|
テーマ:闘病日記(4013)
カテゴリ:医療・病院・医師 / 闘病
白内障の術後の件ですが、結果から云うと医療過誤ではないだろうという結論に落ち着きつつあります。いろいろ調べたり意見を聞いたりしたところ、医療過誤ではなく測定誤差によるものという事のようです。
ただ、、30cm ←→100cmという誤差の程度と、結果的にそれが2回起きているということについては正直まだちょっと疑問が残ります。 そして、医療過誤とは別に、医師側の説明責任が充分であったかという点を指摘する意見もありました。確かに、手術前・後ともこの測定誤差については何の説明も受けていませんでした。それも含め私が不誠実と感じた医者の対応ですが・・・。 私は、最初の説明・取り決めと異なる結果になったのならそれは説明するのが当然と思っていましたが、セカンドオピニオンとして訪れた医師のいう「医者の常識」ではそれは違うようです。 その医師が言うには、 「医者は一人の患者に取れる時間は決まっているのでそんな説明していられない」、「そんなこと常識なので説明するという考えが思い浮かびもしない。思い浮かばないんだから説明しようがない。」、「患者が質問すればいいだけのこと」ということでした。その考えの相違については結構な議論となりましたが、結局平行線で終わりました。 医師側の主張には未だ同意できませんが、私が「当然」と思っていた事が一般的にも当然なのかわからなくなってきました。どちらが絶対的に正しくて一方が間違っていると完全に分けられるものでもないのですし・・・。 ただ、その医師が言い切った「医者は患者側に歩み寄る必要ない」「患者が医者の性格に合わせて上手く聞き出す努力をすべき」という言葉は、今思い出してもムカッ(▼▼)ときます。そして、一般的には受け入れがたい考え方をはっきり主張したその医師の態度に、びっくり&不愉快&面白かったと複雑な気持ちです。 再手術は無理らしいので、今後については必要があればまたどこかにセカンドオピニオンを求めつつ、当分は手術を受けた病院に通院することにしました。 もっと細かい内容については、下記に記録しておきます。 --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- 16日にセカンドオピニオンとして、以前白血病の化学療法治療のため入院していた病院の、眼科で屈折矯正手術専門外来担当の医師のところに行って来ました。 いろいろな検査をし、診察室に呼ばれたのは一番最後。 検査結果をみながら、わざわざそのデータを見やすいように椅子を持ってきてくれてとても丁寧に説明してくれました。 ○医療過誤か否か 医療過誤ではなく、術前検査の測定の誤差によるものだということでした。 どの人工レンズを用いるかは、下記の3要素から計算するとのことです。 1. 角膜のカーブ 2. 角膜から網膜までの距離 3. 角膜からレンズまでの距離 これらの要素は、その時の状態でも異なり、検査時のほんのわずかなズレが大きな誤差になるとのことです。 「測定誤差による焦点のズレは頻繁にあるのか?」 という質問には、 「んー、そりゃーもう!」 という答えだったので、そんなに?とちょっとびっくりしました。 ただ、70cmという誤差について後日「目の110番」という相談窓口で尋ねてみたところ 「ん~、そうだね・・・。」 とちょっと微妙な感じでした・・・。 ○ドライアイの影響 涙の量は、濾紙片を患者の下眼瞼の中に挿入して測ります。 通常はこの濾紙片を15mm程濡らす所が、私の場合は右4mm、左6mm。 かなりのドライアイで、角膜が、特に右の傷がひどく視力や焦点に影響しているのかもしれません。 ○再手術 通常、白内障の手術の傷が治るまでには2年程かかるそうです。 「2年経てば再手術できるのか?」 と尋ねた所、私の場合角膜の問題で再手術はしないほうがいいとのことでした。 となると、この状態で上手く調整していくしかないようです。ただ、時間の経過とともに状態が良くも悪くなる可能性があるとのことなので、今は注意して様子をみるようにします。 ○説明責任 医療過誤ではないものの、測定誤差が生じる事については何の説明も受けていないので、説明責任をきちんと果たしているかという問題があるかもしれないという点を指摘する医師もいました。 確かに、予め説明を受けていればこんなに不安になることはなかったかも・・・。 左右とも、事前の取り決めとは異なる結果となった事はショックでした。 また、こちらから尋ねて初めてその事を話すという態度から「やましいことがあるのでは・・・?」と更に疑念を抱くようになったのは事実です。 その旨を伝えると、 「その点、医師側にはなんの落ち度もないね。訊かれたら答えればいいだけの事ですよ。」 「いやいや、私の仕事では、努力しても顧客との取り決めと異なる結果となってしまったら、こちらからその旨と理由を説明するし、一般の人もそうだと思いますよ。」 「いやいや、医者にとってはそんなの常識だから、説明しなくちゃいけないなんて考え付かないし、考え付かないから説明しようがないんですよ。患者が訊けばいいだけのことです。」 う、う~ん、考え付かないなら仕方ない・・・? ( ̄  ̄;) 「手術を受けた病院でもこういう風に説明してくれればまだ納得できたし安心できたともと思うんですが・・・。」 「医者は時間がないからそんな説明してられませんよ。患者一人に10分ぐらいしか時間とれないですからね。アメリカみたいに一人につき30分で6万円くらい払ってくれるっていうんなら別ですけどね。もしあなたが来たのが午前中だったらこんなに説明できませんでしたよ。」 (確かにすでに長い時間割いてくれてて申し訳ない気が・・・。でも、それってお金を稼ぐために数をこなすってこと?!) と一瞬思いましたが、確かに病院も「経営」だからそれが現実で仕方ないかな・・・。 「でも、だったらその短い時間で上手く伝えるようにして欲しいんですけど・・・。『左目を主としてみるようになりますよ』なんて言われたら、『じゃあ右目はどうでもいいのか?』とか、無責任に感じてしまうんですけど。」 「だったらそう訊けばいいんですよ。喰い付いていけばいいんです。」 (・・・。でも、そんな事言ったら口論になりそうだし、しつこく訊いたら「うるさい」とか「面倒くさい患者」とかって思うんでしょ・・・ (― ― ;)) 「時間がないなら、『左目が・・・』じゃなくて、『まだ術後間もないし、これから変わることもあるから』って言葉に変えるだけでもこっちの受け止め方も全然違ったと思うんですけど?」 「いやいや、その説明で全然問題ないね。」 「・・・・・・。じゃあ、患者側ももっと訊くようにするとしてですね、医者側ももっと患者側に歩み寄るように・・・」 「歩み寄る必要なんてないですよ。たとえばぶっきらぼうな医者がいたら・・・」 「ぶっきらぼうだと分っているんなら、その医者側が改めるべきですよね?」 「いやいや、患者がそのぶっきらぼうな医者から上手に訊き出すようにしなきゃ。」 「なんで患者がそこまでいちいち医者の性格に合わせなくちゃいけないんですか?!」 ここら辺から話がヒートアップ。 でも、結局根本的に考え方が違っているので話はいつまでたっても平行線のまま。 なんだか悔しかったり悲しかったりで・・・涙が出て来ました。 そして、これ以上議論しても仕方ないと思いあきらめました。 ○今後について 「あまり病院・医者を変えるのは良くないですよ。上手くいってなかったとしても医者にも責任をとらせるという意味で同じ医者に診てもらった方がいいんです。別の病院で処置を受けて何か問題があった時に、責任の所在がはっきりしなくもなりますから。」 確かにそれも尤もな意見・・・。 「まあ、あなたがその病院を選んだんだから、最後までその病院で診てもらいなさいよ。その医師と上手くやっていく努力をして。○○病院は日本一の眼科なんだから!」 ・・・えっと、『日本一』の基準がわからないけど・・・。 そんなに言い切っちゃっていいのかな・・・? ( ̄▽ ̄;) 最後に、丁寧な説明と長時間お時間を割いて頂いたことにお礼を言うと、 「いえいえ、医者医者していてすみませんね。」 (⌒-⌒) (本当にそう思うなら改める努力をしろ!) ↑愛想笑い ↑心の声 最後に受付終了の処理をしてくれた看護師さんが気遣って、 「何かあったら、コレここの直通電話ですから。平日の午後なら比較的すいているのでゆっくりご相談に乗れると思いますよ。」 と、電話番号を記したメモを渡してくれました。 その優しさに (ノ_-。)じーん --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- 金曜日、手術を受けた病院での検診でした。 当の医者はどう思っているのか単刀直入に尋ねてみようかとも思いましたが、今更訊いてもどうなる訳でもないし、これ以上のストレスは・・・と思って止めました。 ずっと続いていた右目の痛みは先週末頃から治まって来て、今は違和感と時々鋭い痛みが走る程度です。 物を注視する時は、右目を覆うと結構良く見れます。 私が常識と思っていた事がどのくらい一般常識なのか、正直わからなくなって来ました。 そして、私が意見を求めた人達は、私の話しか聞いていないし、私に話しを合わせてくれただけなのかも・・・とも。 その事をある友達に話したところ、 「それは友達を信じてないってことや!」 と怒られてしまいました。 信じてない訳ではなくって、みんな気遣って私が求めている意見を言ってくれたのかな?そうだったら申し訳なかったかな・・・と思ったんだけど・・・。 でも、そうはっきり怒ってくれたことがまたとても嬉しかったです。 セカンドオピニオンを求めた医者と話した後は、 ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ ムッキー という状態でしたが、私が納得して席を立つまで本当に長い時間根気強く応対してくれた点、本当に有難く感謝しています。 そして時間を置いて冷静になって・・・ やっぱりまだ(-_-メ)ムカッときますが、そこまではっきり医者側の主張を言い切ったお医者さんは初めてだったので、それはすごいと思うしなかなか貴重な体験できたかな♪と思っています。 まあ、これで親切な説明がなければただのムカつくダメ医者で終わりましたが・・・。 「眼科専門で目の悪い人ばかり診てるから『それくらい』という感覚になっているのかもしれませんね」 とある医師の意見。実際それもあるのかも・・・。 今は友人との間で、「××の常識」が流行言葉になってます。(⌒-⌒) 皆様方にも、いろいろご意見・ご心配頂き本当にありがとうございました。m(__;)m :1日煮干し10匹。これ「猫の常識」でしゅよ。d(^―^=) :ほ~う、これ以上メタボになってもいいんだな?! (―_―メ)に ポチっと! → お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[医療・病院・医師 / 闘病] カテゴリの最新記事
|