カテゴリ:読書
いやもぅ、久しぶりに漫画を読んで思いっきり泣いてしまいました。1巻読んだときは流石よしながふみさん。また凄い話を、と思いつつも買うには至らなかったのですが、この2巻を読んで買うことを決めました。 まず凄いのは、若い男性だけが罹患する流行病によって男性人口が著しく激減した江戸時代の日本。あらゆる職業を女性がまかなうようになり、将軍職でさえも女性が継いでいます。(一種のファンタジーですね)。そんな設定ながら矛盾がないこと。そしてやはり見せ方語りが凄い。本物のストーリーテラーだな、とまた唸らされました。 1巻と2巻は時系列的には続いていません。女性中心の世間が当たり前の中で将軍職を継いだ吉宗が、今のような社会制度になったのは春日局によるものだ、ということを知った一巻。それからどう続くのだろうと思ったら2巻はその春日局の時代の話になっていました。1巻は吉宗のずばずばした改革の手腕を見せる吉宗の格好良さで魅せられましたが、2巻はそりゃもぅ純愛です。春日局に無理矢理姫君でありながら男の格好をさせられて、軟禁状態で将軍の代わりを務めさせられている千恵と、お坊さんでありながら春日局に無理矢理還俗させられて大奥に入れさせられた公家の息子の純愛。本屋で立ち読みしながら泣いて....恥。 純愛モノに弱いらしいです。わたし。というわけで買う気満々です。まだ買っていないのは1巻を取り寄せ中だから。笑。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.01 12:26:00
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