通る事がわかっている。　桜間十兵の表情は冷めていた。　殺人鬼五月に対する怒りは逆に彼の心を冷却した。　こういう桜間は危険なのだ。　数年前、行方不明少年探索の依頼の時、桜間が誘拐犯のアジトを発見した。　そこは金が欲しい麻薬狂い暴走族のアジトでもあった。　２０人はいる狂った男達の中で少年は死んでいた。　数時間後、苦鳴の響くアジトの床には気を失った男達が全員転がっていた。　その中央に愛刀ミチザネを握り締めた桜間が一人立っていた。　その表情は冷めていたのだった。　冷めた怒りだった。　同じく、歩道橋にいる新田伸二が桜間の背後の方向を指差して言った。「桜間さん！　来たよ！　あのバスだ！」「よし。行くぞ」　桜間十兵は背後を確認しないで、歩道橋のガードを飛びこえた。　奇跡なのか、それとも桜間の技なのか。桜間十兵はバスの天井に舞い降りる事に成功していた。　暴走バスは天井に桜間を乗せて、急速で歩道橋から遠ざかってゆく。　それを確認した伸二は右手のトランシーバーで阿影刑事に成功の報告をした。　この先１キロに警察のバリケードが設置されている。　桜間の使命はそこまでにバスを停止させて......チャンスがあれば、五月の処置をする事だ。　高速で吹き飛んでゆく背景がバスの移動速度が８０キロ以上である事を桜間に伝えている。　桜間は少しも動じず、腰にさした鞘から日本刀を抜いた。なんとも見事な刃渡りではないか。これこそ、桜間の愛刀「ミチザネ」である。　伝説によれば、意志を持ち、その刀身が赤く光る時、岩をも切るという。　桜間はミチザネの切っ先を静かに...バスの天井にあてた。まさか、そのままストンと天井を円形に切り裂いて侵入しようとは。　バスの中に天井から落下した桜間の前に、バスの前部に、茶色のコートを着た五月がいた。　両手の袖からは血を滴らせた刃が見える。　その姿はまさに殺人鬼であった。「ほう、いらっしゃい。また、なんの御用で？」　五月の言葉から察するに、奴は気付いていたらしい。桜間の侵入を。　桜間十兵は冷たい視線を五月にあびせて言った。「地獄の主が呼んでるぜ。殺人鬼」　街を歩く人影がいた。　グレーのコートを着たその男の容姿は通りすぎる人々の視線を吸収している。　その美しさは夜の幻を思わせた。　男はデパートの入り口で待ち合わせをしている様子の若い女性の前で立ち止まった。「ちょっといいですか？　この３枚のトランプのカードを持ってください」　いきなり三枚のカードを渡された女性は、指示どうりに手に持った。ちょうど、ばば抜きの格好であった。　男はその中の一枚を抜いた。そして右手に持って...。なんだ？　男の手からカードが消えた！　女性の手には...なんと三枚のカードがあるではないか！「ふむ、再度の挑戦。うまくいったかな？　あの、今、わしはカードを抜きましたか？」　男の奇妙な質問に、女性は首を振った。否...という返事だ。　どうゆうことだろうか？　男は今、確かにカードを抜いた。しかし、彼女は抜いていないと言う。男はペコリと頭を下げて言って名刺を渡した。「ありがとう。わしはの名前は霧沢神人。なんでも屋をやっています。なにかあったらぜひ御依頼くださいね。では」　暴走バスの中は生死を賭けた闘いの場と化していた。　ムチのように複雑怪奇に飛ぶ刃２本と、それを受け止める白刃の軌跡。　この奇妙なチャンバラは、片方の、無限長の刃を操るやせ男のほうが攻撃範囲が広い為、日本刀の男の圧倒的不利に見えた。　桜間十兵はあらゆる方向から飛来する刃を一本の刀でかわしていたが、やはり限界がある。その体にいくつもの切り傷が増えてゆくのは、やはり不利な証拠であろうか。　その時、桜間はバス後部へ跳躍した。　バラバラの女学生達が浮かぶ血だまりの中へ。「もらった！」　五月の声と同時に、２本の刃はバス後部へ直進した。それが十兵の狙いであったとは。「まぬけ！」　桜間は声と同時にミリの見切りで刃をかわし、一気にバス前部へ走った。　接近できなかったのは、複雑な刃の動きの為であったが、直進してくるならば接近もたやすい。十兵なら。　不意をつかれた五月に防御する手段はなかった。「あの世へ行きやがれ！　殺人鬼！」　気合いと共に五月に接近する十兵は真横に斬撃するつもりであった。しかし。「な！　なに？」　桜間はなぜかバランスを崩してふらついた。　瞬間、桜間の右手が飛んだ。　切り口から赤い血を散らして。　一瞬の隙は新たな隙を呼んだ。　左手、右足、左足と切断されて、ついに桜間の接近は五月の目前で停止させられた。まさに桜間は手も足も出せないのだ。「僕の能力...しらなかったのかい？　切った物を操れるんだよ」　五月はあわれな手足の無い男を見下ろし言った。　桜間のまだ闘志を失わない両目が、自分の足だった物を見た。　なんと、足首に...黒い女の髪の毛が巻きついているではないか！　そして、その髪の毛は、なんとバス後部の女学生達から伸びていたのだ！　妖刀を操る剣士をうわまわるか、五月仁太郎、殺人鬼よ。「殺人鬼！　俺の使命はこのバスを止める事だぜ！　後の始末はあいつがやる！呼べ！　ミチザネ！　あいつを！」　桜間十兵の最後の言葉だったが、それは五月に驚愕をあたえた。右手と共に飛んだ妖刀ミチザネはどこに行ったか？　それは桜間の執念だったのであろう...首無し運転手の体に刺さり、見事にその両手を切断していたのだ！　運転手を失い、横転するバス。　バスは、車道わきの林につっこんでやっと停止した。　月の光りは砂煙によって遮られている。　めちゃくちゃに破壊されたバスの瓦礫から這い出でた影は両手刃の殺人鬼だ。　激突の衝撃も、この魔人を殺すことはできなかった。　その魔人が恐怖しているとは。　なんだ、この殺気は。いや、妖気か？　いや、違う。これは本能だ。本能が恐怖を、恐怖そのものの接近を告げているのだ。　そして恐怖は月の光によって、砂煙のスクリーンに人型の影となり姿を現した。　そして影は世にも美しい美形の男となって現れた。　グレーのコートを来た長身の男。霧沢神人である。「こ、これはこれは...あなたでしたか」　五月の言葉に神人は「こんばんは」　と返した。すると五月は、額に汗を垂らしながら、「こ、こんばんは。いい天気だね」　と言った。すると、「いいえ違いますよ。殺人鬼くん」　と言った。と同時に、殺人鬼から刃が走った。が、それは不可視の力で、神人の目前で停止した。いや、させられた。「今日は殺人鬼が地獄に帰る記念日なのです。あ、天気と関係ないね」　神人が笑った。通常なら見惚れる笑い顔であったが...。「そうそう、わしの能力の説明をしよう。人は自在眼と呼んでるよ。」　五月は自分の体が、硬直しているのに気がついた。まるで自分の体ではないかのようだった。「わしの視界...見える範囲内の物、すべてを自由にできるんだ」　五月は自分の心臓がなにかに圧迫されるのを感じていた。「もう、その体は君の物じゃない。わしの物だ」　蛇に睨まれた蛙。まさに、五月はその気分を味わっていた。「その心臓を止めるのは簡単でつまらない。わしは君の為に特別な実験をしたん　だ。なんだと思うかね？　それは現世に残した出来事の痕跡を消すことなのさ。　痕跡を消せばその出来事はおきなかったことになる」　神人はなにを言っているのか？　痕跡？「今のわしには君が現世に生まれた時の痕跡が見える...さようなら五月くん。せ　めてわしくらいは君の事を忘れずにいてあげよう。わしの記憶の中でその生涯を」　晴れていた。星が輝く夜空には雲ひとつない。遊びに夢中で、気がついたら時計は８時をまわっていた。　新田伸二は無我夢中で家に向かって走った。　家の門には...待っていた。「こら！　伸二！　いつまで遊んでんのよ！」　いた。姉ちゃんが。また怒られるんだ...けど、なんだろう？　涙が止まらない。「姉ちゃん！」「きゃ！　なによ！　伸二ったら！」　伸二は姉、秋子の胸に飛び込み泣いた。わけもわからずに泣いた。泣かずにはいられなかった。　その光景を角の影から見守るグレーのコートがあった。あんぱんをうまそうに食う、その影は、世にも美しい笑顔を見せた。それが目前の光景への物なのか、それとも、あんぱんがうまいのか。それは彼にしかわからない。　なんでも屋店主、霧沢神人にしか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんでも屋神人　殺人鬼　　　了 

  2006.07.20

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• 7/19 [水曜日のマンガ] 少年ジャンプ打ち切りマンガ 01 飛ぶ教室

  [水曜日のマンガ]週刊少年ジャンプ。アンケートの結果、人気の無い作品はジャンプの誌面の最後の方に追いやられ、いつのまにか打ち切られるという。ほんとうにアンケートの人気がジャンプの掲載順を左右しているのかは知らないが、ジャンプの最後の方のマンガが短命なのは事実だろう。いわゆる、打ち切りというやつか。そんな「打ち切り作品」は、唐突に最終回を迎える。最後のページで、「さあ、決戦だ！」と叫んで終わる展開だ。未完成な作品といってもいいのかもしれない。たいてい、ジャンプスーパーコミックスで発売され、2巻程度で終わるのだ。しかし、そんな「打ち切り作品」でも、個人的に珠玉と思っている作品がある。たとえば、「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」。荒木先生の名作だが、この2作もジャンプの最後に追いやられた「打ち切り」だ。さらに、「コマンダーゼロ」「ゴンズイ」「魔剣士（マッケンジー）」「サスケ忍伝」「変幻戦忍アスカ」「魔神竜バリオン」「不思議ハンター」「プレゼント・フロム・レモン」「ヴァンダー」「ＴＨＥファイター」等々...「学園情報部ＨＩＰ」「男坂」なども含まれるのだろう。どの作品も大好きなマンガである。そんな中で、今日はこの作品をあつかってみる。「飛ぶ教室」　ひらまつつとむ先生ある日…埼玉県の小学校のそのクラスは、核シェルターへの社会見学をしていた。それが彼らが助かった理由であった。突然、核戦争がおこったのである。たまたま、核シェルターの中にいた、小学校の１クラスと女性の先生一人が生き延びたのであった。パニックに陥る小学生をまとめる先生と、聡明な学級委員の少年。外が安全な状況になるまで耐えていたが、飲み水が尽きていた。水を求めるため、核シェルターを出て、外に出た時見たものは...逆さに建っていた巨大なビルであった。やがて、それがサンシャイン６０であるときがつく。池袋から埼玉県Ｏ市まで飛ばされてきたのだ。その描写が僕の記憶に焼きついている。残念ながら、その画像を手に入れられなかったので、TOPの画像を作ってみたものの、コミックの見開きで描かれたサンシャイン６０の姿にはまったくおよばなかった。東京で核が炸裂したら、サンシャイン６０が埼玉県まで飛んでくる。こんな恐ろしい事が起こってしまうのか！子供心に、核戦争の恐ろしさを実感した瞬間だった。物語は、生き残った唯一の大人である女先生の放射能による死にたどりつく。子供だけで生きていかなければならない！子供達はがんばろう！　と言う。しかし、救いの手は期待できないような終わり方だったように思う。「打ち切り」にならなかったら、どんな展開がまっていたのか...読みたくもあり、読むのが怖くもある作品でした。再び読むため、古本屋をめぐる日々ですが、－－「飛ぶ教室」－－今のところ、発見できず...。

  2006.07.19

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• 7/18 [火曜日の食] NISSIN カップヌードル エビと肉ブロック

  [火曜日の食]シュワルツェネッガー、食べる。なんだかうまそうに食べてたなあ...と、いうわけで、NISSIN カップヌードルです。シーフードでもカレーでもなく、ノーマルなカップヌードルです。総合的にはシーフードヌードルが好きなのですが、今回はノーマルです。なぜかというと...たまたま昨日のお昼にズズズズッと食べたからです。「外で食べるとうまいんだよ！」なんて、最近は封印された月面都市の中でアキラの金田のような人が言ってますが、僕も外で食べる事があります。お昼代が少ない時、会社の売店でカップヌードルを買い、会社の外の誰も近寄らないようなすみっこで、密かに食べます。なぜ隠れて食べるかというと、みじめだからです。 はたしてうまかったか？　と聞かれると、うまい事はうまいのかもしれませんが、他に食べる物がなかった、というのが正直なところ。160円程度で食べられる食事としては、もっともお腹がふくれますし。セブンイレブンとマクドナルドが近くにあれば、ハンバーグライスを安く食べられるんですけどね。これは後日のネタにとっておこう。…… おっと、こんな悲しい話をするつもりはありませんでした。カップヌードルの話です。このノーマル版カップラーメン、たまにどうしようもなく食べたくなるんです。ちぢれ平麺にしょっぱめのスープ...醤油なのかな？そして、このカップラーメンのメイン。個人的にごちそうだと思っている－－エビ・肉ブロック。このエビと肉ブロックだけを食べたくなる時があるくらい、大好きな具です。僕は好物の具は最後に食べる派閥に属するのですが、まちがえて、エビを麺といっしょに食べてしまった時ははげしく後悔し、号泣したくなります。ご飯があるなら、エビと肉ブロックとスープだけ残して、ご飯をどしどし入れて、カップラーメンならぬ、カップ雑炊的な物を味わうのです。そういえば、NISSIN のカップラーメンの形をしたカップピラフがありました。最近はまったくお目にかかれませんが、まだ販売しているのかなあ...毎日食べると悲しみの象徴となり、たまに食べると美味しくいただける。そんなカップラーメン...大好きです。

  2006.07.18

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• 7/17 [月曜日の嘆き] 薔薇の世界 異空間のひととき

  [月曜日の嘆き]入社数年目のある日の終業時。男の友人と二人で、ある決意をしたのだ。JR上野駅の近辺には映画館が多い。上野公園方面にはズラーーッと映画の看板が並んでいる。実は、さらに奥まった通りに行くと、違う映画館があった。いわゆる、大人向け映画館であった。そう、アダルトな内容の映画を放映している場所だ。その夜の決意とは...大人向け映画館に行ってみる！　これだ。夜、PM19:30前後の事。僕ら二人はJR上野駅に降り立った。上野公園を大通りぞいに進み、ちょこっと行った先に、その映画館はあった。アダルトな内容の看板が並んでいる。その看板にはこう書いてあったのだ。「薔薇族映画－－」と。僕らはどんな内容だかわからなかったのだ。きっと、女性と男性が妖絶にして艶やかにからみあうような映画であろう。そんな期待をして、映画館に突入したのだ。駅のホームのような入口におばさんが一人立っていた。「大人二人」などと、よく考えたらあたりまえの事を言って入館した。びっくりした。映画を上映しているフロア入口から人が溢れていたのである。さすが、アダルト映画、全員男性であった。背広を着たサラリーマン的な人は少なく、工事現場でがんばっているような男性がいっぱいであった。男の気配がむんむんする異様な光景だった。それでも、せっかくお金を払って入ってきたのだ。せめて映画は観たい。しかし、上映ホールへの入口にむらがる男性の影から、ちらりちらりと映画のスクリーンが見えるだけだった。けっこう、内部のホールにも席がありそうだが、満席だったのだろうか？正直、よく見えなかった。上映されている映画をちらり、ちらりと観たかぎりでは...ぜんぜんアダルトな映画ではない感じだった。洋物のスパイ映画のような感じで、軽いカーチェイスと銃撃戦をしていたのだ。「なんだ？　女性が映ってない。ぜんぜんアダルトっぽくないんだけど...」正直、そんな事を思っていた。ただ、アダルトな映画館に入った事がないので、こんな感じなのかと思った。ふと、尿意をもよおし、友人に言った。「ちょっと、トイレ行ってきます」薄暗い通路のＷＣへの順路に従って小走りする中、異様な雰囲気に気がついた。通り過ぎる男性が、全員、僕を見るのだ。僕を視線で追うのだ。とにかくトイレに入った。４つあった男性用小便器の一番右端に立つと...２、３人の男性がトイレに入ってきたのだった。タイミング的に、僕を追っかけて来た様に思えた。「やばい、怖い人か？　恐喝か？」そんな事を思ってビクビクしたのだった。しかし。入ってきた男性は一人は洗面所で手を洗い、一人は小便器に立っただけであった。だが－－４つある小便器の内、わざわざ、僕のとなりに立ったのであった。なんで他にも空いているのに－－などと思う暇もなく、男性は－－僕の小便器を覗いて来たのである！びびった！　なんだ！？　本能が危険信号を発している！危険だ！　この場所は危険だ！！びびって小便が止まったまま、速攻でチャックを上げ、トイレからダッシュで逃げ、上映ホールに戻ったら、友人もあせっていた。「なんか、ここヤバイよ？　トイレでモノを覗かれたよ！」「ここ、男色だよ！　にげよう！」僕らは逃げ出した。映画館の入口のおばさんに、「すいません、観たかった内容と違っていたので出たいんですが！」と、あせりつつ言ったら、なんと、入場料を返してくれたのだった。そして...「確認してから入ってね」－－そう言われたのだった。そう、薔薇族映画とは、男色映画であったのだ。上映ホールから溢れていた大勢の男性、全員が男色だったのか？そういう方々の世界に勝手に入って勝手に逃げて、ご迷惑をおかけしてすいません。僕は－－アダルト映画館が怖くなり、その後、行っていない。  

  2006.07.17

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  7/16 [日曜日の特撮] 宇宙刑事シャリバン 49話「ガマゴン」 死闘 ｖｓガイラー将軍

  [日曜日の特撮]ボウケンジャーで、渡 洋史さんが登場しました。シルバーの父役です。先週と今週に、シルバーの子供の頃の回想の中に登場していました。正直言いますと、朝に弱い僕は、半分寝ていたような状況だったのですが、渡さんのアクションだけは見ました！　渋くかっこいいお姿、変わらず鋭いアクション！　まるで夢のようでした。ぐう...はっ、ボウケンジャー、渡さんのシーンしか見てなかった！くやしいので、シャリバンを見ました。そう、渡　洋史さんといえば、宇宙刑事シャリバンです。伊賀　電です。シャリバンといえば、魔王サイコとか、霊界軍師レイダーとか、好きな悪役がいっぱいいるのですが、それらは別の日のネタとします。いまさら説明は不要かとも思いますが、宇宙刑事シャリバンとは...前作、宇宙刑事ギャバンの世界観を引き継ぐ続編です。ギャバンこと一乗寺烈に助けられた伊賀電は、宇宙刑事総本部バード星に渡り、なんと、数ヶ月で宇宙刑事となって地球に帰還します。マクーの魔空城に乗り込んで最終決戦を行うギャバンをクライムバスターで援護したのが、シャリバンとしての初登場でした。正式に地球担当となったシャリバンは、マドーと戦います。マドーは伊賀電の祖先が暮らしていた母なるイガ星を滅ぼしていました。高エネルギー結晶にして聖なる物、イガクリスタルを奪うために。イガ星人はイガクリスタルをもって地球に逃げ込んでいました。伊賀電は、イガクリスタルをめぐってマドーと戦い、祖先の星イガ星再興を目指します。 そして－－シャリバン終盤、４話。４8話「ミミー」、４9話「ガマゴン」、50話「海坊主」、５1話「赤射・蒸着」の４部作は、連続性がある最終エピソードとなります。その４9話「ガマゴン」。イガクリスタル探索のため、レイダーは異世界からガマゴン大王を召喚し、同時に、マドーを乗っ取る姦計を企てます。そして－－ガマゴン大王の能力によって、イガクリリスタルを奪ってしまいます。その攻防の中で、ガイラー将軍との決着をつける死闘があります。宇宙刑事シャリバンに赤射しなくても、伊賀電は強い！襲い来る戦闘員など物ともせず、ガイラー将軍の太刀をさばきます。変身前のアクションは、単純に、伊賀電ってスゲーって思わせてくれます。ヒーローとしての魅力として、重要な要素なのではないでしょうか。赤射してシャリバンとなり、さらにガイラー将軍との戦いは激烈を極めます。「魔王サイコ様！　シャリバンめを打ち倒す力を！」ガイラー将軍の叫びに答え、魔王サイコは幻夢界を発生させ、シャリバンを異空間に引きずり込みます。パワーアップしたガイラー将軍は、クライムバスターの連射を剣ではじいて接近します。 ものすごい迫力です！シャリバンもレーザーブレードを発動します。はい、ここであの音楽を思い出してください。ただし、この激戦は、音楽２ループです。 たがいの体を同時に切りつけるような激戦のすえ、ガイラー将軍の剣を飛ばしたシャリバンは、その隙に決めます！「シャリバン・クラッシュ！」強敵、ガイラー将軍を倒す事ができましたが、イガクリスタルは奪われてしまいました。 マドーの要塞、幻夢城に突入するしか無い！だが、どうやって？伊賀電にはその方法すら無いのだ。－－つづく！やっぱり、シャリバン、伊賀電、渡さん、かっこいい！！画像をつかいすぎたかな？　重かったらスイマセン（汗 

  2006.07.16

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  7/15 [土曜日のゲーム] ギャラクシアン３ ポジティブ編 名も知らぬ戦友と共に

  [土曜日のゲーム]先週はギャラクシアン３に関係するネガティブな話を書きました。28人乗り版で、失敗エンディングを見たいと一瞬思ってしまい、最終ターゲットの破壊を躊躇い、結果的に、地球を救えなかった、というトラウマです。今日はポジティブな話をします。ナムコ　ギャラクシアン３　シアター６ちなみに、28人乗りの円形フロアが可動するギャラクシアン３は、作戦失敗すると、画面が消えて、フロア内の明かりが点灯し、フロア中央にいる戦闘指令（フロア誘導員さん）による、作戦失敗の報告がされるだけでした。（まあ、この作戦失敗を体験できたのは貴重なのかもしれませんが）その後、ゲームセンター用として出現した、6人乗り版の筐体、いわゆる、シアター６　には、作戦失敗のデモがあります。最終目標　惑星破壊砲キャノンシードのエナジーチェンバーの周囲を回るスパークビットの破壊に失敗した場合、キャノンシードが放たれます。強大なエネルギーの奔流が地球に命中し、地球は宇宙の塵になってしまうのでした。僕はまた、地球防衛に失敗したのです。場所はJR京浜東北線の王子駅。駅前にある大きなデパートのゲームコーナーにあったのです。６人乗りのギャラクシアン３　シアター６が。５０インチ画面を横に２つ並べた６人同時プレイ可能な小屋のような筐体です。28人乗り版のように、床が動きはしませんが、音響も完璧で、プレイヤーを宇宙戦争の空間にトリップさせるには充分な名作です。１プレイ５百円（たしか）で、たった１人で地球防衛に挑戦した僕は、ものの見事に作戦失敗し、地球をコナゴナにされてしまったわけです。傷心のまま、シアター６の小屋の出口から外へ出ようとしたところ、次の順番をまっていた一人の青年がいました。見たところ、その青年以外には順番をまっていなかったので、あともう一回、チャレンジするために、その青年の戦いを見させていただくついでに、次の順番を待つことにしました。その青年の戦いも、惜しい事に、最終局面で自軍の戦闘艇ドラグーンを破壊され、地球滅亡となりました。けっこう上手い方でしたが、一人では地球を防衛する事は、地球を狙う惑星破壊兵器キャノンシードを破壊する事は無理なのでしょうか。席を離れ、出口へと向かってくる青年は悔しそうでした。－－そうだ！「よかったら、いっしょにやりませんか？　どうも一人ではクリアできそうにないので」 思い切って、青年に言ってみました。「そうですね、やりましょう！」おお！名も知らぬ青年と共に、地球を救う戦いに旅立とうとしている！さて、結果は？見事に惑星破壊兵器キャノンシードを破壊し、地球を救うことができたのです！地球を救った戦闘艇ドラグーンは、自軍基地に帰還しました！！「ありがとうございます、おかげでクリアできました」「いえ、こちらこそ、ありがとうございます」名も知らぬ戦友とは、そこで別れました。僕は外回りの時間つぶしを終えて、会社にもどったのです。（サボリだったのかよ！） 通りすがりの名も知らぬ戦友と地球を救った…。そんな出会いを作ってくれたギャラクシアン３よ、ありがとう。そして、ナムコ～さん。ギャラクシアン３の続編をどうか、お願いします…。

  2006.07.15

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• 7/14 [金曜日のたわごと] 病院　夜勤見回り－－地下にて

  [金曜日のたわごと]これは母の体験談である。母はある病院で仕事していた事があった。夜勤で、夜の見回りをする時間が迫っていた。母の担当であった。地下には…霊安室がある。その日の昼間、急患があった。青森の方から長距離トラックを運転してきた男性が事故にあい、ほぼ、即死の状態で病院に運ばれてきたのだそうだ。23歳くらいの男性だった。男性の家族には連絡がとれて、今、急ぎ、夜行列車でこちらに向かっている。男性は、地下の霊安室で、静かに家族をまっているはずだった。霊安室では、お線香とロウソクに火をつけている。火気の確認も必用だし、また、お線香とロウソクに火が消えていたら、再び、火を灯さねばならない。正直、地下の見回りはすごく怖いそうだ。ましてや、一人での見回りなのだ。とりあえず、地下は後回しにして、懐中電灯を手に、病室を見回り始めた。まだ寝ていない患者さんには、「早く寝なきゃだめですよ～」と声をかけつつ、消灯した暗い廊下を歩く。しかし、いつかは地下に行かねばならない。地下の廊下は人気が無かった。緑の非常灯だけが光る暗い廊下は上の階の病室とは異世界だった。物音は自分のサンダルの音だけ。それも妙に反響して、心細さに拍車をかける。頼りは手にする懐中電灯のみ...。しかし、逃げるわけにはいかなかった。霊安室の前にたどりつき、扉を開けた。昔の扉につきいものの、ギイイイイイイイイイイイイ～と錆びた鉄の軋む音がした。霊安室には木造の棺が横わっていた。頭側のところにお線香とロウソクがあった。この棺の中に、あの青森から運転してきた男性が眠っている...。ん？今、なにか音がした。とんとん音がする。とんとんとんとん木を叩くような音が、連続で。まるで、木造の棺の中から、足で蹴っているような音だったそうだ。足で蹴る！？とんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとん音がする！　木造の棺の中から、何かを叩くような音が！そして、「んんんんんんんんんんんんんんんん～～～～～～～～～～～っ！」うめき声がしたそうだ。母は腰を抜かしたとのこと。そう、男性は－－生き返ったのだ！即死とされ、体中の穴に消毒されたガーゼをつめこまれ、白装束に、両手を胸前で縛られていた男性が、自由になっていた足で棺を蹴り、ガーゼで声が出せない状態でうめき声を上げたのだった。翌朝、喪服で駆けつけた男性の家族は、予期せぬ事態に、幸せの笑顔だった。母いわく、ものすごく怖かったが、男性が生き返った事に気がつけてよかった、とのこと。今、その男性は運転手をやめ、農家を継ぎ、お孫さんと幸せにくらしているそうです。  

  2006.07.14

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• 7/13 [木曜日の創作] 連作 なんでも屋神人 「殺人鬼」 04

  [木曜日の創作]　　　　　　　　　　　　なんでも屋神人 「殺人鬼」 ４話　そのころ、なんでも屋では壮絶な戦いが行われていた。「ふふふ…ほれ、神人、攻撃してこいよ～～」「む、きたないぞ。待つ気か？　なら火を吐いてやる」　アメリカ空軍の戦闘機Ｆ－１６の前で、迷彩服を着たほうき頭の軍人と、どくろの首飾りをかけているヨガの達人が闘っていた。　軍人はその場に座り込み、ヨガの男の、手を伸ばす秘術を利用してのパンチを、すべて防いでいた。しかも、敵の攻撃の隙をついて両手をはやく交差させる事によって生じる真空波をはなっているのだ。　動きが鈍いヨガの男は真空波をかわせない。　さらに、攻撃の隙をつかれて、真空波の直撃を食らってしまっている。　二人のダメージを表せば、軍人はほとんど無傷なのに対し、ヨガの男はすでに絶命寸前であった。「ふん、あまいぜ神人。火など真空波で相殺してくれるわ」「…あまいのは君だ桜間くん」　なんだ？　いきなり世界が暗黒に包まれて…。闘いは突然終了した。「て、てめえ～～自在眼つかってリセットしやがったな～～！！？」　テレビを向いて座る神人と十兵のすこし前にゲーム機がおいてあった。神人はコントローラーを握ったままである。十兵の話から推理すれば、神人は手を使わず、ゲーム機をリセットした事になる。　自在眼…それが神人の能力なのか？　神人はしばし沈黙し、「今、わし達はゲームで対戦していたかい？」　と意味不明な事を言った。「なにをふざけてやがる！　今、リセットしたのお前だろ！」　怒りの十兵であった。当然である。　神人はまた沈黙し、「…しくじったか…」　しばらく神人と十兵の口ゲンカが続いた。　数分後。口ゲンカは終了していた。「しかし、昨日おめえを襲った男…どうしたんだ？」　十兵の質問は、昨晩、神人を襲った殺人鬼をどうしたか…というもの。「ああ、彼か。刃物が好きなようなので両手を刃物にしてあげたよ。」　さらりと言う美形の店主は、まさか、相沢章子が自分のせいでピンチになっている事実など、知るはずもなかった。　そして日が落ちてきた。西の空は夕焼け色にそまりつつある。明日は晴れにちがいない。　誰しもが夕食の事を考える時間である。　神人は居間の白いテーブルに肱を立てて、うまそうにあんぱんを食べながらテレビを見ていた。その後ろから、夕方の稽古を終えた桜間十兵が声をかけた。「なんだ、テレビ見てんのか。どー？　なにかおもしろい事あった？」　桜間の表情は、そう、富士山が噴火したというニュースを聞いても「あっそ」と答えるような、つまらなそうな、気の抜けたものだった。「あったよ。見てごらん」　神人の声を合図に、テレビがチャンネルを変えた。　神人はなにもしていない。まさに、テレビが神人の命令を聞いて自分でチャンネルを変えた…としか言い様がない。　そういえば、新田伸二がこの部屋で依頼していた時と同じではないか。「おめえよ、テレビのチャンネルくらい自在眼使うなよな」　十兵の言葉から察するに、これも神人の能力、自在眼の仕業なのか。　それはともかく、十兵はテレビに流れるニュースを見て驚いた。　ニュースの内容は暴走を続けるバスの物だった。乗客を乗せたまま巡回ルートをはずれ、現在、国道から町を周回するように走っているとの事だ。しかし、十兵を驚かせたのは…そんな事ではない。　暴走バスを待ち構えていた警察のバリケードがテレビに写されたからであった。数台のパトカーで道路を封鎖するパターンだったのか。　なんだろう？　元数台のパトカーだった物の残骸と忙しく作業する救急員達。「神人、見たか？　あのパトカーの切り口、達人クラスの腕だぜ…でなけりゃ、よほどの名刀か…」　十兵の発言は、バラバラになっているのが、車…パトカーである事を忘れているとしか思えない。　刀でパトカーを…これほどまでにバラバラにできると言うのか？　大きい破片でも…大人の拳二つくらいなのだ。　良く見なければ、いや、それがパトカーである事を見抜いた事が、奇跡と言っても過言ではない。「そのバスをジャックしたのは怪物なんだな」　神人はその顔の表情を少しも変えずに、さらりと言った。　ともすれば冗談ともとれる発言ではあるが、パトカーの惨状が、それを現実だと言っている。　その時、店先でやかましいほどのサイレンが響いた。続けてドカドカと木床を歩いてくる音。居間に現れたのは、若く見えるが体はガッチリとした刑事だった。「…なんですか？　阿影刑事。勝手に侵入されては困りますね」　神人の声を無視して、阿影刑事は一枚の写真を出した。それを見た二人…神人と十兵は、なんでも屋唯一の女性店員の死を理解しなければならなかった。「なんで…相沢さんが…くそ！　なんでですか！？　神人さん！！」　見開いた両目から涙を流し、阿影刑事は表情を崩さぬなんでも屋店主に叫んだ。　写真には、赤い水溜りに浮かぶ…アイドルと間違えるようなかわいい女だった物の残骸が写っていたのだった。　涙する阿影刑事に遅れて、小柄な影が姿を現した。「あの…すいませんでした…」　こちらも、目を赤くしている。新田伸二だった。なぜ彼はここにいるのか。「あれ、新田くん…」　神人の声よりはやく、伸二は土下座していた。そして…。「ごめんなさい！　相沢さんは…僕を助けるためにっ！」　伸二はいきさつを語りだした。　バスで殺人鬼…五月と乗り合わせた事、五月の能力の事…そして。　立ち塞がる二人を、相沢章子と新田伸二を無視して－－いや、二人が五月のスピードについていけないのだ－－女学生が無限長の両手刃に斬殺されてゆく。　震えた。章子も、伸二も。　バス先頭にいる五月の刃と化した両手が、目に止まらぬ動きで自分の横を行来し、そのたびにバス後部での悲鳴・血・斬殺。　五月の顔は笑っていた。　女学生を全員バラバラにして、様々な血のブレンド池に沈めた五月は、次に二人を見た。　殺すつもりだろう。ああ、家族の、姉ちゃんの仇は…「まって。あなたはこんな小学生より、あたしを殺すほうがいいわよね」　その時だった。相沢章子が言った言葉は…。「ただ殺すの？　バラバラにするだけ？後ろの女学生達みたいに？」「相沢さん！？」　伸二は思わず声を上げた。相沢章子が…上着を脱いだのである。　その行為は五月の殺意を弱めさせる事に成功していた。　両手の刃は通常の長さに戻り、じっと見ている。「あたしを好きに殺していいわ。そのかわり、この子は逃がしてあげて」　言うなり、クリーム色のシャツのボタンをはずしだした。ボタンが一つはずれるたびに隠されていた肌色の素肌と白い"最後の壁"が見えた。　そして、それは確実に五月の心を引き付けていた。　悲しき決心の上での"色じかけ"作戦であった。　そして、それは成功した。　五月は首なし運転手に停止の命令を出した。　そしてバスが止まった。　バスは新田伸二を一人、偽りの停留場に残して闇に消えた。　伸二は別れ際に章子が言った言葉を思い出した。「心配しないで。何を隠そう、あたしは一回死んでるんだよ！　へへ～すごいでしょ？　　そうそう、無事に降りれたら、なんでも屋に…神人さんの所へ行くのよ。ね？」　この言葉を相沢章子は、明るい笑顔で言ったのだ。　伸二の言葉の終了と同時に阿影刑事が言った。「そして…野郎、五月が…警察のバリケードを破った時に…くっ、相沢さんをバスの窓から…ぐ、ポイポイ捨てやがって…もう飽きたよ、なんて顔しやがってくううううううう」　最後は声になっていなかった。「…では、阿影さん。その五月とやらをはやく捕まえてくださいね」　全員が神人を見た。今、神人はなんと言ったのか。「…神人さん、今、なんと？」　阿影刑事は静かに言った。　神人の表情には一切の変化がなかった。　その場の全員が、できれば神人の返事を聞きたくなかったに違いない。　だが、現実は非情だった。「警察の五月逮捕の努力、期待してますよ」　その時、阿影も伸二も、この色男の横面を殴ろうと思った。が、それより速く神人は一発、右頬を殴られていた。桜間十兵に。　桜間は神人の恐ろしさを誰よりも知っている。が、今はそんな事は関係ない。相沢章子は…仲間じゃないか。「行くぜ、阿影刑事、伸二君。五月を殺しに」　桜間十兵は、腰に一本の日本刀を差していた。不思議な事に、桜間の怒りのせいか、その日本刀からも闘気…いや、妖気のような物がはっせられているようだ。　パトカーのサイレンが遠くなってゆく。その音を聞きながら、一人、静かにあんぱんを食べる神人はなにを思うのか。　おそらく、あと２時間ばかりある、なんでも屋の営業時間の事だろう。

  2006.07.13

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  7/12 [水曜日のマンガ] かりん 不幸な母が熱血する時

  [水曜日のマンガ]その少女の家族は吸血鬼でした。しかし、その少女は普通の吸血鬼と”ちょっと”違っていたのです。血が増えてしまう…増血鬼だったのです。かりん　影崎由那先生この前、アニメ化てTV放映されていた作品ですね。実は、影崎先生の作品、大好きなんです。ええ、いわゆる成年向けの作品から、「櫻の一番」やら短編集まで。同人誌では、ベターマンとか書かれていて、さらに好きになりました。まず、その絵が好きです。女性が綺麗で可愛くて美しい！特に、その瞳の描き方が大好きです。つぎに、描かれるストーリーがダークでブラックで救いが無い話が多いのが好きです。成年向けですが、「ヴィシャス」という作品、お屋敷のお嬢様に狂気的に好かれてしまう男性使用人のお話が、もう、ダークで救いが無くてかつ、読み応えも実用もできてお勧めです。かと思えば、今回の「かりん」のような破天荒でラブラブな作品も描かれるので、女性作家の偉大さを感じてしまいます。さて、「かりん」です。ヒロインの真紅かりん－－おっと、ローゼンメイデンの真紅様じゃないですよ、まあかかりんと読みます－－と、現在ラブラブになっている主人公、雨水少年－－そのお母さんが大好きなんです。高校1年程度で、幼馴染の男と契り、若くして母となった上、いろいろと不幸つづきで、元気の無い生活をしておりました。不幸オーラを発しているため、パート先では店長にセクハラされかけて、仕事をやめる事になったりして、不幸街道まっしぐらでした。「かりん」は、増えた血を定期的に相手を噛んで、血を送り込まなければならない体質なんですが、噛まれた相手は、なぜか、究極的に前向きになってしまうのです。（真相は今後、明らかになるようですが）かりんは、雨水少年の母を噛みました。すると…セクハラしてスーパーを首になった事を逆恨みしてきたオヤジを車田パンチで撃退し、ラブホテルの経営主に雇われ、売春する少女を救い出し、一喝した上で、悪徳ラブホテルに警察を呼び込んで壊滅させてしまうのです！あの不幸オーラを纏わせていたお母さんが、すさまじい豹変です！痛快！現在、8巻までコミックが発売されており、アニメとは異なる展開をしております。現在、ラブラブモードでお話は進んでいますが、この前のアニメージュのインタビューで、今後は、畳み掛けるような不幸が襲ってくる、とのこと。どんな展開がまっていようと、楽しみにしておりますです！最後に個人的にお気に入りのかりんの妹、杏樹（あんじゅ）の画像を。姉思いのいい娘なんですよ！　殺人鬼人形のブギー君をいつも抱えてるのもおもしろい設定です。8巻の最後の場面でもあります。9巻の展開が楽しみ！ 

  2006.07.12

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  7/11 [火曜日の食] チョコボール ミルク味 カルシウム入りそして …

  [火曜日の食]コンビニにふらふら～とはいりました。ウィンドウショッピングを気取ってコンビニに入るのはお店にとってはイヤナ客かもしれませんが、それはもう、ぼ～～～～～～～～～～～～～～っとしてましたので、そこまで頭が回りません。さらに、このところの蒸し暑さのせいで、無意識自動的で通勤ルートを歩いてましたので、コンビニの涼しさの心地よさのみを感じていました。ふと、そこで目にとまった商品がありました。よく見るいつものチョコボール…じゃない？青と白のパッケージを良く見ると…ミルク　カルシウム入りとな！むう、これは未経験のチョコボールであるぞ！これは購入せよ、との啓示とうけとった！僕はめでたく、「ひやかし」から「お客さま」にランクアップしました！チャチャチャ、ちゃ～ちゃ～、ちゃっちゃら～～～～～～さて、どんな味なのか、さっそくフィルムをはがして「くちばし」を開けます…って、 ええええええええええええええええええええええええええええええ！！ひさかたぶりの「銀のエンゼル」ですよ！こいつはめでたい！でも、こんな事に運を使うのは…もったいないなあ…なんて、思いながら、チョコボールをぽいっとひとくち。お、たしかにミルクっぽい。そして…中に米パフ…ツブツブが入っていて、おもしろい食感です。けっこう、おいしいですよ、これ。ちょっと甘さがくどい感じもしますが。チョコボールはピーナッツ味が一番好きなのですが、う～～ん、2番目か3番目くらいにランクインしました。 

  2006.07.11

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• 7/10 [月曜日の嘆き] 復活のジョグダイヤル＆死にかけVDSL

  [月曜日の嘆き]今日は嬉しい事と悲しい事があった。まず、携帯電話。AUショップのお姉さんの元に泣いてかけて行ったのだ。「うえ～～ん　エーユーお姉さ～ん　僕の携帯のジョグダイヤルが　壊れちゃったんだよお」「あら、ネギボン、大変だったわね～　でも、大丈夫よ～携帯のはじめてを探れば解決できるわ～」「うん！　わかった。携帯電話のはじめての旅だね！」「えーゆーほしょきかんでただしゅーり、ひやひやぽっきりの、　ね～ぎぼん！」びゅうううううううううううん（効果音）ここで突然アニメになる。「よ～いしょっと　ネギボン、ここは？」「１９９X年、人類は核の炎に包まれた！　だが、人類は死滅していなかった」…というわけで、AUショップにかけこんだんです。3年！　そう、3年、保障期間があるそうで、故障具合によっては、ただで修理してくれる、との事だったのです。うわあ～い、うれしい～でも、ジョグダイヤルの事を言ったら、向こうから具体例を言って来たので、同じ故障の前例が多発していたのかもしれません。んで、待つこと約4日。携帯電話のジョグダイヤルが復活しました～～～～～！　さらに、修理代、タダ！！やったーーーーーーーーーーー！しかし、世の中はうまくバランスが取れているものです。自宅のBフレッツマンション型のVDSLモデムがなんか不調になってきたんです。突然、回線が切れてしまう…。うわ～～～～～～ん、これじゃ、インターネットできないよおおおおできたと思っても、書き込みボタン押下したら「ページ表示できぬ」エラー！こいつぁ親機か親までの配線の問題かもしれん…。カモン　NTT！　１１６！　現在、サービス時間外です！！「うわ～～～～～ん　NTTお姉さ～～～ん」

  2006.07.10

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  7/9 [日曜日のアニメ] 宇宙大帝ゴッドシグマ OPを歌う時

  [日曜日のアニメ]理科の時間で、宇宙のテストの時、こんな問題が出たとしよう。１．太陽系の惑星を全てあげよそんな時はこのアニメのEDを思い出すといい。宇宙大帝ゴッドシグマEDの途中にこういう歌詞があるからです。「～水金地火木土天海冥～」おっと、数年前から、「～土天冥海～」だったようなきがしますが、順番を問うているえわけでなし、問題ないでしょう。え？　最近、10番惑星が見つかった？　クラートゥ？　いや、ま、そんへんは先生のご機嫌をとって、うまくやってください。さて、ゴッドシグマですが、西暦2050年のお話しで、舞台が、木星の衛星、イオなんですね。今年、アメリカの探査機がイオに突入したのは記憶にあたらしいです。そんなわけで、今年、リメイクすべきだったのではないかなーと。少なくとも、スーパーロボット大戦に、イオ突入記念で参戦すべきだったのではないかなーんて思ってしまいます。僕は、例によって、内容をよく覚えていません。後半、ゴッドシグマを開発した味方の博士が敵に寝返るという内容をちらりと覚えている程度なんです。僕は、ゴッドシグマのデザインが大好きだったのです。特に顔。いわゆるスーパーロボットらしい物ではなく、リアルロボットのようではありませんか。バルギリー顔というかなんというか。ダイナロボに似ているような気がしますが、デザインに出渕さんが関わっているようなので、似ててあたりまえなのかもしれません。この作品も、あらためて見直してみたいロボットアニメなのですが、実は、OPとEDが好きでして、よくカラオケで歌うんです。で、OP。僕はこのOPに変ないわくがありまして。カラオケでゴッドシグマを熱唱すると、かなりの確立で、店員さんが入ってくるのです。注文したジュースやら食べ物やらをもって。ささき　いさお様の声を思い出しながら熱く歌うわけです。「ゴー！　ゴー！　ゴー！　ゴー！　（右手拳、あげつつ）　シグマシグマ、ゴッドシグマ～！　（拍手2回）　シグマシグマ、ゴッドシグマ～」 店員さん登場「失礼しま～すッ」「シグマ、シグ…」僕はいきなり現実に戻り、歌えなくなってしまいます。なんて意気地の無い奴とお思いでしょう！でも、これまでこの歌をカラオケで歌った時、およそ8割の確立で店員さんの来襲にあっているのです！ゴッドシグマの神は、宇宙大帝は、これを試練と言っているのでしょうか？店員さんの前でも、「ゴー！　ゴー！　ゴー！　ゴー！」と熱唱できるようになれと言っているのでしょうか？つ、つらい試練です…。  

  2006.07.09

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  7/8 [土曜日のゲーム] ギャラクシアン３ ネガティブ編 取り戻せぬ過去

  [土曜日のゲーム]本日扱うゲームはナムコのギャラクシアン３です。TOP画像はPS版ですが、もちろん、ゲームセンター版の話です。思い出の多いゲームなのですが、今週はネガティブ編－－苦い思い出です。二子玉川園にあったナムコのテーマパーク「ワンダーエッグ」に設置してあった、最大級のゲーム「28人乗りギャラクシアン３」についてです。画像はシアター６のＶＨＳの物ですが。いささか、僕のトラウマを穿り返すのですが、これを食材、いや、贖罪にできるのであれば…と思っております。花博で公開されたナムコの巨大シューティングゲームは、なんと、32人乗りだったのだ！！（28人だったかな？）円形のフロアの中央にあるコントロールセンターの周りに放射状に設置された砲撃手席に乗り込み、地球を狙う巨大兵器を破壊する任務につくのである。なんと、円形のフロア全体が動くのだ！！円形のフロアを取り囲む内面が、一周くるっとスクリーンになっており、乗り込んだプレイヤー達は巨大な一機の戦闘艇「ドラグーン」の上部に設置された180度レーザー砲の射撃手…ガンナーとなり、敵艦隊や、敵要塞に単騎突撃する「ドラグーン」に近づく敵機・敵艦を撃破するのである。映像と稼動するフロアの一体感が生み出す臨場感は、まるで本当に宇宙戦争に参加しているようなトリップ体験をさせてくれる。ギャラクシアン３ナムコの名作　ギャラクシアンの名をもった、家庭では味わえないゲームである。で、このギャラクシアン３が、東京にやってきたのだ。場所は二子玉川園駅の近くに開園されたナムコの遊園地「ワンダーエッグ」であった。 （今はもう、ない）僕は友と一緒に、ギャラクシアン３に乗るため、ドラグーンに乗るため、地球の平和を 守るために、ワンダーエッグに降り立った。なんと、30分待ちの行列ができていた－－！なんの、負けるか！辛抱と根性の結果、いよいよ、28人の我等がドラグーンに乗り込む事になった。しかし、ここで－－ギャラクシアン３に搭乗した事がある同士ならご存知であろうが、 感動的な事が起こる。通常の遊園地であれば、バイト的なお兄さんお姉さんが、お客を誘導して、淡々と安全ベルトを確認して、はい、開始！　であろう。しかし、ギャラクシアン３は一味違う。建物の中に入った瞬間、響き渡る声！　（うろ覚えなので正確でなくて申し訳ない）「ようこそ、銀河連邦宇宙軍へ！　皆さんに搭乗していただくドラグーンの発進準備は 　現在、９９％完了しています。地球の命運は君達にかかっています！」統一された銀河連邦宇宙軍の制服を身に着けたスタッフ達が、建物に入った瞬間から宇宙戦争における最後の切り札である作戦を全員一体となって演出してくるのである！ ストーリーや脱出口の説明をするスタッフから、実際のゲームフロアである「稼動する円形のフロア」へと案内するスタッフへとお客さまを引き継ぐ際も、互いに 敬礼をするのも忘れない。もうそこは地球を救う戦士となった僕がいたのだ。つかの間の28人が今、共通の目的の為に戦う！最後の標的、スパークビットは複数個で、円周スクリーンを取り囲むように回るため、隣り合わせてた射撃主同士の協力で破壊する事になる。それは射撃カーソルによるバトンの受け渡し…。そして－－。見事、惑星破壊砲「キャノンシード」に突入し、スパークビットを全部破壊し、地球を救った僕ら含む、28人の同士には、ちょっとした感動があった。その感動を味わうため、後日、今度は弟をさそい、再び、二子玉川園に降り立った。再び、地球を救うため。しかし、そこで悲劇は起きた。いや、僕が起こしたのかもしれない。例によって順番を待つ間、トラウマになる、ある一言を口にしてしまったのだ。「作戦に失敗したらどうなるのかな～」順番を待ち、後に共に戦う事になる28人の前で、である。その時は、正直、あまり深く考えていなかったのだ。ゲームの終盤、最後の標的となる「スパークビット」を攻撃するとき、さっきの言葉が脳裏をかすめた。「作戦に失敗したら－－」思わず、ビームを撃つトリガーを止めてしまった記憶がある。しかし、だ。隣の射撃手の射撃カーソルが僕の目の前を通過する最終標的を攻撃していたのだ。他の２７人の戦士は地球を救うため、勇敢に射撃トリガーを連打していたのだ！たぶん1秒程度の時間だったと思う。僕は我に返った。「すまない！　みんな、地球が滅んでしまえばいい、なんて思ってた僕が間違ってた！」 秒間１３～１４発の連射で応戦し、目の前を通る最終標的を破壊した！残り、１、２個…！「作戦は残念ながら失敗しましたーー！」スクリーンから画像が消え、稼動する円形フロアが定位置についた。２８人のお客さまから不満の声が漏れる。地球を救えなかった－－。ぼ、僕のせいだ！　僕があそこで最終標的を撃つのを躊躇わなければ…！！僕が28人のお客さまの楽しみを奪ったのだ。30分ならんでまでして遊んだのに。最低だ。最低な野郎だ、僕は－－。イヤな事に、それが28人乗りのギャラクシアン３に搭乗できた最後のプレイであった。 このトラウマは、もう、自分では覆せない。 

  2006.07.08

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• 7/7 [金曜日のたわごと] ビルの谷間の暗闇に 気づかれぬ死

  [金曜日のたわごと]昔、JR神田駅の近くで働いていた事がある。山の手線神田駅の回りはビルが乱雑しており、場所によっては、ビルとビルの間が30cm強くらいしか無い密集状態になっている所もあった。そんな場所で、ある事件が起きたのだ。そして、僕はその事件の間近にいたのだった。お昼ご飯は会社の食堂か、神田駅周辺に出かけていって食べる。JR神田駅のガードの下には安い定食屋がたくさんあるのだ。イカ天定食、550円、鳥天定食、550円、とんかつ定食　５５０円。味噌汁と一品ついて、ご飯は大盛りだ。下手な社員食堂で食べるよりも安いし、たらふく食べられる。そんな神田駅に向かうには、大通り沿いに向かうルートと、昭和通り方面に抜ける小道のルートの、おおよそ2通りの方法があった。大通りルートは、脅威の、３車線一歩通行という恐ろしい大通りであり、車の通行が激しいため、空気はよくないわ、信号待ちは長いわ、で、僕は昭和通りに抜ける小道ルートを愛用していた。大通りとはちがって、それほど人の通りも無く、車もたまにしか通らない。しかし、道の脇にはしっかり大小ビルが立ち並び、ビルの隙間は猫一匹くらいしか通れないような密集状態だった。いつのころからか、ふと、あるビルの前を通る時、違和感がしたのだ。よくは解からなかったが、そう、誰かに呼ばれ、いや、見られているような感覚だったように思える。僕はボーっとして妄想しながら歩いている事が多いのだが、なぜか、そビルの周辺で違和感を感じる事が多かったように思えた。ある日。ニュース速報サービスに、ひとつの事件が掲載された。「千代田区神田＊＊町＊＊丁目～のビルとビルの間に死体が発見されました。　ビルとビルの間に挟まって、身動きが取れなくなっていたようです～」僕はゾオッとした。その住所が指し示す場所は、例の違和感を感じた場所近辺だったのだ。そして、同時に思った。東京のど真ん中、それも神田駅周辺で、ビルとビルの間にはさまって身動きが取れなくなり、日毎に衰弱し、ついには亡くなったその方は、どんな思いだったのだろうか、助けは呼ばなかったのだろうか、誰か気がつかなかったのだろうか…いや、もしかしたら。みんな気がついていたのではないか？僕も、違和感などと言っておいて、実は聞こえていたのではないか？「助けて…」という言葉が。もう、すべて遅い。今はただ、亡くなった方のご冥福をお祈りするだけである。同時に、気がつけなくてごめんなさい、と心の中で謝ります…  

  2006.07.07

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• 7/6 [木曜日の創作] 連作 なんでも屋神人 「殺人鬼」 03

  [木曜日の創作]なんでも屋神人　「殺人鬼」　3話　東の空が赤みをおびてきた。　鳥たちが朝のあいさつをかわす中、生物の生活リズムを無視して、一人の男が町を歩いていた。　不眠による物ではない目の下のくま、やせこけた頬。　殺人鬼の男だった。　顔の表情が－－もともと表情の無い男ではあるが、蒼白という言葉そのものだ。　呆然と町を歩く彼をはばむ車や人はない。　堂々といや、ふらふらと車道の中央を進んでゆく。　なにが彼をそうしたのか？「なんだ…これは…」　うわ言のように呟くこの言葉。　この原因を知るには、視点を彼の両手に移す必要があった。　はたして、そこには…両手がなかった。かわりに…二枚の刃が…肘から先が黒く輝く包丁になっていたのだ。　両手の肘から先が刃物。　いかにこの男でも、この悪夢のような怪異に呆然としているのだ。　誰がやった？　誰が俺の手をこんなにした？あいつだ。　あの色男だ。　その時、道の角を曲がってきた自転車があった。　荷台に多数の牛乳瓶をつんで。　さわやかな朝をかけ抜けて、家々においしい牛乳とさわやかな笑顔を運ぶ彼女の名前は咲川みきこ。　父と離婚した母と共同で家計の為に、学業の暇の時間を仕事についやしてきた。　今年、小学生になる弟の学費の為でもあった。　その彼女の首を飛ばしたのは、殺人鬼の刃物と化した右手であった。　彼の、ほんのうさ晴らしの殺人であったが、彼は至福の表情を顔にうかべていた。　彼の新しい両手は、彼の趣味に役立つ事がわかったからである。　思わず、あの憎き色男に感謝した。　咲川みきこの体に趣味の欲を晴らした後、殺人鬼の男は大喜びで自宅に帰った。　意外にも、彼の家は…新田伸二の家の…正面おむかいさんだったのである。　その日の朝は遅かった。　昨日の葬儀につかれたのか、新田伸二は午前１０時をすぎてもまだ夢の中だった。　鼻をくすぐる味噌汁の匂い。炊きたてのご飯の匂い。　ああ、母さんか。朝の食事か。　今頃、父さんが「寝坊したーッ」って大慌てで歯を磨いてるんだ。　あ…すると姉ちゃんが起こしにくるぞ。「こらーおきろーッ」て。　ほら…。「伸二くん？　そろそろ１０時すぎるんだけど…起きない？」　夢からさめた。　目の前にいるのは、かわいい女ではあるが秋子姉ちゃんじゃない。「…おはよ…相沢さん」　布団から上半身を起こすと、エプロン姿の相沢章子が中腰で伸二を見つめた。「なんだよ…なに？　なんですか？」「ね…よく聞いて…また、あいつが殺ったのよ。牛乳配達の女の子を」「なんだって！？　それで…目撃者は？」　飛び起きてテレビのスイッチをいれる。ニュースは連続猟奇殺人一色。　ニュースが終わり、連続ドラマの再放送が始まった。「そうなの。今回も証拠品なし、目撃者なし…まいっちゃうわ」　伸二は立ち上がった。その両目には復讐の炎が燃えていた。「相沢さん！　行こう！　殺人鬼をぶっころしに！」　相沢章子は小学生の「ぶっころす」という言葉に戸惑いをおぼえていた。　一人の小学生が修羅の道を、復讐の道を歩みだそうとしている。　店主の行動は正しかったのだろうか？　…いや…。「うん。行きましょう！　でも、その前に…朝御飯できてるわよ」　朝御飯の献立は、なめこの味噌汁と御飯にたまご焼きを加えたもの。　伸二は夢の続きを見ているような気がした。家族との朝御飯の夢の。　かたや、なんでも屋の朝ははやかった。「おい～～神人！　はらへったよ～～晩飯はまだなのかよ～～」　台所口で、手を腹にあてて騒いでいる筋肉質の男は桜間十兵。「できたよ。晩飯だ」　青いエプロンをつけた美男子は霧沢神人。　その手のおぼんにのせられた献立は、めだま焼きと御飯だった。　普通の朝食といったところか…しかし、晩飯とは？「おめーよ！　１４時間まってこれだけかよ！！」　目に涙をにじませて文句を言う十兵だった。現在午前１０時。「いや…しろみと卵黄のバランスがきにいらなくて…今、何時だい？」　十兵の指先を追って、神人の視線は壁掛け時計に移った。　しばし、沈黙…。「なんだ、もう夜があけたのか。いや、悪いなあ。朝御飯だね、これ」　あわせ鏡が終わって、桜間十兵が神人の忘れた買い物袋をとりに行き…神人が台所に入ったのは昨夜の８時だった。　バスを待っていた。　現在、午前１１時２０分。太陽がほぼ天頂にさしかかり、だれもが昼飯の事を考える時間になった。　停留場のベンチに座る二人。　少々肥満で帽子をかぶった小学５年生、新田伸二と、クリーム色のシャツの上に藍色の上着を着て、スカートをつけた相沢章子。「なんの手掛かりもなしにうろつくのは無駄。とりあえず、資料をあつめないと」　相沢章子が、どこか不満そうな新田伸二に言った。「…噂に聞いたんだけど…東京のほうの、有名な探偵社かなんかに頼んだほうが　よかったかな…なんだか、後手にまわりっぱなしでしょ」　ようするに伸二は苛立ちを覚えているのだった。「…そんな事言っても…まだ捜査始めて２日もたってないのよ」「でも…このままじゃ殺人鬼はどんどん人を殺すよ。現に今日も一人…」　もちろん、昨夜、なんでも屋の店主も殺されそうになった事など、二人が知るよしもない。　バスが来た。　駅に行くバスだ。　後ろ乗りの後払いなので、車体側面の中央にあるスライド式ドアから、二人は乗った。「あ…！？　あれ…？　この人達…なんで！？」　伸二の疑問は小学生なら当然のものだった。　バスの席は女子高生らしき学生で埋められていたのである。　まだ、学校が終わる時間にしては早すぎる。「は～。期末テストだったのかな…」　相沢章子の解説に、なるほど、とうなづく伸二だった。が、次の瞬間だった。「あ…あの人！！！」　この停留場から乗ったのは二人だけではなかった。　もう一人。　薄茶のコートをきた男だ。　その男の両手…肘から先がぐるぐるに包帯で巻かれている。ただの棒に見えた。「変なかっこうした人ね…」　二人の監視の目の中を、コートの男はゆっくりと運転席に近付いていった。左右の席では紺の制服を着た女学生達がおしゃべりをしている。　おしゃべりが悲鳴に変わった。　運転席の横に立ったコートの男から血飛沫が飛んだのである。「は、ははは…あの色男に感謝しなければなあ…こんな素晴らしい道具をくれてなあ…はははっっはっっっっっっはあ」　両手の包帯がほどけて…黒光りした刃物が見えた。　そこに滴る赤い血は運転手のものか！？「不思議な事にこの両手で切った物は僕の言うとうりに操れるんだ。　この運転手はもうこのバスを止める事はないんだよ。永久に…はははははああ」　運転席にいるのは－－首がないのに…黙々と運転する運転手であった。　移動する血の楽園の完成である。　悲鳴をあげてバス後部に逃げる女学生達。　だが、逃げずに立ち向かった二人がいた。　その二人は逃げ固まる女学生とコートの男の間に立つと、「やっと…やっと会えたな殺人鬼！　俺の姉ちゃんの仇をとらせてもらうぞ！」　家族の仇に指を指し、怒りに震えていた。　新田伸二である。　だが、もう一人の、相沢章子は不安になっていた。　なによ、あの両手…それに、切った物を操る能力ですって！？　人間にそんな能力はない。　殺人鬼はほんとうに鬼－－魔人だったのか。　彼女の頭に一人の顔が浮かんだ。　比類なき美形の彼なら、どんな魔人だろうとなんとかしてくれるだろう。　だが、今はいないのだ。霧沢神人は。　うかつに戦いを挑むのは無謀すぎる。今にも殴りかかりそうな新田伸二の肩を押さえて相沢章子は叫んだ。「あなたが最近有名な殺人鬼ね！？　名前はなんていうの？」　この場にしては意外な質問であった。その証拠に伸二さえあきれ顔で見ている。「相沢さん！？　あいつの名前なんてどーでもいいじゃんか！！」　騒ぐ伸二を無視して殺人鬼を見つめる相沢章子。　深いくまができた目をギョロリと動かし、奴は答えた。「時間稼ぎなど、この移動する血の楽園では無駄な事だよ。　まあいい。教えてやろう。僕の名前は五月　仁太郎（さつき　じんたろう）。」　五月仁太郎。これが猟奇連続殺人事件の犯人の名か。「僕はこの両手を持った時から人間ではなくなった。もう名前などに意味は無い」　言うなり、五月は刃と化した右手を上げた。　瞬間、二人の背後から悲鳴が聞こえた。　いつのまにか、五月の右手－－刃が伸びて女学生の一人に刺さっていたのだ。　二人に戦慄が走った。奴の刃は伸びるのか！？「驚いたか！？　この手は無限に伸びるようだ。ははは…もはや、下等な人間　など僕が楽しむ道具でしかない。はははははははああ！！！」　殺人鬼の笑い声と乗客の恐怖を乗せて、移動する血の楽園は道路を疾走した。 

  2006.07.06

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  7/5 [水曜日のマンガ] 仮面のメイドガイ　クールで完璧な少女が ドジっ娘に変わる時

  [水曜日のマンガ]世間はミサイルの話題で一色なので、僕も「北」やミサイルに関係するマンガでもあつかおうかな～なんて、思ったのですが。う～～ん。「北」が出てくるマンガなんて、知る限り、「フルメタル・パニック」で、飛行機で修学旅行中の主人公達がハイジャックされて、「北」に着陸する章があるくらいです。でも、舞台が「北」であるだけで、ミサイルが出てくるわけでもないので、潔くあきらめ、まったく関係ないマンガを選択しました。「仮面のメイドガイ」　　赤衣 丸歩朗先生大富豪”御膳様”の孫である姉弟は、姉が18歳になった時、その資産を継承する事になっていました。その資産を狙う敵から姉弟を守るため、御膳様が”メイドの里”から呼び寄せた凄腕のメイド二人…それが、彼らです。薬術・魔術・忍術を極めたクールな完璧美少女ハウスメイド「フブキ」と、透視能力や数々の神秘の能力を秘めた不死身のメイドガイ「コガラシ」。そんな二人がたどり着いた姉弟の住む家は…汚臭漂う「ゴミ屋敷」でした。襲い来る刺客や災難からご主人を守護する為にメイドさんが戦う、ギャグマンガです。 もちろん、読者サービスも満点です。筋肉隆々のメイドガイは美しい！実は、”メイド”じゃなくて、”忍者”にするほうが、物語としてはしっくりくるのでしょう。しかし、あえて、”メイド”にする事に美学があるのです！一見、クールで完璧に見える「フブキさん」が、規格外の怪物「メイドガイ・コガラシ」の せいで、ドジっ娘「フブキさん」になっていくのを見るのは非常に心地よいのです。現在、コミックは3巻まで発売されていますが、もはや、「フブキさん」はドジっ娘の イメージを覆せない状況にまで追い詰められています。ああ、フブキさんの明日はどっちだ！そして、ミサイルを乱射する「北」とわが国の行方は？只今、電波が混線して、大変お見苦しい部分がありました事をお詫びいたします。 

  2006.07.05

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  7/4 [火曜日の食] コアラのマーチ 謎のシュークリーム味

  [火曜日の食]先日、近所のスーパーで見つけました。コアラのマーチ…期間限定？　シュークリーム味！？コアラのマーチは好きなお菓子です。コアラを模したビスケット菓子の中にチョコが入っていて、けっこう昔からある有名なお菓子ですよね。コアラの絵も可愛いです。様々な表情のコアラたくさんいます。噂では、コアラの絵の中に、眉毛があるコアラがいる、とか、頬に傷がある修羅道のコアラがいるとか、モンキッキーの相方のコアラがいるとか、ハンターｘハンターのアリの「すくえねえ」のコアラがいるとか、様々噂がありますが、僕もよくは知りません。僕は残酷にして無神経に、絵をまったく気にせず、バクバクとコアラさんを口にほおりこんでしまうので。んで、コアラのマーチ、チョコ味以外の味があったんですね。それも－－シュークリーム味です。どんな味なんだろう？興味をもった僕は、さっそくレジにもって行きました。まずは上蓋をあけて…って、ん？　これは！！なんと、こんなところにクイズです！「コアラの毛は…」なんだろう、これは？コアラの毛は…人工？　ハトの巣？　ハリのようにして飛ばせます？それとも…はっ！！もしや、これはダイイングメッセージって、やつ！？これは犯人の手がかりだ！そうに違いない！　ぐるっとまるっとお見通しで爺ちゃんの名にかけて、ばっちゃが言ってた！そう、ヒントはすでに啓示されている！「ハコのソコのベロとあわせてみてね」と書いてあるではないか！んっん～「ハコのソコのベロ」って、いったいぜんたい何なのだ！？　ぐるっとまるっとお見通しで爺ちゃんの名にかけて、ばっちゃが言ってた…ような気がするのは置いといて、そうか！箱の底をベリッとやぶいたらあったぞ！　答えが！！…「クッションがわりになる」…ぎっしり生えた毛の弾力で、木から落ちてもケガをしにくいよ　とのことです。へーへーへーへーへーへーへー…今日のトリビアも、明日使えるものばかりでしたね！ちなみに、シュークリームの味がすると言えばするようなお味でした。僕は嫌いな味では無いですが、おとといスーパーに行ったら、「コアラのマーチ　シュークリーム味」の姿はありませんでした…。さすが、期間限定品よ… 

  2006.07.04

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• 7/3 [月曜日の嘆き] 携帯電話　悲しみのジョグダイヤル

  [月曜日の嘆き]すばり言いましょう－－携帯電話が壊れました。ついこの前、外付けHDDが壊れてショックを受けたのに、なんの前触れも無く、突然に－－今度は携帯電話です。ドチクショー！！どこが壊れたのか！？ゾウの足で踏み潰されたのか？イチローのレーザービームのごとき遠投で星になったのか？大気圏突入に耐えられず、萌え尽きてしまったのか？その真実は－－？僕の携帯はAUのソニーの機種でした。操作コントローラーに、ジョグダイヤルが採用されている機種です。ジョグダイヤルとは－－上下方向に回るローラーの事です。左右は左方向ボタン・右方向ボタンで操作するのですが、上下の移動は、ローラーをコロコロ転がして移動させるのです。長文のメールなどは、上下をポチポチ押す手間がなく、コロコロコロとローラーを転がすだけでいいので、慣れるととても操作しやすいのです。上下方向への移動が激しいゲームは不可能ですが。Win携帯でないので、たいした事はできない機種ですが、はじめて買った携帯なので、それなりに愛着がありました。で、どこが故障したかと申しますと、そのジョグダイヤルです。突然。そう、ある日の突然の出来事でした。ジョグダイヤルをコロコロやっても、まったく上下に動かなくなったのです！１０回転がしたら、たまにカーソルが一番下へ移動したりする事がありますが、ほとんど無反応です。心と魂をこめて、コロコロコロコロコロコロコロコロと５０回くらい転がしましたが、 思うように操作できません。アドレス帳を開いても、左右には動くものの、上下にカーソルが動かないのです！こ、これではアドレス帳も利用できないし、メールも打てない！カメラやら、音楽やら、オセロなんかもできない！！ムキャアアーーーーーーーーーーーーーーーッ！！これでは、電話の発信＆受信しかできないではないかーーー！僕の携帯は、純粋な携帯「電話」と化してしまったのだった。ソニータイマー？　いや、そんな事は言いません。言いたくない。いやだい、そんなの。－－ちなみに1年と数ヶ月の利用日数でした。さて、どうしよう。修理に出すことは可能ですが、なんでも5千円くらいはかるくかかるようです。機種交換する場合も、もっとも安い機種でも6千円くらいかかるようです。ちくしょ～～想定外の出金が続く～～～

  2006.07.03

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  7/2 [日曜日のアニメ] 機甲界ガリアン ちゃんと観てなかった過去の自分が恨めしい

  [日曜日のアニメ]ガリアンとの出会いは近所のスーパーでした。BiG-1ガムという１５０円程度で買えるガム付プラモデムの商品があったのです。飛行機とかが中に入っていて、プラモデルとの出会いも、たぶん、この商品だったと思います。で、このBiG-1ガムと似たような商品で、中のプラモデルがロボット…いわゆる、ダグラムのコンバットアーマーとか、ボトムズのATだったりする商品があったのです。同じシリーズで、ある日店頭に並んでいたのが、ガリアンのガム付プラモでした。主人公メカのガリアンと、飛甲兵　ウィンガル、機甲猟兵　ザウエルとスカーツ、そして、重射兵　モノコットのラインナップだったと思います。そこで、飛行形態に変形する「ガリアン」と出会ったのですが、実は、僕のお気に入りとなった機甲兵は、スカーツとモノコットだったのでした。特に、モノコット。背中に背負ったミサイルランチャーのような武器にと、重量感あるたたずまいを美しく感じたのです。たしか放映前の事でした。いざ、放映が始まると、放映１回目は、ケンタウルス型のプロマキスが目だっていたような気がしますが、たしか、主人公メカのガリアンさえ、あまり出ていなかったような記憶があります。メカを重点に置いて視聴していた当時はドラマのおもしろさを解かっていなかったんだと思います。そんなわけで、ガリアンが重装改されて、背中にダグラムのようなキャノン砲を背負った後、ガリアンが好きになりました。今は重装改の前も後も好きです。ジャバラ剣「ガリアンソード」とローラーダッシュのスピード感がかっちょいいですよね。実は、放映当時、どういう最終回を迎えたのか、いまいち、覚えていなかったのです。 数年前、サンライズ英雄譚やら、ブレイブサーガ２やらのゲームで登場し－－今更ながら、その世界観の魅力に気がついたのです。征服王マーダルの正体、そして、その目的などを見て、愕然としました。実は、ハードSFだったのかーーー！！騎士などが戦うファンタジーっぽい世界でロボットが戦う世界観が、実は、敵の首領マーダルの目的を目の前にして、宇宙文明の歴史やらを巻き込んだ、SF作品だったと知ったとき、当時、「ガリアン」を変な視点で見ていた過去の僕を”おしおき”したく なった物です。一度、全ストーリーをこの目で観てみたい－－今になって強く思います。あと、ブレイブサーガ２で「ガリアン」が登場する時、OP主題歌のメロディーが流れるのですが、曲がとてもカッチョイイのです！とくに、前奏が痺れます！　アニメのOPも歌とあっていて感動です。エンディングもいい歌ですね！ああ、いっそ、リメイクしてくれないかなあ…OPもEDも昔の歌でいいから… 

  2006.07.02

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  7/1 [土曜日のゲーム] ギャプラス 破壊エクスタシー

  [土曜日のゲーム]ナムコの宇宙物ゲームはほぼ、統一した世界感にあるようです。Ｕ・Ｇ・Ｓ・Ｆウルトラ・ジイサン・スペシャル・ファイター、ではありません。ユナイテッド・ギャラクシー・スペース・フォース…銀河連邦宇宙軍です。ギャラクシアンにはじまり、ギャラガ、ボスコニアン、スターラスター、スターイクシオン、スターブレード、ギャラクシアン３シリーズ、などなど。最近では、ディグダグやバラデュークも U.G.S.F に組み込まれたようです。さて、そんな U.G.S.F の戦歴の一つに、ギャプラス戦役があります。　　　　　　　ギャプラス　　　　ナムコギャラクシアン戦役、ギャラガ戦役の激戦の跡、残ったギャラガ帝国の残党は硬い甲羅を持ちパワーを誇る第１種族、素早い動きで翻弄する第２種族、優れた知能をもつ第３種族の３勢力に分裂し、最終的に第３種族が他の種族を制圧し、ギャプラス帝国を築き上げた。急速に勢力を拡大するギャプラス帝国に脅威とした U.G.S.F は、対抗手段として、新兵器、ブラスターヘッドを開発したが、ギャプラス帝国にブラスターヘッドを奪われてしまいました。主人公に指令が下ります。「ブラスターヘッドを奪還せよ！」 画面はほぼ、ギャラガなどの流を組むゲームなのですが、自機は８方向に動きます。画面中程から下は自由に移動する事が可能なので、敵の攻撃を立体的にかわす事が可能です。その分、敵の攻撃も激しいのですが。ですが、正直、インベーダーから続く、左右にしか動けないストレスを感じていた僕は このゲームを見て、プレイしてみて、爽快感いっぱいに遊べたのです。「ナムコの伝説」というプロモーション・ビデオで、ギャプラスが紹介される中で、次の言葉が上げられていました。「破壊エクスタシー」一見、危険な感じがする言葉ですが、遊んで納得、ギャラガなどを遊んでいた時に不満だったポイントをうまく改善しているような感触を、個人的に感じました。パワーアップのブラスターヘッドにもそれがいえます。２発打たなければ倒せない種族のクイーンが運ぶブラスターヘッドを奪還すると、様々な能力が自機に発揮されます。たとえば、トラクタービームを発して、敵を捕獲し、味方にしてしまったり、たとえば、自機の移動速度を上げ、さらに自機の武器をハイパーブラスターにパワーアップさせたり、たとえば、一定時間、自機を無敵にして、敵を捕縛する光線を発して一網打尽にしたり…特に、敵を大量（最大６匹）を味方にして反撃するのは、とても爽快感あふれます。そして－－このゲームの一番のお気に入りはボーナスステージなのです。編隊で飛来する敵をうつと、その場で敵がはじかれ－－お手玉のように敵をはじき、敵を落とさないようにするんです。気持ちいい効果音が相乗効果を発揮して、うまくお手玉を続ける事ができれば、とても快感でした。一時期、このゲームはPCのFM77（だったかな？）にしか移植されておらず、知る限り、PSのナムコミュージアムまで、家庭で遊ぶ事ができなかったのです。今は、家庭で遊べる…いい時代になったものです。あと、このゲームの音楽が大好きなのです。ネームエントリーの２位以下の音楽は名曲だと思います！！ナムコさんには、ひさしぶりにギャラガシリーズの続編を作ってほしいなあ…「破壊エクスタシー」をテーマに… 

  2006.07.01

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• 6/30 [金曜日のたわごと] ブログ紹介バトン ＆ バー ズ8号

  [金曜日のたわごと]みかんにゃさんよりバトンをいただきました。ブログの紹介を兼ねたバトンでゴザルよ。体調が悪いのでちょうど良かった～※バトンを受け取とられた方は下記にＨＮの記載をお願い致します。　　新空ちはら→ウサギ→晁宮ゆき→檜山くじら→クロダ→ オカモト　　→弥助→飛燕リンドヲ→郷田もこ→つっかけサンダル１号→　　沖天十→ゆえ→しろ→あかり→寿→ りゅうじろう→逝矩→天原泉　　→荷トロ→森みゆき→燐寸→チャチャ→永倉理緒→碧姫水羽由→　　シナ→睦月のえる→しとら希胡→310/0→朝凪風雨→しゃの→　　kirarin→塔炎・一真＆かずま→エドワウ→プロト→ＫＡＫＵＮ→　　裏表山岡→ガスバン→どら→磯野かおり→れいな→はいじ→おたま　　→メイド・リアン→cutie*pie→ＯＲＩＳ→旅人 →コペル→彩羽→レーフィン　　→ロタティオン→みかんにゃ→negibon★貴方のHNを教えてください。 由来も答えるといいようです。ＨＮ：「negibon」由来： 僕はネギが好きなんです。タマネギは炒めると甘くなるし、美味いし。　　　また、風邪の引いたとき、長ネギを首にまくと、なんか効果あったような　　　気がします。　　　そこに、ボンクラの bon を合体させ、「negibon」となりました。　　　ええ、本名とはなんにも関係ないのですよ。★いつからサイトを運営し始めましたか？２００６年３月ぐらいからだったと思います。きっかけは、楽天さんのイベントで、ブログつくったら＊＊ポイントくれるってことだったので。…ポイント加算されたかな？★管理人歴はどれくらいですか？かれこれ４ヶ月くらいでしょうか。★サイトのジャンルや属性について割と詳しく説明してください一応、本・マンガのジャンルにおりますが、実際は自分の好みを自己顕示欲のままにダラダラ書き流しているブログです。●曜日毎にジャンルをわけてます[月曜日の嘆き]　　　　　　僕の人生で発生した悲劇や経験談を書いてます[火曜日の食]　　　　　　　飲食関係について[水曜日のマンガ]　　　　　お気に入りのマンガや本にについて[木曜日の創作]　　　　　　創作発表 SSや連続小説など[金曜日のたわごと]　　　　汎用の日です。 不思議な話とか[土曜日のゲーム]　　　　　お気に入りのゲームについて[日曜日のアニメ・特撮]　　お気に入りのアニメや特撮やドラマについて★サイト訪問者様に是非行くべきだ!!個人的に「Subscrube Link」お気に入りに登録させていただいてるブログが全部、お勧めであります。★貴方のお知り合いの管理人様に繋げるだけ繋いでください。バトンを繋げるのは難しいでゴザル！　難しいでゴザル！そんな訳で、御自分のブログの紹介をかねたこのバトン、ネタが無い時になどお役に立ててくださいませ。－－－－－月末恒例、月刊都市伝説、バーズ８号購入報告～表紙は「東京あかずきん」でした～今月のローゼンメイデンは、水銀燈分と雪華綺晶の成分は０％です！でも、ＪＵＭじゃなくて、ジュンの周りでけっこう進展が…トラウマを乗り越えるきっかけになるのか！？こりゃ、来月も見逃せない…バタフライの霊能対決も仰天のＴＶ特番展開で佳境へ！！けっこう、バーズの作品って、好きなので…満足です。

  2006.06.30

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• 6/29 [木曜日の創作] 連作 なんでも屋神人 「殺人鬼」 02

  [木曜日の創作]              なんでも屋神人　「殺人鬼」　2話　新田伸二は家族の葬儀を抜けて、町をさまよっていた。　３、４階建ての小さいビルが立ち並ぶ道。　二車線の車道を挟む白いタイルの歩道。多種多様な人間が行来する。　その中をさまようのは、そう、犯人を捜しているのだ。家族を姉を殺した憎い殺人鬼を。　しかし、彼は殺人鬼の顔を見ていないし、なんの手掛かりもない。　通りすぎる人間がみんな犯人に見えてきた。　新田家を襲った悲劇は、一人の小学生の人生を破壊した。それを引き起こしたのもまた、一人の殺人鬼である。人間の人生は一人が起因となって変化するのか。　新田伸二は思った。「くそ。みんな犯人に見えるぜ。いったいどいつなんだ？　殺人鬼のくそ野郎は！」続けて頭に浮かぶ、よくある刑事ドラマのセリフ。「犯人は犯行現場に戻る」犯行現場は、今葬儀が行われている家だ。　家に戻ると、葬儀屋がセットしてくれた花やちょうちんが"葬式"という儀式を演出しているのが見えた。　近所のおばさん達が協力してくれている。右隣のおばさんは玄関のテーブルで受け付け係。左隣のおばさんは中で訪れるお客様に応対してくれている。　この協力があっての犯人捜しだ。彼の供養は犯人に復讐する事、である。　ふと玄関の受け付けを見ると、黒いワンピースを着た、見覚えがある女がいた。　記帳を終えた彼女は伸二に気がつくと、真っ直ぐ伸二に向かってきた。　思わず、そっぽ向く伸二。「伸二くん。さっきは嫌な思いさせてごめんなさいね。あたしが依頼を受けるから」　葬式用の黒服を着ても、彼女の綺麗さ、いや、かわいさが、その主張をやめない。誰かしら思わず振り返ってしまう、アイドルじみたこの女はなんでも屋の女。「ほんと！？　おねーさんが！？」「うん。あたしが協力してあげるっ！この相沢章子におまかせなさい」「でも、あんぱん野郎は駄目だって言ってたよ？」「いーの！あんな人。あたしはあたし。法律が恐くてなんでも屋なんかやってられますか？　ってなかんじよ。うん」　思わず歓喜の声と共に、相沢章子の胸に飛び込む新田伸二であった。まだ彼くらいの年齢なら、こういう行為もゆるされるのか。　どっちにしろ、葬式には相応しくない行為ではあった。　一人、店に残された神人を電話のベルが呼ぶ。「はい。なんでも屋です。はい、なんでもします。はい？　金くれ！？　さようなら」　再びベル。「はい。なんでも屋です。はい、子守ですか。はい。うけたまわります。ＸＸ日の午後３時から２時間ですね。はい。かしこまりました。女性スタッフもいますので御安心ください。はい。しつれいします」　またまたベル。なんでも屋はいそがしいのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　「はい。なんでも屋です。なんだ、十兵(ジュウベイ）くんか。　どうかねそこのどぶさらいは？　え、終わった？　さすがにはやいね。おつかれさん」　　十兵とは、なんでも屋三人の店員の内の一人。　なんでも屋は、なんでもやるから、なんでも屋なのだ。「はい、なんでも屋です。なんだ、章子くんか」「神人さん。あたし、伸二くんの依頼、独断で受けましたからね。あたしはしばらくこの依頼に専念しますので、子守なんかの依頼はよろしく。では」　神人はすこし悩んだが、「そうだ。子守は桜間十兵くんにまかそう。うん、決まった」なんでも屋店主、霧沢神人は安心感を美形な顔に浮かべて、うまそうにあんぱんを食うのであった。　男は考えていた。　どう　やったら自分の趣味に満足できるのか。　男の趣味は殺人である。　とくに若い女性の腹部に包丁の刃を刺すのが好きだった。　生まれてから２４年。これ以上の快楽はない。　本業はある。しがないセールスマンである。昼は各家庭を訪問するセールスマン。夜は殺人鬼。それが男の日常だ。罪の意識など無い。　男にとって人の命など昆虫程度のもの。　殺人は昆虫採集程度の趣味なのだ。　思えば、初めての昆虫採集は幼稚園の時に、なかよしのめすを包丁で解剖した時だったか。　しかし、男は最近のちまちました殺人に飽きていた。なにか、こう一気に殺人できないものか。　昨日の家族を殺した時の女くらいの奴を大量に。　フラリと町を歩いてみた。忙しくあるく虫けら達。その時、男の横を大きな影が通りすぎた。男は歓喜の声をあげた。　あるぞ、あれだ。　それは乗り合いバスであった。　夕食の買い物に神人は来ていた。　近所のスーパーは品物も豊富でよく買い物に来る。　グレーのコートのすそをひるがえし、品物の値札をチェックする。　普段は相沢章子の仕事であるはずの買い物であったが、彼女が戻らない以上、自分でやるしかないのだ。　とりあえず、卵１パックとキャベツとダイコン。　これだけあれば夕食の支度は可能だ。　エコロジーな考えを採用した強化手さげ付き再利用紙袋に品物を入れると、左手にもって店を出た。　薄闇がかかる空の下をひたすら店へ帰る神人であったが、その途中で思わぬ出会いがあった。「こんばんは」　神人の後ろから不意に聞こえた不気味な声。同時に神人の左手から買い物袋が落ちた。　なんと、神人の左肩に深々と包丁が刺さっているではないか。グレーのコートが左肩から赤く染まってゆく。「…こんばんは、殺人鬼くん。いい天気だね」　神人は振り向きもせずに、背後に立つ、やせすぎの男に言った。「いえ、ちがいますよ。色男さん」　目のくまと頬のこけが目立つ不気味なやせ男が答えを返す。「今夜は赤い雨がこの地を濡らすのです。ああ、なんて素晴らしい天気なのでしょうか？」　殺人鬼は包丁を抜くと、凄まじい速さで神人の右肩に刺した。動脈を切ったのか、帰り血が噴水のように吹き出した。これで…。「なるほど…まず、わしの両手を封じるわけですね」　殺人鬼は自分の思った事を言われて、少々戸惑った。が、そんな小心者が連続殺人をするだろうか。この殺人鬼は同種の中でもとびきり異常な男なのだ。戸惑いなど、目の前の快楽に比べれば気になるはずがない。「そのとうりです。次は…」　稲妻の速さで包丁を引き抜くと、素早く手を前にまわし腹へ。「やわらかいおなかを裂いて内臓を見せてあげましょう」　内臓を切られた人間は、まず、間違い無く死ぬ。だから、武士は切腹を行ったのだ。「ほう。やはり、素晴らしいおなかですね。刺した時の感触でわかります」　神人の腹に深々と刺さる包丁。そこから止めどなくあふれる赤い血。なんでも屋神人は死んでしまうのか？「殺人鬼くん。君は間違いをおかしたね」　包丁の腹への進行が止まった。なんだ？「背中からの攻撃で満足していればよかったのに」　見よ、この異常者中の異常者とも言うべき殺人鬼の顔に冷や汗が浮かぶのを。「おなかは、わしの視界にあるんでね」　悲鳴が…殺人鬼の悲鳴が空中に響いた。そして、男は闇の中へ逃げ去った。　大量の血を吹き出しているはずの神人はどうなったのか。　なんと、包丁で裂かれたはずの腹が…無傷なのだ。なんと服まで…刺された事は夢、幻覚だったのか？　いや違う。　その証拠に背中の傷からは血が吹き出ている。「殺人鬼くん…か。君には個人的に興味が沸いてきたよ」　やはり、大量の出血はきついのか、少々ふらつきながら店へ帰る神人だった。　そして、このだれもいなくなった町の一角に、買い物袋が残った。今夜の夕食はどうするの？　と言うように。　瓦屋根の古風な"我が店"に帰りついた神人をまっていたのは一人の男だった。「よー神人。遅かったな、買い物。腹減ったぜ」　黒髪をオールバックにし、その内の数本を前に垂らした髪型。がっちりとした筋肉質の体を麻色の薄いジャンバーで隠し、色の薄れたジーパン。人のよさそうな顔立ちに見える原因は、彼の目尻が少々たれているからであった。「…いや、ちょっとあってねえ。桜間十兵くん」「ん…！？　おめえ…怪我してんのか！？」　神人の背中からは、まだ血が噴き出ていた。グレーのコートは赤と言うより黒に近い血痕だらけである。殺人鬼の凶刃による功績だ。「おめえ…だいじょぶなのか！？」　神人はめずらしく…くすりと笑って、「だいじょぶだよ。悪いけど手鏡を二枚用意してくれないか？」　と言った。手鏡二本…それが今の傷を直す道具なのか！？「ああ。あわせ鏡をやるんだな。まってろ」　あわせ鏡…それが神人の傷をなおす手段なのか！？  

  2006.06.29

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• 6/28 [水曜日のマンガ] ねじ式 高熱の幻夢

  [水曜日のマンガ]まさかこんなところにメメクラゲがいるとは思わなかった。わたしは たまたまこの海に泳ぎに来て、メメクラゲに左腕をかまれてしまったのだ。ねじ式　つげ義春先生　メメクラゲの毒か、体が熱くなってししまっている。おでこの内蔵体温計は39度をしめしているではないか。当然、集中力は失われた一刻も早く、解熱剤をのまなければならないのだ「もしもし、このあたりに解熱屋さんはありませんか　わたしは必死になってバッファリンを探しているのです」「するとお前さんはクスリヤを探しているのだね」「あなたに感涙３リットル溜める情けがあるのならわたしの熱を下げてください」「なるほど　君の言わんとしている意味が　だいたい検討つきました　君はこう言いたいのでしょう　コンビニでバファリン売ってないのはなぜなんだ！」「悪質な盗作はやめてください！　わたしは体が燃えるように熱いのですよ！」「ところで、この金太郎飴ってあるよね」「はあ」「ここでポキン　金太郎」「ここでもポキン　金太郎」「ああ、やっとあなたの言わんとしている事がわかりました。　つまり、どこできってもおなじだと」「私にも聞こえてきました。はやく寝ろと」「おやすみ」「おやすみ」

  2006.06.28

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• 6/27 [火曜日の食] どんどん焼き 駄菓子を売っていた八百屋さん

  [火曜日の食]近所に駄菓子を売っている八百屋がありました。店の半分で野菜を売り、もう半分は駄菓子。学校帰りのパラダイスでした。仮面ライダースナック、よっちゃんイカ、きなこもち、ホームランチョコ…野球スナック、ソースせんべい、都昆布、コイセアチョコ、ライスチョコ…ああ、子供時代のごちそう達よ。そんな愛すべき駄菓子の中で、今日とりあげるのは…「どんどん焼き」である。少々、濃い味付けのアラレが、この小さい袋の中に「ほどほどに」つまっているのだ。 袋の頭をビリッとやり、おもむろに口にほおりこみ、ガリガリとやるのだ。く～～～～おいちーーーーーーーっ！！僕の記憶が正しければ…昔は10円だったはず。今は…実は、コンビニとかで売っており、21円であった。昔だったら2袋は買えた金額である。2袋－－。そういえば、「どんどん焼き」に一時期、あたりくじがついていたのをご存知であろうか。袋の中のアラレ菓子の中に、厚紙が入っていて、「アタリ」と書いてある場合があるのだ！　ハズレはピーナッツであった。ここに悲劇を語ろう。僕の「どんどん焼き」を食べるスタイルは、銭湯でコーヒー牛乳を飲むがごとく、腰に手をあて、一気に口へアラレ菓子をザラザラとやるスタイルである。お気づきであろうか。そう、「アタリ」の厚紙が入っていたら、この食事法だと、一緒に食べてしまう危険性があるのだ！　ドギャーーーン！！そして－－悲劇は現実にやってきたのだ！！今でも忘れない。その日、いつものように一気に口へドザラザラ。む！？　なんか口に違和感。口に指をつっこんで、取り出したるは－－あ、「アタリ」の厚紙ではないか－－！！運の無い僕にとって、貴重な「アタリ」であった。しかし、唾液と口に放り込んで無残に粉々になったアラレまみれの「アタリ」だった。 僕は－－。すいません。お店で交換してもらいました。汚れを落として、手の平の上で厚紙をパンパンやって、唾液を可能な限り落としたつもりですが－－。駄菓子を売っていた八百屋さんのおばさん、ごめんなさい。

  2006.06.27

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• 6/26 [月曜日の嘆き] 一人パイルドライバー 大流血を上回る恐怖とは

  [月曜日の嘆き]それは僕が幼少の頃でした。その頃は団地にすんでおりました。流行の遊びは「タクシー遊び」。一人は自転車で団地の周りを走り、ひとりはお客として、ある場所で待つ。僕はお客役として、団地の道路脇にあるガードレールに腰掛けていました。路地の両脇に細い排水溝があり、さらにガードレールがある－－そんな道でした。予定では、友がそろそろ自転車でこの場所に来るはずでした。お客である僕を迎えに。僕は手をあげて、「へい、たくし～～～～」なんて言うはずだったのです。しかし、恐怖はここに始まったのです。僕はガードレールに腰掛け、前後に体を揺らしていました。鼻歌を歌っていたかもしれません。きっかけは今でも覚えていないのですが、ガードレールからずり落ちたのです。ずるっと。それだけならよかったのですが－－なんと！排水溝に頭をつっこんで、逆立ちのようなかっこうで落ちたのです。まさに、一人パイルドライバーです！　一瞬の出来事です。何がどう動いたのか、今でも不明ですが、排水溝の溝に、頭がはまってしまったのです。 見慣れた風景が逆さになっていました。「ああ、おちたんだな」そんな感じでした。よっ…とと、ばかりにあたまを排水溝から抜きました。「お、おおおお！？　世界が赤くなっていく！！」視界の上の方から、赤いものがたれて来ました。おでこに手をあてると、ぬるっとした感触。手のひらを見ると…真っ赤！！「なんじゃこりゃあああああああああああああああああ！？」なんて言いませんでしたが、血だあ～～～みたいな感覚でした。不思議に痛くもかゆくもなく、涙もでません。むしろ、笑いがこみあげてくるのです。プロレスラー、かのブッチャー様が、凶器攻撃で額を割り、大流血をしていたのをご存知でしょうか？　額は、それほど深くない傷でも大流血する場所、らしいです。それはともかく、僕はおでこから流血して顔をまっかにしながら、家へとぼとぼと歩いていきました。半ば、笑いながら。家の扉の前についたら、わざとらしく、扉を手のひらでバンバン叩きました。扉に手のひらの形に血のあとがついてます。扉が開き…悲鳴が上がりました。僕は救急車で運ばれました。結局、おでこの傷は数針縫うくらいでした。痛みが麻痺していたのか…顔をおおう白い布のせいなのか、まったく痛みも恐怖もありません。「えらいなあ～麻酔も無しで縫ったのに、泣かないなんて男の子だな～」そう、お医者さんが言ったのを覚えています。なんだかよくわかりませんが、誇らしかったのです。えっへん。「じゃあ、念のため、破傷風の注射を打とうね～」な！？　注射！？僕は言いました！「い、いえ、いいいです、けっこうです！、注射いいです！　注射いやだあああ～～」 僕は泣きました！　号泣です！！大流血の傷より、注射の方が怖かったのです！！結局、親と看護婦さんに取り押さえられ、破傷風の注射をおしり打たれました。僕は注射がキライです！　キライですとも！！

  2006.06.26

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  6/25 [日曜日のドラマ] 必殺仕事人V 激闘編 卍組との死闘！

  [日曜日のドラマ]僕は必殺シリーズが大好きです！江戸を舞台にして殺し屋を描くドラマで、長いシリーズでした。（後半では殺し屋では無く、世直し3人組みたな方々もいましたが）重厚な人物描写で殺し屋の悲しみを描く内容は、他の勧善懲悪の時代劇とは異なる魅力がありました。－－もっとも、僕が本格的に放送を見られるようになったのは、新必殺仕事人の頃からで、ハードで重厚な前期必殺の魅力を知ったのはだいぶ後です。前期の必殺は、家ではいわゆる「大人のドラマ」とされていたので、金曜日の10時頃にはもう、寝るように言われていた時期でした。たしかに、「なりませぬ」やら着物の女性がクルクル独楽のように回されるのをちらりと見た時、えらく刺激的だったのを覚えています。僕は、西順之助というキャラが「仕事人は正義の味方」といいだした後の世代なので、後期必殺も大好きなのですが、正直、特撮的に工夫された殺し屋の殺し業の数々や、殺し屋どうしの戦いなどに心躍らせていました。キャラクターの魅力に惚れていました。中村主水の昼は昼行灯、夜は非常の殺し屋という設定、表情に積み重なれた殺し屋の業。飾り職人の秀の華麗さ、三味線屋の勇次の殺し屋的クールさとその業、組紐屋の竜の江戸時代らしからぬ綺麗さ、鍛冶屋の政の迫力あるアクション。他にも好きなキャラがいっぱいです。あまり書くとネタが切れるのでこの辺で。さて、後期必殺の中で一番のお気に入りが、「必殺仕事人V 激闘編」です。 中村主水、なんでも屋の加代、組紐屋の竜、鍛冶屋の政 の4人のメンバーに、はぐれ仕事人である、壱、弐、参 を助っ人としてた主要メンバーです。壱がかっこいいんですよ！　柴俊夫！　シルバー仮面！強力な握力をもって刀をへし折り、相手の首をグキリとやる、その殺し業といい、普段の遊び人的な風体といい、個人的に大好きな人です。そこの前、パチンコで、激闘編の機種が出てましたが、「激闘編」の名前をつかうのであれば、壱、弐、参　を出すべきだ！　と叫んでおきます。さて、激闘編ですが、個人的には、最終回の一話前の、「鍛冶屋の政、水中で戦う」が 大好きです。謎の殺し屋集団「卍組」が政や竜、加代を狙ってきます。個人的に好きな、殺し屋ｖｓ殺し屋のお話なので、メインは戦い、アクションです！鍛冶屋の政（村上弘之　スカイライダー！）と、卍組みの凄腕の殺し屋が戦います。実はこの二人…幼馴染だったのです。二人は殺し屋の宿命のまま、激突します。戦いの場は橋の上から、水中へと移行し、ついに、政の手槍が決まります。勝負が決まって…二人はやっと、幼馴染として会話できるようになりました。里の母へ、仕事料を渡してくれ…と政に言い残し、彼は息絶えます。殺し屋の”業”、悲しいです。今回は中村主水も激闘します！一人、卍組の屋敷に乗り込み、襲い来る殺し屋達を切りまくります！鬼のような強さです！！ついに、卍組の頭と立ち合い、苦戦の末、斃します。結局、卍組を使って、主水達の命を狙った雇い主の正体はわかりませんでした。でも、最終回で、上方の仕事人集団が松平様の配下して江戸にやってくるので、その筋の依頼だったのかもしれません。余談ですが、激闘編最終回で、絶大な権力を誇る松平と中村主水は裏取引をして、仲間の手配書を取り下げさせるのですが、松平の命は取りませんでした。しかし、その撮影後の帰りの新幹線で、松平役の役者さんがお亡くなりになられました。なんとも皮肉な話です…。 

  2006.06.25

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