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カテゴリ:家族
シトラスの周りには 親の介護で忙しい人がたくさんいます 先日も久し振りにレッスンに来た人が 「おばあちゃんがデイサービスに行ってくれるようになったの」 と嬉しそうに言うと 側にいた人が 「良かったねデイサービス嫌がる人もいるから」 と そういえば義姉が 「お義母さんは喜んで行ってくれた」 と言っていた事を思い出しました たまに電話で話しても普通だったし 手紙の文面もしっかりしていたので 義母の認知症がそれほど進んでいたとは シトラスは気が付きませんでした あっ、でも 他の人宛てに書いた手紙を シトラスに送ってきたことがあって 気を遣いながらその事を伝えると 「あら~私ったら(笑)」 と明るい反応にホッとした覚えがあります そんな自分の変化を義母は気にしていたようで 認知症が出始めた頃の手紙には 『金木犀が花盛りですけど さっぱり匂わなくなってしまいました。 熱中症以後鼻がきかなくなったようです。 目も耳も正常ですが、85歳とはこんなものでしょうか。 手足も動きますし、他に変わったことはありません。 一寸物忘れがひどくなった様です。』 そして最後になってしまった手紙には 『足腰は大変達者でございますが 頭の方が少しおぼつかなくなりまして 家族に迷惑を掛けないようにしなければと 朝夕般若心経を唱えて 一人で走りださないようにと 佛様におまいりしております。』 家族の世話をするのが生きがいだった義母ですから 家族に迷惑をかけることがとても辛かったのだと思います 手紙を改めて読み直して 義母はどんな思いだったのだろうかと 胸が詰まってしまいました 信心深い義母だったので 仏様のご加護があったのでしょうね 大好きな台所で突然倒れて それきりでした 義母の事を懐かしく思い出す 今日この頃です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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