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カテゴリ:マンガ
あらためまして、本年もどうぞよろしくお願い致します。 年の初めは京極さんのこの作品から(笑 直木賞を取られた『後巷説百物語』のシリーズである本作は、アニメ、実写ドラマと、あらゆるものになっていたのですね。 その中で、日高建男さんによるコミック『巷説百物語』 おもしろかったです!! この作品独自の世界が、ちょうど日高さんのマンガと相性がいい! 怪異とシリアスさとユーモラスな味わいの程よさ、動き、時代的雰囲気。 見事なマンガ化でした(現在3巻まで刊行)。 物語は― 江戸末期、武家の出ながら養子となった大店を楽隠居した、戯作者志望の青年百介は、諸国を旅して怪異譚を蒐集することを楽しみにしていた。 ある豪雨の晩に雨宿りに居合わせた者たちが口々に語り出した百物語によって、いつしか一人の僧が追い詰められて行く… これには実は大きな仕掛けがあり、やがて仕掛けた一味と不思議な縁を結んで行く… 白装束の願人坊主・又市を中心にした一味は、化け物仕立てで数々の事件を「解決」する裏稼業の面々であり、「怪異」という不合理なものをネタにしながら、パズルのようなロジックで仕立てられた物語は、なんともおもしろいです。 もちろん、本は分厚くないと読者に申し訳ないと考えている(?)京極さんの作品なので、コミックも持ち応え充分! 登場する妖怪は、いずれも天保年間の出版物『絵本百物語』からだそうです(「寝太り」…?!) WOWOWでの実写ドラマ化は、又市:田辺誠一、おぎん:遠山景織子版と、又市:渡部篤郎、おぎん:小池栄子版があるのですね。 この2人のメインキャストに関しては、田辺・遠山版がイメージに合っているなあ。 でも、どちらも見てみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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