東松島市
昨日は東松島市の中学校へ、震災後初めて伺いました。現在水没した1階校舎を全面改装中で、敷地周りのフェンスもひしゃげたまま。校内の壁には津波の線が生々しく残ってます。あの時は翌日の卒業式で演奏するために、楽器をたまたま一階に保管してあった所へ地震が。その為全て流されたそうです。幸い、楽器バンクのお陰で楽器は揃ったそうですが、6月頃まで全く練習出来なかったとの事。仙台市街なんかはすっかり元通りだから、県内に住んでるワダシでさえ忘れそうになる時がある。でもまだまだの所が山ほどあるんですよね。イカン、イカン、自分の中で薄れてしまわない様にせねば。さて、そんな中でも子供達は元気で明るい。サックスパートのみんなと基本的な奏法から簡単なアンサンブルまで、一緒に吹きました。きっとこの子達も壮絶な体験した事でしょう。でも一緒に吹いてる時はそんな感じは全く見せません。何てたくましいんだろう。音楽を奏でている時だけが忘れられるのかも知れません。そんな子達と一緒に自分が音楽を奏でると言う事、もっともっと深く考えなければ。色々な意味で気持ちを新たにする一日となりました。