ケルトの夢

何度となくご紹介して来ましたので、今さらなのですが（笑
祝☆コミックス！

世紀末を無事に乗り越え、バカンスに地上に訪れた、神の子イエスと目覚めた人ブッダ。
なぜか日本の立川でアパートをシェアして、堅実な毎日を送る。

思い切った設定しましたよね～中村光さん（ハナスカさん情報によると、美しい方だそうです。本物のベジタリアンマンガ家）、勇気あります（笑

初め読んだ時、不謹慎なと思い頭が拒否しかけましたが、すぐに信者になってしまいました（笑

作者様が、二人を大好きなあまり、マンガのネタにしたくなったみたいな気がします。
とっても愛が感じられて。

等身大な二人な気がします。
有名なエピソードを、うまく日常の中にないまぜて、品と質のよいギャグに仕上げています。
若干、宗教ヲタ（？）な私には、とってもツボな作品。

女子高生にジョニデ似と言われて、きめ顔を作るイエスは、自分のブログを持ったり、色々やりたがりで、ちょっとお茶目な感じ。
すごく気持ちが高まると、奇跡を起こしたり、辛いと聖痕から血が流れてしまうのが要注意。

堅実にお財布を握って、暴走気味のイエスのお守りも楽しそうなブッダは、シルクスクリーンでTシャツをプリントするのが趣味。
徳の高いことを言うと光り輝いてしまう。
天界にいる時からマンガネタをあたため、描いた作品がイエスにえらくウケる。ちなみに手塚信者。

二人がお互いを思いやっている様子が、とてもいい感じです。

たまには動物に冷たくされてみたい、とか、自分の肖像にちょっと不満を持ったりとか、聖人ならではの悩みを抱える二人（笑）

キリスト教の根幹を成す（？）三位一体をプリントしたTシャツも、

イエスが着るから「父と私と精霊」に（もちろんブッダ作）。これ欲しいけど、着こなせるのイエスだけだものな～

私が油断して、田園都市線の中で笑ってしまったのは、神社のお神輿のくだりです。

読んだ方はみんなレビュー書いて、聖☆おにいさん祭りをしましょう！（笑